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        詩 と エ ッ セ イ の 月 刊 ポ エ ム

          2004年 12月号 「 切符 」

      http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/

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       SEASON’S GREETING

 師走になりました。年賀状の準備はそろそろでしょうか。それとも
クリスマスプレゼントに頭を悩ましてます? 今年もいろいろなこと
がありましたが、どうか、健やかな年末を。
         
 月刊ポエム12月号をお届けします。今月のテーマ素材は「切符」。
 たった四行、されど四行。「切符」をテーマにした四行詩をどうぞ
ゆっくりとお楽しみください。

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         今月のテーマ素材:  [切符]
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           [今月の巻頭詩]

      卒業記念だからって
      定期はあったけど皆して切符を買って
      ぱちんって鋏を入れてもらった
      今までありがとう

          (切符/河野夏月)
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        【月刊ポエム12月号目次】

      [4行詩の展覧会]   4行詩計62編
          同人作品   9編
         準同人作品   34編
        一般投稿作品   19編

        [先月の佳作]   同人推薦結果
       [共感投票結果]   インターネット投票結果
        [編集室便り]   編集人のひとりごと
       [投稿のご案内]   一般投稿大歓迎!
        [テーマ素材]   来月号のテーマ素材は?
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 ┏━━━━━━ 4 行 詩 の 展 覧 会 ━━━━━━━┓  


          テーマ素材 「 切符 」

          〜〜 同人作品集 〜〜

   しきたり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
   遠い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 極
   通りすぎた夏と秋に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
   行き先 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
   ほうろうのたびきぶん ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ
   チケット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB
   切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
   立ち往生 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子
   切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

          〜〜 準同人作品集 〜〜
          ( )は連続掲載月数です

   きっぷ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杜若萌(12)
   愛する過去への「Ticket」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミュー(18)
   行き先のない切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 雪乃(9)
   一人旅 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あをい(8)
   涙の ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 明神夜(6)
   ヒトは切符を持って ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  aoi(17)
   未来 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ じょんじょん(17)
   セイタカアワダチソウ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ タイム(17)
   未発着 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ KOTOSU(6)
   愛行き夢行き ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ポンポコ(25)
   電車のうたたね ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ はな(9)
   思うことなのですが ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  obw(3)
   未来切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 蝉春(12)
   恋の片道切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トモヨ(15)
   帰りへ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 輝(7)
   キラキラ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 粗茶屋(15)
   ここで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ばら(3)
   もぎり屋 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 森静野(3)
   みんな行ってしまう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 飛来(4)
   いつか ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  kei(16)
   初すべり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ケメ吉(7)
   オトシモノ サガシモノ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まふ(31)
   きっぷ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ YUKI(5)
   別れ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 十織(4)
   無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hiro(3)
   better half  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 真夜(4)
   中距離恋愛 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 哀子(10)
   片道切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hinazuki(15)
   陽だまり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なんち(3)
   愁傷 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ひざし(10)
   Take-off ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ みらん(4)
   見えなかった道だけど ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ リュウ(10)
   プロポーズ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ こえて(5)
   下車 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なちゅ(3)

          〜〜 一般投稿作品集 〜〜

   扉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まさ(2)
   未来 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 三奈(再)
   切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  T/K(初)
   切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 相澤(初)
   掴みたくないものもある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ kimi(2)
   未知への旅路 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆーりん(2)
   風の汽車、発車します ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夕(再)
   旅 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ みずゑ(初)
   チケット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 台風すずめ(2)
   苦い想い出 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ せんち(2)
   その背中は何も語らず ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ さわ(初)
   使えなかった切符/僕が生まれなかったわけ ‥  瀬田玲(再)
   愛故に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 焔樹(初)
   さよなら ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 海風(再)
   あの人からもぎ取って ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミチル(2)
   買えない切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 柊(初)
   目的地 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 沙玖良美羽(再)
   人生という列車で ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夢浮(2)
   幸福の切符 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ BB(2)

