発表!月刊ノベル大賞2001

大賞  「青空」  えびす  31points

次点  「賽の河原」  広東 19points

[ 編集人のコメント] 今年の1月1日から12月31日までの間にいただいた「メール評価」および「オンライン評価」をそれぞれ、○=2points、△=1point、×=-1pointとして合計した結果、月刊ノベル4月号に掲載した「青空」(えびす作)が、最高得点となりました。ファンタジーですが、真っ直ぐな少女の気持ちに、気持ちが揺れてしまう**(ネタバレのために伏せ字)。この二人のやりとりが、暗い話なのに、まさに青空のような気持ちを読む人にもたらしてくれる、すばらしい掌編でした。えびすさん、おめでとうございます。
 なお、えびすさんには、2002年の1月号に再度登場していただくことになりました。お正月明けにお届けできると思います。どうぞ、ご期待ください。

 次点は大接戦でしたが、19ポイントで「賽の河原」(広東作)でした。こちらは、幼くして失った我が子に、旅先で出会ってしまうという幻想的な掌編。親として、また夫婦としての生業の哀しみが伝わってきます。

 なお、ここに選ばれなかったとはいえ、今年、紹介させていただいた11作品はいずれも編集人ミヤザキが自信を持ってお薦めするお気に入り作品ばかりです。どうぞ、バックナンバーの一覧表から、お読みください。あなたにとっての傑作・佳作がきっと見つかると思います。

 2001年12月31日 編集人:ミヤザキ拝

 追記: 作品に対する○×評価は合計92名の読者の方々からいただきました。どうもありがとうございました。

青空を読む 

→ 賽の河原を読む

表紙に戻る