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         詩とエッセイの月刊ポエム

      テキスト版・8月増刊号・発行部数796
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      詩を書き、詩を読み、感想を書こう。

         「 月刊ポエム 」
    
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/

  真夏から「まだ!夏」へ。相変わらず暑い日が続いていますが、
 みなさん、お元気ですか?
  4行詩と20行エッセイの月刊ポエム8月増刊号をお届けしま
 す。この増刊号では、月刊ポエム8月号掲載作品(4行詩や絵)
 に対する感想コメント等を特集しています。

 (感想交換はホームページの掲示板で行っています。ここでは感
 想コメントのついた作品のうちの1部を紹介しています。)
 
  同じ詩でも、読む人によって感じ方が違ってくる、そんなささ
 やかな驚きを増刊号で見つけてください。

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     今月号のテーマ素材:  [波・Wave]

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       【月刊ポエム・8月増刊号目次】

  [今月の感想集]  4行詩12編+絵1点への感想
  [4行詩の展覧会] 4行詩12編
  [編集あとがき]  編集人のひとりごと
  [投稿のご案内]  投稿要領はこちらをご参照ください
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 ┏━━━━━━━ 今 月 の 感 想 集 ━━━━━━━━┓  

        〜〜 4行詩の展覧会 〜〜

  (詩) 空港でお別れのとき(なお)‥‥‥‥‥ 叙朱
  (詩) 波(七海) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月那 
  (詩) Waver(ほたる☆もえ)  ‥‥‥‥‥ うさぎ
  (詩) こころの揺れ(ISSI) ‥‥‥‥‥‥‥ なお
  (詩) リセット(空) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ISSI
  (詩) 悠久(河野夏月) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杏条
  (詩) 燻 る(夜行人間) ‥‥‥‥‥‥‥ チャコ
  (詩) 波(うさぎ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
  (詩) 優しかった夏(月那) ‥‥‥‥‥ 空(SORA)
  (詩) 散歩 −波−(チャコ) ‥‥‥ほたる☆もえ
  (詩) 風の祝福(杏条) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 七海
  (詩) 眩しい海(叙朱)‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
  (絵) 電波(USUKURA) ‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
 

 ┗━━━━━━━(掲載順番は原稿の受付順です)━━━━━━┛
 
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  ■ 叙朱>感想>空港でお別れのとき
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 津波とはすごい。
 ぐっとこみ上げる感じがよく分かります。
 お互いに言いたい言葉を飲み込んで、あさっての方を見ながら「元
 気でね」「うん」とか言ってるんでしょう。
 そんな別れがあったなあ、私にも・・・。
 遠い昔だけど。 

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  ■ 月那>感想・・・遅くなりました>七海さん
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 3つともなぜかとても切なくて、読んでいて胸が苦しくなりました。
 私の思い出に重なっているものもあって、すこく伝わってきました。

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  ■うさぎ>感想>ほたる☆もえさんへ
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 こんばんは。いつも楽しく拝見しています。
 今回は夏風邪をひいてしまい感想が少し遅くなってしまいました。
 私自身、若い時 運命は自分で切り開く物!!なんて考えたりした
 けど年と共にあるがままに生きる事も又、大切なのでは?...と
 考えることがあります。
 自分の居場所を探せたら、それはとても幸せなことだけど
 私は、無くしてから気が付くことの方が多くて...ちょっと胸の
 痛む4行でした。
 これからも、よろしくお願いします

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  ■なお>感想>「こころの揺れ」>ISSIさん
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 初恋したての頃って、ほんとにこんな感じになるんですよね。(^-^)
 わたしもそんな年頃のときに、顔が火だるましちゃいそうな気分だ
 ったのに、「怒ってるの?」と聞かれたことがありましたっけ・・・。
 きっと、こころの揺れを隠そうとして、こわい顔してたんだなぁ。
 (^^;;;