  ┗━━━━━━━(掲載順番は作品の受付順です)━━━━━━┛

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 しきたり           上杉晴一郎

 電車に乗るときだけ 切符が要るんじゃない
 あらゆる しきたりに 切符が要る
 生まれるときだって一枚 死ぬときだって一枚
 ぱちん ぱちん 切符に 鋏が入る

   ◎しきたりに縛られて生きていることへの皮肉のつもりですが。
    この場合の切符は、お金とか、作法などです。
    http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
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 遠い・・           極

 みつめあい
 抱き寄せた・・
 一度だけの
 人生切符

   ◎幾山河・・重ねても、消えやらぬあの日、あの時・・
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 通りすぎた夏と秋に      聡碧

 柔らかな色彩に沈みそっとためらいがちに秋がまた巡ると
 嘘によく似たガラス細工の過去が遠い夏の石英のように煌めく
 理不尽な切なさはどのくらいたてば優しく懐しくなるのだろう
 約束を果たせず鋏を入れないまま色あせた二枚のチケット

   ◎先日、家の片づけをしてたらいろんな物がでてきました。
    20年以上の前の切符なんかもぞろぞろ出てきて思わず腰をす
    えて、時間を忘れるくらいタイムスリップしてしまいました。
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 行き先            うさぎ

 手渡されたのは 片道切符と 最初から知っていたら
 もっと 世渡り上手で いられたろうか
 きっと 別れて来た人達も 旅の途中
 みんな みんな 戻る事は出来ない 時の旅人

   ◎人は無から生まれ無に帰る・・として 
    本当は往復切符を持っているのかもしれませんね。
    そしたら 何処が折り返し地点なの?
    ・・なんて考えてしまう お題でした。
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 ほうろうのたびきぶん     しじみ

 いくあてないけど とりあえずどっかに いきたいときは
 となりえきまでの きっぷを かおう
 となりのえきを すぎたとこから きみのみちはおおきくひろがる
 いきさきのかかれた じんせいなんて まっぴらごめんさ

   ◎せっかく切符を買っても、もっと先にいきたくなったり、
    はたまたまったく逆方向の電車に乗りたくなってしまったり
    すること度々です。そういうときは、こうやって自分を正当化
    したりしています^^;。
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 チケット           LIB

 僕を見ていてほしいから
 チケットをあげよう
 ライフステージの僕を
 いつまでも君に

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 切符             河野夏月

 卒業記念だからって
 定期はあったけど皆して切符を買って
 ぱちんって鋏を入れてもらった
 今までありがとう

   ◎〜終わりに〜 12月ですね。とりあえず、今回で一端、区切
    りになるようです。また、ぼちぼち私もやっていきますんで、
    よろしくお願いします。
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 立ち往生           周子

 指の間から滑りおちた
 あなた往きチケット
 行き着けるはずだった心が
 往き場所をなくして 立ち往生

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 切符             叙朱

 列車は橋を渡る
 レールに合わせて気持ちが弾む
 ポケットには真新しい周遊券
 それとささやかな期待

   ◎かつてお世話になった国鉄の割安周遊券、いまではJR青春
    18切符っていうらしいですね。
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           ◇準同人・推薦詩◇

  オトシモノ サガシモノ どこだろう、切符
  もう 戻れないから 見当たらなくて
  サキへの 切符 今は その手の 中に 強く握って
  いまの オトシタサガシモノ もうココにあるから 探さないで

        (オトシモノ サガシモノ/まふ)
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            準同人作品集

   (準同人とは連続3ヶ月以上、連続掲載された方々です)
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 きっぷ            杜若萌

