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          発表! 月刊ノベル大賞2002

            大賞作品:  「誤解」  

        作者:憑木影(つきかげ)  得点:24points


 昨年(2002年)の1月1日から12月31日までの間にいただいた「メール評
価」および「オンライン評価」をそれぞれ、○=2points、△=1point、×=-1pointと
して合計した結果、月刊ノベル2002年3月号に掲載した「誤解」(つきかげ作)
が、最高得点となりました。「誤解」は氏の得意分野であるファンタジー系の香りが
ぷんぷんとして、(私の苦手の)カタカナ名がたくさん登場します。しかし、タイト
ルが示唆するように、それだけの冒険活劇ではありません。目にしている現実世界が、
いつの間にか裏返ってしまう、まるでメビウスの環のような錯綜感を味わえます。未
読の方はぜひご一読を。

 なお、読者のみなさんからいただいた○×評価の総投票は138票でした。どうも
ありがとうございました。次点は2作品が同点でした。佐野祭さんの「排水管にあこ
がれて」と青野岬さんの「遠雷」で、13得点でした。

 それから、ここに選ばれなかったとはいえ、昨年、紹介させていただいた9作品は
いずれも編集人ミヤザキが自信を持ってお薦めするお気に入り作品ばかりです。どう
ぞ、バックナンバーの一覧表から、お読みください。あなたにとっての傑作・佳作が
きっと見つかると思います。

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 今月号は、月刊ノベル大賞2002を受賞されたつきかげさんの最新作「最初の物
語」です。幻想的なファンタジーの裏に書き溶かされた「ある秘密」。どうぞ、お楽
しみください。

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