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  ■ ISSI>リセットの感想>空さん
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 繰り返す波に、いいことも、わるいこともみんな混ざっているので
 しょうね。 人は忘れるから生きていけるって、前に誰かが言って
 いたよな、と思い出しました。 素直な詩ですね。

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  ■杏条>感想>悠久>河野夏月さん
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 楽しい思い出もそうでない思い出もありますよね。
 毎年同じ季節や日に思い出す記憶とか、そういうものを全部抱えて
 生きていくんですよね。
 願わくはその思い出達が楽しいものでありますよう。

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  ■チャコ>遅ればせながら感想を>夜行人間さんへ
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 『燻る』……渋い内容の詩ですね。疲れたときには弱気になってし
       まう、そんなところがさり気なく出ていると思いまし
       た。
 『月食』……はぁ〜ごちそうさまでした、って感じですね。私はこ
       の詩に幸せな恋のイメージを見たんですけれど、違う
       って言われるかな?

  (編集注:「月食」はホームページ「月刊ポエム」に掲載)

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  ■夏月>感想>波>うさぎさん
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 海に流れついたガラスのかけらは奇麗ですよね。
 自分を見据えて、波にさらされる事で荒削りで、でも繊細な丸みを
 帯びたガラスの石になれたなら、良いんだけどなあ、
 難しいんだよなあと、思いました。

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  ■空(sora)>感想>月那さん
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 夏休みってことは、学生時代でしょうね。
 いろんな悩みを抱えて生きていたあのころ。
 そのときよく行った場所って、けっこう照れくさくて、意識はして
 いないものの、何となく遠ざかってしまいます。
 忙しさに追われていくうちに紛れてしまって。
 でも、ふとした瞬間に思い出すんですよね。
 波を「人生そのものだね」って言った人は、恋人なのか友達なのか
 わかりませんが、波を見つめているその人が少し大人に見えて、そ
 んな横顔がまぶし買ったんではないでしょうか。
 海の広大さを知っている人への羨望かな。

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  ■ほたる☆もえ>感想>チャコさんへ
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 散歩、いいですね。
 数を数えるところがかわいらしいと思いました。
 さりげない風景をさらっと描かれているのがステキでした。
 これからもがんばってくださいねぇ!
 遅くなってごめんなさい・・・。
 しばらく旅にでておりましたゆえ・・・。

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  ■七海>感想>杏条さん
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 静かな幸せの情景が目に浮かびました
 そんな日がいつかあったな、なんてしんみり・・・
 とても素敵な詩でした。

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  ■夜行人間>感想>眩しい海>叙朱さん
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 海は、見るのは好きですがサーフィンはしません。
 鮮やかなテクニックを見せ、爽やかに笑うサーファー。
 ここで、羨望をしているのは誰なんでしょうか?
 彼に密かに憧れている、女の子でしょうか?
 いや、彼とは一言も詠っていないか。

 湘南に住んでいる、地元のサーファー相手に、週末だけ海に来てい
 る地方のサーファーが、仲良くなろうとして、声をかける。
 これを、ナンパの反対でコウハと呼ぶらしいんですが、何となく、
 そんな風景が頭を過ぎりました。

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  ■夏月>感想>USUKURAさん>「電波」
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 涼しげな色と、爽やかな雰囲気がとても気に入りました。
 いやあ、良いですね、あの雲と空の感じ。
 私も、あんな涼しげな感じの場所でのんびりしたいです。

 (編集注:USUKURAさんの絵はホームページに掲載中)
  
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usukura.htm


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        4 行 詩 の 展 覧 会 

       感想コメント集の対象となった作品です。
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        テーマ素材 〜 波・Wave 〜
 
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 (詩)空港でお別れのとき
                    なお
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 さよならと言ったあと
 君の瞳に波がゆれた
 それをかくそうとしてる君みてたら
 わたしの瞳は津波になった

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 (詩)波
                    七海
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 もう これ以上バランスを失いたくはない
 嫉妬の波に呑まれ続けて 君じゃない誰かを
 今抱こうとしている 流されるまま
 たどり着くのは絶望の淵しかないというのに