 いっしょうけんめい となりをあるく
 ちいさなちいさな きみのてに
 しっかりとにぎりしめられた あわいひかりは
 やさしくかがやく みらいへのきっぷ

   ◎小さな子どもと手をつないだ時、とても手が温かくて、
    子どもは笑顔いっぱいで、すごく優しい気持ちになりました。
    子どもが持つ「未来への切符」を、大人の都合で奪ってはいけ
    ないと、思います。
    http://kmoe.k1.xrea.com/
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 愛する過去への「Ticket」   ミュー

 あてなき やみを すすむ ひと
 あえない きみに ひかり あれ
 ──さあ だいち そら はいあがれ
 ふり かえらずに いきかえれ。

   ◎ギリシャ神話のオルフェウス(琴の名手)に寄せて創作。
    未来への切符か、愛する過去への投身か。
    http://www.din.or.jp/~dona2/farce/silent/
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 行き先のない切符       雪乃

 手のひらには 行き先のない切符
 どこまで行けるのか 笑いながら語り合った
 暖かい空気と 穏やかに過ぎてゆく時間
 ゆっくり歩いていこう この切符に到着駅はない

   ◎人の行く先に、到着駅はない。
    だから、焦らずのんびり生きていきたいものですね。
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 一人旅            あをい

 どこへ行こう どこへ向かおう
 わくわく ドキドキ 心を踊らせながら
 いろんな出会いを求めてさすらう
 切符片手に 一人旅

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 涙の……           明 神夜

 彼女は行ってしまった チケットを片手に
 そんな唄を思い出した
 僕の手の中にある切符は
 君への想いから旅立つために

   ◎涙の乗車券、という唄があります。有名ですね。
    カーペンターズとビートルズが唄っています。
    哀愁漂うカーペンターズの方が好きです。
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 ヒトは切符を持って      aoi

 赤血球が酸素を持って体の隅々に移動するように
 ヒトは切符を持って世界中を移動する
 経済なしで生きられないこの生命体は、
 小さな紙切れで自分の行き場所を確保しようとして。

   ◎やっと、ホウ・シャオシェン監督の『珈琲時光』を見てきました。
    人ではなく、電車と都市が主人公である映画でした。
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 未来             じょんじょん

 あなたは まだ切符を受け取ったばかり
 行き先が どこなのかさえ 未知の世界
 わたしは ただ切符を授けただけ
 あなたの 行き先を 楽しみに見ていくよ

   ◎出産予定日まで、1週間を切りました(11月3日現在)。
    はやくBABYに会いたいな。
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 未知への旅路         ゆーりん

 どこへと向かうかわからない切符、行き先も告げられず
 これから何がおこるかわからない
 辛くても、楽しくても、最後の終点へ着いたとき
 幸せという駅につければいい

    http://yuuci.fc2web.com/yuucinekoneko/home.html
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 セイタカアワダチソウ     タイム

 生業が
 雑草だと 思ったことなどない
 片道切符をコブシに包み
 異国の風に立つ

   ◎生業 : なりわいと読んで下さい
    冷たい風に立つセイタカアワダチソウの強さに、
    圧倒される時があります。
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 未発着            KOTOSU

 貴女に告白する
 そんな勇気もなく
 貴女着便の切符を
 ただぎゅっと握り締める

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 愛行き夢行き         ポンポコ

 心の揺れは愛行き 涙の雨は夢行き
 もう少し夢が見たかった もう少し愛が欲しかった
 小さな揺れと 少しの雨で夢も愛も消えていく
 愛と夢の切符があれば もう一度・・・

    http://homepage3.nifty.com/kakusidama/
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 電車のうたたね        はな

 車掌さんがわたしを起こして言った
「切符を拝見いたします」
 ぺこん、とおされたハンコをみて、
 ちょっとほほえみかけてみて、わたしはまた、夢の中。

   ◎よく岡山に鈍行でいくんですが、緑の中をローカル電車が
    走っているあのかんじ。すごく安心できます。
    今度いくときには、紅葉もみれたりするんかなあ・・・
    この前に続いてまた電車のうたになりました 笑
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 思うことなのですが。     obw

