「オッペンハイマー・クロイツ・アウスレーゼ」76年
八本も空けた新年会にて、一番人気はこのドイツの白でした。「オッペンハイマー・クロイツ」の76年物。25年近い熟成の賜物でしょうか。アップルジュースのような香りを持ちながら、なおかつワインとしての風格のある味わいで、確かにこれはやみつきになりそう。
アウスレーゼは「精選」の意。ちなみにシュペートレーゼは「遅摘み」。未だに混乱するけど、要するによりおいしいということになっているのだな。
フランスワインはボルドーの有名な五大シャトーとブルゴーニュの有名な作り手を知っていれば、何となくイメージは掴めるのですが、ドイツワインの場合、カビネットからトロッケン・ベーレン・アウスレーゼまで分類があって、さらにやたらと長い産地名が細かく書かれてあったりすると、もう訳が分からないです。「オッペンハイマー」は物の本によると、ラインヘッセンのワイン。ラインヘッセンの6つの有名な生産地の一つなので、物は確かなのでしょう。
飲み終わってよくよくビンテージ・チャートを見ると、76年物は単に古いだけでなくドイツワインでは二重丸の年。うーん、しまった、もっと味わっておくんだった。