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 (詩)Waver 
                    ほたる☆もえ
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 人の波に逆らって
 強がって生きてきたのに
 見つけられない 私の居場所
 そろそろ 流されてみようか・・・

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 (詩)こころの揺れ
                    ISSI
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 こころの揺れを
 隠そうとすればするほど
 なおさら乱れてしまう
 いつもあなたの前では

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 (詩)リセット  
                    空(SORA)
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 打ち寄せてかき消える波
 その波のようにこのまま消えてしまいたい
 貴方との思い出と一緒に
 すべてをリセットしたい

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 (詩)悠久
                    河野夏月
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 寄せてはかえす 寄せてはかえす
 あなたへの想いも
 裏切られたあの日と憎しみも
 寄せてはかえす 寄せてはかえす

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 (詩)燻 る
                    夜行人間
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 錆が浮いた窓の外 大粒の雨が降る
 ドアに寄りかかり マッチに火を灯す
 指先で燻る タバコの紫煙が
 何だか 今の自分に重なって見えた

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 (詩)波
                    うさぎ
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 容赦なく何度も押し寄せる自問自答の波達
 この身を打ちさらすガラスの欠片(かけら)になろう
 宝石とはいかなくても 小さく光ってみよう
 お前の様に あるがままに強くあれたら

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 (詩)優しかった夏
                    月那
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 もう ずいぶん あの海には 行っていない
 友達や恋人と 夢や悩みを語り合った夏休み
 闇に白く光る波を凝視して「人生そのものだね」
 と言ったあなたの横顔は 忘れない・・・

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 (詩)散歩  −波−
                    チャコ
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 水の退いた浜辺に 足跡をつけよう
 口にできない言葉の数だけ
 ひとぉつ ふたぁつ みっつ……
 満ち潮が待ち遠しい

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 (詩)風の祝福
                    杏条
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 緩く陽差しの降りそそぐ
 二人の部屋のベランダで
 私はあなたに甘えるように
 たゆたうシーツを抱きしめる

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 (詩)眩しい海 
                    叙朱
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 切り上がった波先で
 危うくバランスをとるサーファー
 こぼれる歯の色に
 私の羨望が乱反射する

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        [ 編 集 あ と が き ]
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  もうすぐ9月。ちょっと秋の気配もでてくると、運動会と文化祭
 の季節になってきますね。月刊ポエムもインターネットの文化祭に
 出展したいと考えています。10月に行われる「Biglobe文化祭」
 から声をかけていただいたので、参加申請をいたしました。企画審
 査があるようなので、まだはっきりとは分かりませんが、「4行詩
 の展覧会」のリンク参加という形になると思います。来月号で、も
 う少し詳しいご案内をいたします。

  それから、10月からになると思いますが、i-mode対応のホーム
 ページ「poem monthly for i-mode 」を開設したいと考えておりま
 す。みなさんの4行詩が月替わりでi-mode対応機種から読めわけで
 す。i-mode携帯電話だけではなくて、J-phone とか、その他のイン
 ターネット対応機種からも見られると思いますので、開設の折りに
 はまたご案内いたします。

  それでは、また。        編集人 ジョッシュ拝

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 ┏━━━━━━━ 投 稿 の ご 案 内 ━━━━━━━━┓ 

  詩とエッセイの月刊ポエム(メルマガ版)は、インターネット
  のHP「月刊ポエム」に掲載された作品の中から、数点を選ん
  でご紹介しております。インターネット月刊ポエムでは、詩や
  エッセイの投稿を募っております。簡単なご案内をインターネ
  ットに公開しておりますのでご覧ください。

  投稿のご案内->
  
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/omake/toukou.htm

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          来月(9月)号のテーマ素材

            「 嘘・Lie 」

     (9月号の投稿は8月25日で締め切りました。)

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      発行日: 平成12年8月27日
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