 改札口の切符入れに吸い込まれそうになる。
 それは、あまりにも、切符が小さすぎて、
 そこで、定期の大きさに慣れてしまっちゃってる自分に気がついて、
 現代に溶け込んでしまった、自分に気がついた、自分がいたから。

   ◎思ってたことを綴ってみただけですスミマセン;
    本当に慣れって怖いな〜^^;
    切符が小さいもんw手が本当に吸い込まれそう。
    改札口に恐怖を覚えています。
    http://www.geocities.jp/possitive_712/
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 未来切符           蝉春

 将来へ向かう切符は
 自分で決めて作った
 あとはちゃんと行く先の電車に乗るだけ
 目的地は決まっている

   ◎段々難度があがっていくテーマについていけるか不安です;
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 恋の片道切符         トモヨ

 恋の片道切符をキミに渡したね
 あの日はまだ片想いだったから…
 あれから十年経ったね
 切符がまだ有効なら恋は実りますか?

   ◎切符の有効日を見て思い出しただけなんですけどね^^;
    http://www.geocities.jp/freeverse20030601/
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 帰りへ            輝

 今日 君 は帰り ました
 キス して 手を握り 駅まで 歩きで
 そして 電話で 切符は いくらだっけと 聞かれました
 私は 素直に 答えて 切符を買う音 を 聞きました

   ◎今日の出来事o
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 キラキラ。          粗茶屋

 ちょっと遠くへ行ってみようか
 見知らぬ遠い街までも
 ドキドキワクワク忘れられない
 少年の心をなくさぬように

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 ここで            ばら

 予定時刻を過ぎて
 少しずつ離れていく汽笛の音
 見えない場所から 大きく手を振った
 もう 必要のない切符を握り締めて

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 もぎり屋           森静野

 さあさ、いらっしゃいまし おいらはもぎり屋
 老若男女のぬうと出された切符をもぎるよ
 さあさ、早くしないと見逃すよ もぎってもぎってもぎりまくれ
 人の好奇心が飯の種 もぎりよ今夜もありがとう

   ◎Suicaのカードにしてから、切符売り場に並ばなくなりました。
    まだカードで買い物はしたことがありません。
    http://www.glw.jp/index.html
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 みんな行ってしまう      飛来

 切符に殺された みんな殺されてしまう
 切符に、誰も何もいえなくなる駅で、ホームで、夕日がずっ
 と向こうにあるね、でも見えなくなる感じなくなる うつろ
 な瞳だけが残って 電車が来て何も残さないここに、何も

   ◎みんな行ってしまう
    切符を買ったら、みんな行ってしまって
    誰も残らない、ここに、ホームに、駅に、繰り返しだけが
    あるだけ、毎日、毎日。
    http://hiraima.fc2web.com/
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 いつか            kei

 失くした切符の在り処は誰も知らない
 失くした切符はもう戻らない
 だから僕は新しい切符を手に入れるために
 いつか約束の地に辿り着くために

    http://www.geocities.jp/kei_s551011/
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 初すべり           ケメ吉

 パスポートみせ
 リフトはぐんぐん
 吐く息さえも躍っている
 白のパノラマ

   ◎年寄りは、スキーより温泉。(^^)
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 オトシモノ サガシモノ    まふ

 オトシモノ サガシモノ どこだろう、切符
 もう 戻れないから 見当たらなくて
 サキへの 切符 今は その手の 中に 強く握って
 いまの オトシタサガシモノ もうココにあるから 探さないで

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 きっぷ            YUKI

 あの日 風に手渡された 一枚のきっぷは
 靴底に ずっと かくしたまま
 行き先も 期限も ない
 あなたが 決めてくれたら いい

   ◎行き先のない切符を、誰もが一枚は持っているのだと
    思います。私の行き先は、誰が知っているのでしょう。
    それは、あの人か、この人か、または私自身なのかもしれない。
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 別れ             十織

