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       詩とエッセイの月刊ポエム

      テキスト版・5月増刊号・発行部数798
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      詩を書き、詩を読み、感想を書こう。

 真夏日のような暑さが続いています。皆さん、お元気ですか?
 遅くなりましたが、月刊ポエムの5月増刊号をお届けします。こ
 の増刊号では、月刊ポエム5月号掲載作品(4行詩や絵)に対す
 る感想コメント等を特集しています。

 (感想交換はホームページの掲示板で行っています。ここでは感
 想コメントのついた作品のうちの1部を紹介しています。)
 
 同じ詩でも、読む人によって感じ方が違ってくる、そんなささや
 かな驚きを増刊号で見つけてください。

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     今月号のテーマ素材:  [時・Time]

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       【月刊ポエム・5月増刊号目次】

  [今月の感想集]  4行詩12編+絵1点への感想
  [4行詩の展覧会] 4行詩12編
  [編集あとがき]  編集人のひとりごと
  [投稿のご案内]  投稿要領はこちらをご参照ください
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 ┏━━━━━━━ 今 月 の 感 想 集 ━━━━━━━━┓  

   (詩) こどもじかん(なお)      by 夜行人間
   (詩) 時(七海)           by 相模流緒
   (詩) Time Bomb(ほたる☆もえ)    by 空
   (詩) 探し当てた答えの一つ(夜行人間)by 七海
   (詩) 儚い者たち(相模流緒)     by うさぎ
   (詩) 砂時計(うさぎ)        by 杏条
   (詩) ひとやすみ(空)        by チャコ
   (詩) あなたへ(杏条)        by 叙朱
   (詩) 時間(KURARA)         by 河野夏月
   (詩) 時(チャコ)          by なお
   (詩) 決壊(河野夏月)        by ほたる☆もえ
   (詩) 時(叙朱)           by Kurara
   (絵) 時(うさぎ)          by USUKURA

 ┗━━━━━━━(掲載順番は原稿の受付順です)━━━━━━┛

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  ■夜行人間>感想>こどものじかん>なおさん
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 こう言う、人の弱いところを突いてくる詩は堪りませんね(汗笑)
 子供の頃、誕生日が来るのが楽しみでした。
 ひとつ歳を取ると、ひとつ偉くなった気がして。
 それが子供の頃時間なんだと思うのです。
 毎日が楽しくてしかたない、悩みなんて無い時間。
 この詩で言う「宇宙」も「未来」も無限の可能性を、
 暗示していて、子供の心はそれを本能で知っている。
 無限の可能性と言う純粋な幸福。
 我々大人は、気がつくと失っていますね。
 でも。
 塾の模試で「あなたの入れる中学校」とかはじき出されている子
 供達に、 果たして「こどものじかん」はあるのでしょうか?
 シュミレーションが完成している未来。
 いつぞやも書きましたが、我々大人は何てこども達に詫びればい
 いのでしょうか。
 ただ、ただ、深い作品だと思います

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  ■相模流緒>感想>七海さん>時
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 好きな人を忘れようとすることはとても苦しくエネルギーの要る
 ことですよね。
 どこかに彼の面影を探してしまう自分がいる・・・。

 私も経験のあることなので、とても切ないようななつかしい気持
 ちにさせられました。

 何気ないしぐさでも2人でいるときは空気のような存在で、気付
 かない部分が多いんですよね。
 例えば、クセとか・・・。
 それを見れなくなると、どこかに同じようなものを求める・・・
 恋をしていた時の自分を思い出してしまいました^^;

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  ■空>感想>Time Bomb>ほたる☆もえさん
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 時限爆弾に何か意味があるのかと思ってあとがきを見たのですが、
 そんなことはなかったので、なぜか安心してしまいました。
 なんか、状況を思い浮かべるとかわいい感じがする詩です。
 たまたまもらって風船なのでしょうが、そこには何か意味がある
 ような、、、ひとときの危険物ですね。(^‐^)

