4行詩の展覧会

 
月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。


2000年11月

今月のテーマ素材 「 味・Taste 」


 ☆共感投票ランキング上位作品☆

 (詩) おもてなし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ロマン
 (詩) 味覚 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月那
 (詩) 味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 七海
 (詩) ブイヨン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ

今月の共感ボタン投票は終了いたしました。

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 (詩)おもてなし
                       ロマン(投稿)
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 その視線に刺されぬよう
 今日は黒、明日は白かと服を選ぶ
 ソツなくこなした帰り道 自分の名前を見失う
 入れすぎた調味料

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 ●感想コメント:タイトルが何故「おもてなし」なのかはわかり
  ませんでしたが3.4行目が切なく心に残りました。
  上手くやろうと努力して帰って自分を見失う..
  入れすぎた調味料....辛いですね
  私は、決してソツなくこなすタイプではありませんが切ない最
  後2行でした。
  これからもよろしくお願いします。(うさぎ)  

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 (詩)味覚
                         月那
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 赤ちゃんの時はミルクの味しか知らなかったあなた
 子供の時は甘いお菓子に夢中になったね
 大人になって覚える味は口にするものだけでなく
 いろんな感情のうまみや苦みを経験していくんだね

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 ●感想コメント:あまり刺激の強い飲み物を与えてはいけません
  よ、とか言われてもついついファーストフード店でコーラを飲
  ませてしまい、怒られたことが。思えば小さい頃の味の記憶っ
  て案外はっきりとしているんだなあと自分でも感心しています
  が、そうやっていろいろな味を覚えてゆく子供たちを、やや心
  配げに、あるいは頼もしげに見つめる母親の心境が推察できま
  した。 (叙朱)

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 (詩)味
                         七海
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 ずっと大事にしてきた人を
 失う覚悟を決めてのサヨナラ
 呼びなれた名前の愛しさに
 後味の悪さが残る日曜の午後

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 ●作者コメント:秋らしくなってきました。コートをそろそろ出
  そうかなとクローゼットの整理をしていたら、去年終わった恋
  の匂いがしてなんとなく複雑な気分。
  気に入っていたコートだったけど、新しいのを来週買いに行こ
  う。気持ちも簡単に買い替えられたらいいのにね。

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 (詩)ブイヨン
                        うさぎ
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 涙は塩味 笑顔はエッセンス...ならば
 私は鍋 人生をスープにして抱え込んでる
 人は誰しも 5つ星レストラン
 − 味見は不要 −

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 ●感想コメント:こんばんわ ブイヨン読まさせて頂きました
  最後まで一気にさらっと読める詩ですね
  読み終わった後、ニコッとしてしまいました (七海)

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〜〜 同人作品集 〜〜


 (詩) 味覚 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月那
 (詩) 味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 七海 
 (詩) 近いうちに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ほたる☆もえ
 (詩) 苦い味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 空(SORA)
 (詩) 緊張 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ チャコ
 (詩) BEER ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 相模流緒
 (詩) 誤魔化し ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ KURARA
 (詩) 恋の味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 山本たかしげ
 (詩) ブイヨン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
 (詩) 素手 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
 (詩) 口論 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
 (詩) 涙の味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杏条
 (詩) いろんな味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ISSI
 (詩) 望郷 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

〜〜 投稿作品集 〜〜

           
 (詩) 味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
 (詩) 言いわけ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ おーおか
 (詩) パンの味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  BUNTA
 (詩) 懐かしい思い出 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マスカット
 (詩) 夏の終わりに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
 (詩) 味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まつなみき
 (詩) ゆとり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なかば
 (詩) Implied Taste  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ S
 (詩) 夢の味 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆーなん
 (詩) おもてなし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ロマン
 (詩) やけ食い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  shijima

(掲載順番は原稿の受付順です)

 
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 (詩)味覚
                         月那
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 赤ちゃんの時はミルクの味しか知らなかったあなた
 子供の時は甘いお菓子に夢中になったね
 大人になって覚える味は口にするものだけでなく
 いろんな感情のうまみや苦みを経験していくんだね
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●味覚はもうじき1才になる娘の成長を詩にしてみました。
   人って1年でずいぶん食べられるものが増えるんです。
   外食も同じ物が食べられるので楽になりました。
   当たり前のことに感動している私です。

   
HP-> http://www1.plala.or.jp/love/index.htm 
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 (詩)味
                         七海
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 ずっと大事にしてきた人を
 失う覚悟を決めてのサヨナラ
 呼びなれた名前の愛しさに
 後味の悪さが残る日曜の午後
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●秋らしくなってきました。コートをそろそろ出そうかなと
   クローゼットの整理をしていたら、去年終わった恋の匂い
   がしてなんとなく複雑な気分。
   気に入っていたコートだったけど、新しいのを来週買いに
   行こう。気持ちも簡単に買い替えられたらいいのにね。

  
 HP-> http://home10.highway.ne.jp/nana 
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 (詩)近いうちに 
                     ほたる☆もえ
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 棚に並ぶ 画一的な味に
 僕はちょっぴり うんざりしていた
 振り返ると 扉の向こうを通り過ぎる親子
 ”近いうちに帰省しよう”・・・心に誓った
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●真夜中のコンビニが真っ先に思い浮かんで、それから
   「コンビニの味に飽きた」という知人の言葉をもとに描い
   てみました。