 乗る時に持っていたはずの切符を
 僕はどこでか 落としてしまった
 降りていく君をただ見ることしか出来ない
 そして僕を乗せたまま 電車は走る 走り続ける

   ◎追いかけたくて、降りられなくて。動けない足を恨みます。
    あの人の姿が見えなくなって、初めて崩れる気の強さも。
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 無題             hiro

 この手に握り締めたものは小さな紙切れ
 自分しだいで過去に戻る?未来へ進む?
 そう 戻ったところで今は変わらない
 なら未来へ進もう Ticket片手に

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 better half         真夜

 貴方の掌の中の切符 私の掌の中の切符
 行先は 同じと思ってた
 どこの乗り継ぎ駅で逸れたのだろう…貴方と私の心
 行先が刻印されていない 形の無い愛の切符

   ◎初めから、貴方と私の切符は…つがいではなかなった。。。
    哀しいけれど、それは紛れもない事実。。。
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 中距離恋愛         哀子

 デート行きの切符
 車窓に映る姿を何度もチェックして
 ひとりで予行練習・・・
 案外可愛い自分が居たりして_

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 片道切符           hinazuki

「さようなら、また会う日まで」
 そう言いながら、片道切符を握りしめた
 ぎゅっと手の中に押し込められた私の気持ち
 君は気づいていたの?

   ◎握りしめた片道切符は、別れのチケット。
    だけど、新たなる旅立ちへのチケットでもあるのですね。
    http://www.geocities.jp/lovepieces_moon
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 陽だまり           なんち

 陽だまりには暖かさがまだ残っていて
 うらびれた線路沿いの歩道には知らない花が咲いていた
 片道切符であの人の腕の中
 何もかも捨ててしまっても、よかったんだ

   ◎僕は、何の理由もなく仕事をサボって近所をふらふらしてし
    まうときがあります。
    切り札のような逃げ場所がない分、こういった免罪符が
    あったらいいなぁ…と、思うことが良くあります。
    すべからく、感謝して。
    http://homepage3.nifty.com/fnanchi/
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 愁傷             ひざし

 レストランのレシート 高速道路のチケット 電車の切符
 どれもあなたのにおいがする
 もう増えることのない 行き場を失った思い出たち
 こんな秋晴れの青い空 高く高く舞い上がれ   
  
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 Take-off           みらん

 粉雪が舞い降りる日
 乾いた大陸を渡ってきたリターンチケット
 後戻りもできる
 まだ許される時空があるという甘さ

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 見えなかった道だけど     リュウ

 この切符でどこまで行けるのだろう
 そう考えたとき手に入れるまでの事を思い出した
 さぁ行こう 準備は整っている
 そして僕は切符を手渡した

   ◎自分で努力してきた事っていつか必ずためされる時がくると
    思うんです。そんな時自分のやってきた事を信じて疑わず進
    んでほしいです。そうする事で見えなかった道も少しづつ見
    えてくると私は思います。
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 プロポーズ          こえて

 私と結婚できる 切符をあげる
 一枚だけの 切符をあげる
 あなただから 切符をあげる
 それが私からのプロポーズ

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 下車             なちゅ

 君が
 降りる
 駅に
 なるから

    http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=natbra
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          ◇一般投稿・推薦詩◇

      逃げるようにして手に入れた切符
      まだ、残ってる。
      机の中から取り出して、ため息を一つ
      未だ忘れられないまま。

         (苦い想い出/せんち)

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           一般投稿作品集

    (初掲載または再掲載/2ヶ月連続の方々です)
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 扉              まさ

 さぁ壊してしまおう、いままでの自分を
 さぁ傷つけてしまおう、愛する人を
 これでもう縛るものはなくなった
 あとは己が欲望の召すままに

   ◎人生のリセットボタンてあるんですかね
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 未来             三奈