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  ■七海>感想>夜行人間さん
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 こんばんわ
 いつも楽しみにさせてもらっています。
 ”探し当てた答えのひとつ”
 誰もが心の中でなんとなくある、見えない気持ちにまっすぐ入り
 込むような感じを受けました。
 勝手な思いこみの感想でごめんなさい。
 私は好きだなあ・・・私も最後にあぁ そうだったのか・・なん
 てつぶやいてしまいそう(笑)

 それでは

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  ■うさぎ>感想>相模流緒さん>儚い者たち
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 こんばんは。
 今月はすっかり感想が遅くなってしまいました。
 ごめんなさい。
 運命の人....何処にいるんでしょうね。
 私も、はた...と真剣に考えてしまいました。
 運命の人はきっといるだろうけど、もうすれ違ったのかもしれな
 い..とか もっとずっと出会うのは先なのかな?
 ..なんて内心複雑です。
 時間を思いのままに操れたらいいですね。
 (それじゃ、まるで魔女かな(笑))
 これからも、よろしくお願いします。

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  ■杏条>感想>うさぎさん
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 時計が示す時間の速さは一定だけど、体が感じる時間の速さは場
 合によってぜんぜん違う。
 欲しいときになくて、いらないときにある。

 時間ってそういう天邪鬼ななにか。
 そして人間はそれに振り回されて生きている。
 幼いころ、すべてがやさしく永遠だったあのころには、時間がや
 さしくしてくれていたのでしょうか?

 ”時間銀行”なんて言葉を思い出してしまいました。

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  ■チャコ>感想>「ひとやすみ」>空さん
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 読んでいて、ほっとさせられる暖かい詩ですね。
 私には逆立ちしても書けそうにないので、うらやましいです。
 ミニホームページの「時の神様」もテンポが良かったと思います。

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  ■叙朱>感想>あなたへ/杏条さん
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 予定していたことが急に取りやめになったとき、時間を持て余し
 てしまうことがあります。ゆっくり昼寝でも、いやいや本でも読
 んで・・・。忙しく動いているときは、もっともっとほしくなる
 もの=時間。そのくせ、ひょいと時の空隙に投げこまれると、考
 えもなく無為に安易に過ごしてしまっている自分。読みながら、
 そんな自分をちょこっと反省しました。

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  ■夏月>感想>時間>Kuraraさん
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 ちょっと、哀愁というか、寂しさの漂う詩だなあと思いました。
 それと同時に、文章が整っていて ちょうど良い雰囲気を出して
 いる気がしました。

 最初の1行で、光り輝いて、と言っているので 悪いことばかり
 でもないのだろうと。んー、でも、やっぱり、それがなおさら、
 失われたものに対する懐かしみって言うんですか?、哀愁が漂う
 なあ。

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  ■nao>感想>時>チャコさん
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 記憶は記録ではないから、時の流れで変化する。そんな心の中に
 刻まれる記憶って、きっと時が止まるときも、一瞬に過ぎ去るこ
 とだってあるんですよね。記憶の中にある時の流れは、ちょっと
 不思議でちょっといいなぁ。

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  ■ほたる☆もえ>河野夏月さんへ>感想
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 決壊、いいですね・・・。
 言葉がストレートで気持ちいいです。
 私も溢れ出してしまうように思います。
 溢れ出した先が幸せな未来だったらいいですね!

