「地下生活者」は1981年に石川浩司、とうじ魔とうじ等を中心に発足したアーチストの集まり
です。
ジャンルは音楽から各種パフォーマンス、写真、絵画、漫画、紙芝居など幅広く、ひとりひとりが
形式にとらわれず独自の世界を作り上げているように感じられます。
そのネットワークはマイナーながら北海道から九州まで拡がり、この集団のなかから、たま や
人気漫画家の大竹サラ、名古屋でもライブでおなじみの高山のサイバイズ、石川浩司とのコラボ
レーションなどで東京でも人気の高い富山の大谷氏なども登場しました。
今ではチェロの坂本弘道も参加しています。
今回は「地下生活者」の代表を務め、東京でシリーズイベント「地下生活者の夜」を主催されている
青木タカオに名古屋で唄ってもらうことをお願いしたところ、快諾していただき、名古屋のミュージ
シャン川合ケンとの共演が実現することになりました。
私達の最初の企画となる「径行く唄たち」で出演者の、ハートに語りかけてくるようなアフェクション
溢れる歌声が楽しんでいただけたら幸いです。
また、当日は青木さんの長年の友人であるシンガーソングライターのあかねさんも少し唄ってくれる
かもしれません。
あかねさんは、東京のライブハウスで独特の世界を作り出しているミュージシャンです。
あかねさんは名古屋生まれの静岡育ち。
1981年に上京し、ライブ活動を始めました。
80年代後半には、たまのマネージャーも務めて名古屋にも数回来たことがあるそうなので、知って
いる人もいると思います。
90年代にはバンドを編成(坂本弘道さんや斎藤哲也さんも参加)し、活発なライブ活動を展開しま
した。
現代音楽の要素も取り入れたと思われる文学性の高い、なおかつ親しみやすい音楽世界が好評を得て
います。
CD「あの人はどこに」(大丈夫オフィス)発売中。
名古屋ではキーボードの弾き語りを聴かせてくれるかもしれません。
★★★ミュージシャン紹介★★★
青木タカオ
新潟県出身、ボブ・ディラン等を聴いて育つ。1980年より東京・池袋の街頭で唄い続ける
ストリートシンガー。
中国・インド・中近東などを旅し、各地の音楽の要素を取り入れたエスニックな響きのあるリアルでも
何処かファンタジックな歌世界を展開。
時にはバンド、時には弾き語りで都内ライブハウスに出演する。
1997年にCD「黄色い風、バナナの夢」(地下ONレーベル)発売。
シンガーソングライターあかねとのデュエット・グループ「兄弟」でも活躍。
アーティスト集団「地下生活者」代表。
川合ケン
中学時代にフォークブームにはまりギターを弾き始め、高校時代ラグタイムなどのフィンガーピッキ
ングを習得。やがてカントリーブルースに没頭する。
旅行会社の添乗員時代に世界各地のミュージックテープを買い漁る。
30歳の時、突然自分の歌を作りだし、以降名古屋を中心にライブ活動を続ける。