 未来への切符を掴んだ君と
 諦めた私
 何もかもを捨てて、歩き始めた君を私はあざ笑ったけど
 本当は、羨ましかった

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 切符             T/K

 幼い頃見た風景は 無限に続く道 
 吹く風は優しく 幼い可能性を 包み込む
 今もまだ 握り締めている 切符が 大人になった私を 促した
 可能性に満ちた未来は どこまでも続く 最終駅には程遠い

   ◎いくら大人になっても可能性は無限。
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 切符             相澤

 くしゃくしゃにしたそれは
 ポケットの奥に
 そして僕は
 いつものように

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 掴みたくないものもある    kimi

 偶然を掴んでしまった
 失くせない過去の記憶
 未来はきっと輝いているさと
 掴んだ希望も霞むチケット

   ◎時に掴みたくないモノを手にしてしまう。
    後戻りをしたくないときに限って
    後戻りをしてしまうような現実が其処にあるように

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 風の汽車、発車します。    夕

 さあ、行きましょう。手荷物は心と健康な体
 乗る汽車の名は「風の向くまま・気の向くまま」
 運転手の紳士が案内をします、永久有効切符をお持ちください。
 汽車の発車時間は、見えない風まかせです。

   ◎これは昨日の夜に夢に出てきたことです。
    昔のイギリスとかにいそうな20代くらいの男の人が(詩の中
    では紳士)なんか、汽車の中に案内してくれて「汽車の名前は
    なんですか?」って聞いたら「風の向くまま・気の向くままで
    す。さあ、今日はいつ風がふくのでしょうね。この汽車は風ま
    かせですから」なんて言ってたのを思い出して。
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 旅              みずゑ

 最寄の駅から旅に出ます
 なるべく遠くの
 きれいな名前の切符を買って
 びしょぬれのこころを乾かす旅です

   ◎みなさまはじめまして、初投稿です
    あたまに浮かんだ言葉を打ち込んだだけのシンプルな詩ですが
    どなたかに気に入っていただけたら幸いです
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 チケット           台風すずめ

 行き先は決まっている
 行き先は決まっている
 行き先は決まっている
 行き先は決まってるんだ

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 苦い想い出          せんち

 逃げるようにして手に入れた切符
 まだ、残ってる。
 机の中から取り出して、ため息を一つ
 未だ忘れられないまま。

   ◎なんか、記念に残るような切符も
    結局改札口でなくなってしまう・・・って感じです。
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 その背中は何も語らず     さわ

 きみは一度も振り返らないまま
 何度もきみの名前を呼ぶのだけれど声は消されてく
 ぼくはひとりぼっちだろうか?
 人のいないホームでただ立ち尽くす

   ◎初投稿です。無人駅のホームをイメージしました。
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 使えなかった切符/僕が生まれなかったわけ
                瀬田 玲

 神様に貰った天国いきの切符
 遂に日付は昨日になってしまいました
 僕は生まれる事が、天国で電車から降りる事が
 考えるだけでたまらなく寂しかったのです

   ◎久し振りの投稿です。
    ひょっとして一、二年ぶり??だと思います(笑
    切符といえば、少し前に「実在する」と話題だった天国駅いき
    の切符(今は売られていません)がすぐに思いつきました。
    そして本当に天国へ行くには死ななければならない事、
    死ぬ前には生まれなければならない事が。
    私は切迫流産で、いつ流れてもおかしくない子だったそうです。
    ひょっとしたらこんな風に、生まれることを躊躇していたのか
    なあ…などと思いました。
    握らされていたのが地獄往きの切符だったから
    渋っていたのかも知れませんけど。。(!
    http://dadadate.fc2web.com/
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 愛故に・・・         焔樹