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  ■KURARA>感想>時(とき)/叙朱さん
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 読みながら、その通りだなぁとしみじみ思ってしまうような内容
 でした。言葉の使い方がとても上手いですね。
 切り刻んでみても意味を為さない。編集してもそれでは嘘になっ
 てしまう。悲しくなってしまうような過去でも、その時間こそが
 自分自身なのですね。

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  ■USUKURA>感想>うさぎさんのCG
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 寒色系でまとめてあって、ちょっと寂しげな感じが良く出ている
 と思います。
 時間がない。時間に追われている様子が伝わってきます。
 雰囲気が、星新一氏の挿し絵の真鍋博氏の絵のような感じだなと
 思いました。
 真鍋氏の絵は星氏のストーリーのように、さらっと簡潔で、スト
 ーリーによくマッチした感じですきでした。

 (うさぎさんの絵はホームページでご覧ください)

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        4 行 詩 の 展 覧 会 

       感想コメント集の対象となった作品です。
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  (詩)こどもじかん  
                    なお
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 お日様といっしょに おはよう!っていって
 お日様に包まれながら ころがって
 お日様にさよならして また朝ね!って約束して
 すべてが宇宙とつながっていた 未来への時間

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  (詩)時  
                    七 海
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 二人でいた季節をいくつ超えても
 忘れる事なんて出来ない
 あなたに似たしぐさを見つけて
 私は過去を抱きしめる

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  (詩)Time Bomb 
                    ほたる☆もえ
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 オレンジの風船片手に
 満員電車に乗り込む
 不自然な空間ができる
 そう 私は時限爆弾を抱えている

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  (詩)探し当てた答えの一つ
                    夜行人間
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 何で気がつかなかったんだろう
 地獄も 楽園も
 すべては 自分の心の中にあったんだ
 あぁ そうだったのか……
 
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  (詩)儚い者たち  
                    相模流緒
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 私を形成しているもの・・・70%の水と30%の細胞
 それだけで生きているわけじゃない
 時間はあまりにも短い
 あのひとを見つけるには・・・

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  (詩)砂時計  
                    うさぎ
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 この胸に、この腕に残り少ない砂時計の砂が
 加速して落ちて逝くようにさよならの時間が迫る。 
 幼い日、時はあんなにもゆっくりと、優しかったはず
 今は ひたすらに切ない。

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  (詩)ひとやすみ  
                    空(SORA)
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 たまにはのんびり行こうじゃない
 あくせくしてないで
 立ち止まったっていいんだよ
 全部君の時間なんだから

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  (詩)あなたへ
                    杏条
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 あなたが足りない あなたが欲しい
 あんなに強く思ったくせに
 会えばあなたを潰そうとする
 わたしは勝手な生き物です

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  (詩)時間
                    KURARA
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 傷だらけの石は光り輝いて
 衝動は静かに鎮火して
 唯一はその他大勢に紛れて
 少女は春の匂いを失う

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  (詩)時
                    チャコ
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 風に吹かれて崩れ去る砂の城のような記憶がある
 年を経るごとに鮮やかさを増す記憶もある
 時という荒波にさらされたとき
 あなたは私に何を告げるのだろう?

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  (詩)決壊
                    河野夏月
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 川の流れをせき止めるように
 時の流れを押し留めたら
 私は
 溢れ出してしまうだろうか

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  (詩)時(とき)
                    叙朱
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 切り刻むと無意味なくせに
 編集したら嘘になり
 そのまま見つめたらただ悲しくなる
 まるで掴みきれない思いに似て


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        [ 編 集 あ と が き ]
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 涼しいドイツへ行ってきました。ちょうどホワイトアスパラガス
 の季節で、旧市街(アルトシュタット)のビアハウスでは、27
 マルク(約1500円)で大きなお皿いっぱいに、親指の太さく
 らいのものが出てきます。これに苦みの強いアルトビア(黒ビー
 ル?)を合わせると、これがとても美味! ついついビールが進
 みました。でもそのせいで、増刊号の発行が通常より2週間近く
 遅れてしまいました。すみません。

 もうじきに、6月号の発行です。
 それでは、また。        編集人 ジョッシュ拝

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  のHP「月刊ポエム」に掲載された作品の中から、数点を選ん
  でご紹介しております。インターネット月刊ポエムでは、詩や
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  ットに公開しておりますのでご覧ください。

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        来月(6月)号のテーマ素材

          「 雨・Rain 」

       (投稿の受付は終了しました)


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