===============>>>>> JPEG GRAPHIC DATA DOCUMENT <<<<<================
【タイトル 】: 檻の生活3
【製 作 】: 1999年2月
【ファイル名】: ginb096.jpg & ginb096.htm
【使用ハード】: DOS/V(Celeron300A+128M-RAM) + GT5000WINS + UD608R
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ひどい絵だと・・・・鬼畜な発想だとお感じになりますか?
実は私、これによく似たシーンを本当に見たことがあるんです。かなり
ショックでした。その現実のシーンにおいては手錠こそ使われていなかっ
たものの、体の大きさに比べた檻の容積の小ささはこの絵よりもさらに悲
惨なものでした。
その時、檻に入っていたのは(残念ながら^^;)人間の女の子ではなく、
実験用のニホンザルでした。野生のサルが捕獲され、とある研究所に実験
材料として売り渡されたものです。彼らが日本列島のどこの山か来たのか
はわかりません。しかし彼らは山での生活の記憶を持っています。そして、
自分には決して理解できない理由によって捕らえられ、なぜそうされるか
もわからないままに小さな檻に押し込められ、・・・・そこから出られる
のは数日に一度、実験に使われる時だけ。実験が終わればまたそこに戻さ
れます。檻に戻らずに済むようになるのは実験のシリーズが終わって内臓
を摘出された後のことです。もちろんその時には死んでいます。しかもそ
れはそれほど遠い未来ではありません。もちろん、当人にはそれすらわか
らないのですが。
そうそう・・・・この絵の女の子たちの動きや表情は、とある動物園で
見たチンパンジーの記憶が元になっています。同じ動物園の猿山のニホン
ザルたちに比べて、ずっと小さな(この絵よりはずっとマシですが)檻の
中でほんの数頭だけで生活する彼らの動きはどことなく不自然でした。眼
が虚ろで、チックのような無意味で定型的な動きを繰り返している者もい
ました。
なんだかやりきれんです。
銀茄子
http://www2c.biglobe.ne.jp/~agnus/
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