 してはいけない恋なれど
 求めて止まない その胸に
 この身を委ねて 二つ目の冬
 片道切符を手に 君の元へ

   ◎ありがちな使い方ですが美しい思い出、正統派な恋?を描く詩は
    とても万人受けするモノですが・・・。
    世の中には様々な恋愛があり、道をはずれても
    純愛というモノは存在するというコトを伝えたいと思いました。
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 さよなら…          海風

 アヲ空を見上げて手を高く伸ばし
 いっぱいいっぱいの心を解き放ち
 握りしめた小さな青い切符
 明日しずかに風に飛ばそう… か…

   ◎何となくとっても悲しくて.....
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 あの人からもぎ取って     ミチル

 汗ばむ左手で握ったたった一枚の切符は、無意識のうちに
 あの人を私のもとへと引き寄せていた
 発車を知らせるベルが拍車をかける、それでも
 温かないつもの感触がまだはっきりと、この右手にあった

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 買えない切符         柊

 行き先もわかっているのに、販売機の前で駅名を見つめるだけ
 それはたった一人しか乗れない列車なのは知っているから
 貴方が私にくれたのは、帰りの切符だったね
 まだ、その切符を使えずにいる私

   ◎初めての投稿です。誰でも好きな人が忘れられずに、
    心に残る思いってあるのでしょうか?
    私は良い意味で相手を忘れずにいたいし、
    忘れずにいてもらえたら嬉しいかも?です。
    その思いが、過去形であったとしても、
    勿論、進行形も・・・。
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 目的地            沙玖良美羽

 逃げ出そうか 旅立とうか
 それとも あの日に帰ろうか
 この一枚の切符で
 今 何処へ向かおう

   ◎とにかくここから動かなきゃ、そんな焦りにいつも
    どこか急かされているような、そんな気がします。
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 人生という列車で       夢浮(むぅ)

 移ろう景色に心揺らすこともなく 旅先の味覚を楽しむこともなく
 誰かと時を共有することもなく ただ 駅をやり過ごすだけの貴方
 切符はね 列車に乗ってしまっても 行き先変更が出来るのよ
 行こうか迷っているのなら 途中下車してみるのもいいね

   ◎一度乗ってしまった「安定」という名の列車から降りるのは、
    なかなか出来ないことですよね。
    路線変更する勇気や意欲を持てないのなら、
    気持ちを切り替えて、現在の列車の旅を最大限に楽しんで
    “生きたい”ものです。
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~u145/
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 幸福の切符          BB

 幸福駅で切符を買った
 財布に入れて ずーっと持っていたが
 いつの間にか 無くなった
 ずーっと持っていたかったのに

   ◎昔、北海道に小さい駅「幸福駅」があり、
    その駅発行の切符が有名でした。私も一枚持っていました。
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        ☆☆☆ 先月の佳作 ☆☆☆
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  同人の推薦票による先月号の佳作作品をご紹介します。

         テーマ素材 「 黙 」

    残念ながら3票以上の推薦作品はありませんでした。

      推薦のあった4行詩はつぎのとおりです。

 silence(LIB)、沈黙(うさぎ)、モノローグ(叙朱)、
 扉(泉堂さくら)、表現(灯火)、蝶(タイム)、心(周子)
 放課後の音楽室の思い出(aoi)、カウントダウン手前(ばら)
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         [ 編 集 室 便 り ]
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 ニュースを聞いてわが耳を疑いました。なんと、12月だというのに
日本近海で台風発生? もしも日本列島にやってくるようなら観測史上
初の怪挙(?)だったとか。なんだか異常気象続きだった2004年を
象徴するかのような珍事ではあります。

