ホテル京佐久宿泊客/6F 

6F客室

天地天道(あまち・てんどう) 本名:峰孝男(みね・たかお)
【年齢】45歳【宿泊目的】書き下ろしミステリー小説の執筆のため1ヶ月カンヅメ中
【外見】蓬髪、口周りに髭、骨張った顔つき、丸眼鏡をかけ、身長は180cmと高く体格もよい力自慢。
【職業】ミステリー作家【経歴】久遠社主催、第3回殿堂ミステリ倶楽部大賞を「君だけを守れない」で受賞してデビュー。技巧を凝らしたトリック物を得意とする。非ミステリのサスペンス・アクション作品も執筆。最近は執筆枚数を抑え、年2冊程度の作品を発表。
 主な作品:「血狂い」「時を告げよ」「そして僕は夢を見る」「狂い猫」「あなたは死に向かう」等(以上、久遠社刊)
 「闇よ来たりて」「真紅の宴」「雨霧」「惨殺のメロディ」「風笛」「孤高の死神」「血だまりの中で」等

佐藤三郎(さとう・さぶろう)
【年齢】33歳【宿泊目的】天地天道の監視役【外見】特徴のないのっぺりとした顔つき、銀フレームの眼鏡、細身で身長は165cmと低め、運動はダメだが、ねばりだけはある。
【職業】久遠社ノベルズ編集部所属
【経歴】大学卒業後、久遠社入社。ミステリ専門誌「レッド・ヘリング」の編集を経て、1年前ノベルズ編集部に異動。天地天道の担当となる。

中山悦子(なかやま・えつこ)
【年齢】30歳【宿泊目的】天地天道の監視役。佐藤の予備要員。
【外見】少し幼げな顔立ち、コンタクト着用、公然では常にスーツ姿、身長は150cmほど、俊敏な動きと足の速さには定評がある。
【職業】久遠社ノベルズ編集部所属
【経歴】デザイン系の専門学校卒業後、久遠社入社。広告部を経て、2年前ノベルズ編集部に異動。普段は事務全般を受け持っているが、各担当社の補助も兼務する。高校時代は短距離走の選手で国体出場経験もあり。中山の担当は週に1、2度。

伊東 三平(イトウ サンペイ)
年齢/三十代後半宿泊目的/地域活性化プロジェクトの一員として、肩書きを隠してホテルの抜き打ちチェックのため宿泊。
外見/小柄。神経質そうな印象。作り笑顔が不自然。銀縁の眼鏡。襟付きシャツにスラックス。高そうな腕時計。
職業/経営コンサルタント。現在のクライアントは京佐久観光協会。地域活性化プロジェクトの一員。
出身/京佐久地域。地域の有力者たちを陰で支える名門宇津木家の出身。長男の優一は弁護士、次男の秀二は会計士。出来のよくない三平は政略結婚に近い形で、新興勢力の伊東家へ婿入り。