タイ北部 - Part1
Chiang Mai
チェンマイ
(近郊)

バンコクから北に約700Km、タイ第二の都市チェンマイは
タイ北部の観光の拠点でもあり、歴史と自然にふれることの出来る街です。
第二の都市とは言えバンコクに比べのんびりとした風情が感じられます。

市内の観光についてはガイド・ブックにまかせるとして、
ここではいくつか郊外の見所について紹介しましょう。


正方形のお堀と城壁の跡に囲まれた
旧市街地から市外に出ると、
山に囲まれた自然が広がります。
ドイ・インタノン山(1676m)
チェンマイの西約15kmにあるこの山の
中腹にある見晴台からは、チェンマイの
市街や飛行場が一望できます。
ワット・プラタート・ドイ・ステープ
ドイ・ステープ山の山頂に1383年クーナ王に
より建立されたお寺で、両脇に龍蛇の飾りの
ある長い長い石段を休みながら上ります。
境内には仏舎利が納められた黄金の仏塔や
沢山の鐘があります。

ドイ・インタノン国立公園
チェンマイから南西に車で1時間ちょっと、
タイの最高峰ドイ・インタノン山(2565m)を中心
とした国立公園。
さすがに山頂近くではかなり涼しく
長袖を用意していくことが必要です。
チェンマイから国立公園へ向かう途中、
道路沿いに車が停められ渋滞する所がありました。
降りてみるとそこは郊外マーケットで、いろいろな
日用品が売られており、今日は特設会場の
オートバイに多くの人が集まっていました。
ドイ・インタノン山の山頂までにはいくつもの
滝があり、この滝は落差・水量ともにかなりあり
水しぶきが霧のようになっていました。
山頂近くには国王と王妃のための仏塔が
それぞれ建てられていました。
かなりきつい坂やカーブをいくつも越えた
山頂には小さなお寺と見晴台、それに
ベトナム戦争時代米軍によって建てられた
レーダー基地があります。
残念ながら霧が出て写真が撮れませんでした。
中腹には山岳民族アカ族の小さな村があり、
少女が織物を作っていました。
タイの北部に住む山岳民族のほとんどは
中国の南部からラオスやミヤンマーを経て
移り住んでおり、ベトナム戦争や
ミヤンマーの内戦の影響もあるようです。
アカ族が米を作る田んぼや畑は、どこか
日本の農村を思い出させる風情がありました。

この他にスネーク・ファーム、
オーキッド&バタフライ・ファーム、
メーサイ・エレファント。ファーム
メーサ滝等の見所が近郊にあります。

夜はシアター・レストランで郷土料理の
カントーク・ディナーを食べながら
タイの民族舞踊を楽しんだり、
ナイト・バザールでお土産の買い物などは
いかがでしょうか。

市内の観光にはトゥクトゥクが便利ですが、
ちょっと郊外に足を向けるのであればやはり
日帰りのツアーに参加するか車を借りる方が
効率的でしょう。

(1999年9月18・21日訪問)

さあ、チェンマイからさらに北へと行ってみましょう。
チェンライ、メーサイ
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