 今月は「切符」というテーマ素材で四行詩をお寄せいただきました。
たくさんの投稿、ありがとうございます。だんだんと電子的な手段に切
り替わり、姿を消しつつある切符ですが、やはり詩にする場合に「行く
手を明示するもの」という感じという捉え方が多かったようです。
 巻頭詩には河野夏月さんの「切符」を選びました。卒業記念に、と切
符を買って鋏を入れてもらう。たぶん、通学先の最寄り駅でのエピソー
ドでしょう。これから先、あちこちへと進路が分かれてゆく友人たちと
のちょっと切ない気分が読み取れました。
 推薦詩は準同人がまふさんの「オトシモノ サガシモノ」で、一般投
稿がせんちさんの「苦い想い出」です。まふさんは連続掲載がついに3
0ヶ月を突破した方ですが、今回はやや観念的ながらも自分の中での割
り切りがうまく韻を踏んだ四行詩になっているなと思いました。また、
せんちさんの「苦い想い出」で登場する机の奥にあった切符。想い出に
とわざわざ残しておいたはずが今は苦いんですね。

 月刊ポエムは来月、ちょっとリニューアルを予定しています。これま
での競作投稿マガジンというスタンスはそのままですが、もっと推薦詩
の枠を広げて、たとえば「四行十佳選」(仮称)というかたちで紹介し
たいと考えています。これまでの同人システムは終了し、新しく登録会
員(仮称)というかたちで著作権保護をし、メールマガジンに加えて、
紙本「言葉の栞」を詩誌として刊行してゆきたいとも思っています。ど
こまでやれるかわかりませんが、どうぞ来年もまたよろしくお願いいた
します。
 
 それではよい年末と新年をお迎えください。

          編集人 ジョッシュ拝

 月刊ポエム http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/
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         [ 投 稿 の ご 案 内 ]
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 詩とエッセイの電子マガジン・月刊ポエムでは、毎月定めた「テーマ
素材」による4行詩を募集しています。どなたでも気軽に参加できます。

 ◎初めてのかたは「投稿案内」を必ず読んでください。
  http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/omake/toukou.htm
 ◎投稿専用の掲示板
  http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/cgi_bin/karubbs/karubbs.cgi

 注意:投稿されても必ずしも掲載されるわけではないこと(選詩)を
    あらかじめ、ご承知ください。
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          [来月号のテーマ素材]

    これが現在「募集中」の4行詩テーマ素材です。
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             ひかり【光】

          〔動詞「光る」の連用形から〕

(1)目に明るい感じを起こさせるもの。物理的には光は電磁波で、普通目
に感じる可視光線をさす。さらにそれに赤外線・紫外線を加えていうこ
ともある。空間中を直進し、また反射・屈折する。速さは真空中で一秒
間に約30万キロメートル。
(2)(ア)明るさを感じる目の力。視力。
  (イ)目の輝き。また、視線。
(3)人の心を明るくはればれとさせることやもの。光明。希望。
(4)人に尊敬の念を起こさせるもの。他を威圧するような勢い。威光。
(5)輝くばかりの美しさ。特に、容貌・容姿の美しさ。
(6)光栄。はえあるもの。名誉。
(7)物事の威力。特に、金銭の威力。金銭。

       出典:三省堂提供「大辞林 第二版」より
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      < 投稿締切りは12月25日です>
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          [ 季刊誌・言葉の栞 ]

 インターネット投稿マガジン「月刊ポエム」に、紙本バージョンが誕
生しました。季刊誌「言葉の栞」です。これまでのメールマガジン「月
刊ポエム」の配信とインターネット上での「4行詩の展覧会」に加えて、
実際の紙本に作品を印刷製本して、郵送配布する活動です。
 11月、第3号(2004年秋号)を発行しました。

 季刊誌案内のページ
 http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/omake/publish/index.htm
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 メールマガジン: 詩とエッセイの月刊ポエム12月号
     発行日: 平成16年12月5日
          (毎月第一日曜日発行)
   総発行部数: 700
     発行元: mbooks(ジョッシュ)
          http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/
     連絡先: prn81060@yahoo.co.jp
     著作権: 著作権はmbooksおよび各作者にあります。 
          転載や引用は必ず事前にご相談ください。
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