    HP->
http://www.asahi-net.or.jp/~gd5t-mto/ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)苦い味
                       空(SORA)
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 はじめて飲んだビールは苦かった
 あなたと一緒に飲んだビールは
 舌に慣れて笑いがあふれていた
 今は涙で苦い味がする
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ビールをうまいと感じたのは、21を過ぎた夏でした。
   それからは季節を問わずいつでも美味しい!
   つまり飲んべえってことですね。(笑
   これからは、鍋にビールかな!?
   また、詩に関係ないあとがきになってる(^^;;

    HP->
http://village.infoweb.ne.jp/~fwba1633/index.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)緊張  
                        チャコ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 胸の奥が震えている
 練習を積んでもうまくいくとは限らない
 さり気ない笑顔を見せて
 キッチンというステージに立つ
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●秋の夜長は読書……ではなく、ゲーム三昧になっています。
   寝不足になるのはわかっているくせに、やめられないんで
   すよね、これが。

    HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/chako.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)BEER
                       相模流緒
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 はじめての時はとっても苦くて 「まずーーいぃぃ」と思った
 大きくなったあたしはお風呂あがり
 冷蔵庫からひえひえを取りだして
 「うまーーい」と叫んだりするのである
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●これはもう、ズバリ実生活そのものです。
   以前は、ビールなんて苦くてマズイと本当に思っていたので。
   飲むうちにだんだん慣れてきたのか、おいしいなぁと思うよ
   うになりました。
   今は、ドライビールが好きですねぇ。
   お酒飲みなほうではないし、あまり飲めないけど、
   お風呂あがりのビールはたまりませんねぇ(笑)

    HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/ruo.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)誤魔化し
                        KURARA
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 煙草もキスも
 間を紛らわすため覚えた
 煙草の味のキスは
 苦い思い出ばかり残した
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●会話が途切れた時…
   思いが伝わらない時…
   そうやって逃げても、余計に見えなくなるだけなのに。
   つい誤魔化してしまって、いつまでも向かい合えないまま。

    HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kurara.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)恋の味
                     山本たかしげ
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 沈みゆく 夕日を見ながら
 時の流れに思った
 初恋の味は 淡かったけど
 今度こそ そうはさせないって
                         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●初恋っていうのは、一瞬に過ぎていく感じがします。
   まだ幼稚で、今考えると、あれが恋だったのかと思うくらい。
   ふと、その頃を思い出した時に、
   今回の、そしてこれからの恋愛は、
   もっともっと、味のあるものにして行くんだって思うんです。

    HP->
http://www12.freeweb.ne.jp/novel/takasige/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)ブイヨン
                        うさぎ
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 涙は塩味 笑顔はエッセンス...ならば
 私は鍋 人生をスープにして抱え込んでる
 人は誰しも 5つ星レストラン
 − 味見は不要 −
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●この時期に「味」..と聞いて松茸と栗をまず
   連想した私は今、食欲の秋真っ盛りです。
   変な話、臭くてもいい匂い、男前でなくても
   すごく可愛く見えるのが好きな人ですよね。

   挿し絵が頭の中で思ったとおりに書けない
   能力不足のジレンマに陥る今回の締め切りでした。

    HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
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 (詩)素手
                       夜行人間
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 自分がどれだけ強いか
 だたそれだけの理由で 突っ走ってきた
 口の中に血の味がする
 一七歳の夏
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●私の頃の喧嘩と言えば、素手です(汗)
   「拳で語り合う」なんてほど格好良くないですが、
   喧嘩の流儀というものを解っていたと思います。
   あれから、一〇数年。
   一七歳の子供達はなぜ、あぁも凶行に走るのでしょうか。

 HP->
http://www3.ocn.ne.jp/~aeries/9-night-shade/night-shade.html
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 (詩)口論
                       河野夏月
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 美味しいものも
 まずくなるから
 今だけは声を荒げないでよ
 ほら 杏仁豆腐も泣いてるじゃん
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●味、と言えば、なぜか私は、ゴールドブレンドって思っちゃ
   います。酸いも甘いも噛み分けたら、程よく混じってゴール
   ドブレンドなのです。
   あ、済みません。わけ分からないことを言ってしまいました。
   それでは、今回はこの辺で。
     数ヶ月ぶりのすばるを見た夜に    河野夏月

    HP->
http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/
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 (詩)涙の味
                         杏条
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 もう泣かないって決めたとき
 心は枯らしたつもりだったのに
 忘れたはずの悲しみが頬に溢れて
 やけにしょっぱく私を濡らす夜
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●つい最近、5年ぶりくらいに泣きました。
   恋愛映画に感動したわけでも、
   なにか不幸があったわけでもないのに
   なぜか涙が止まりませんでした。
   見なくても分かるほど顔はくしゃくしゃで
   そのときの涙はとてもしょっぱくて
   まるで小さな子供でした。
   なんだかテーマのイメージと違いますけど、
   『味』そのものを噛み締めて感じた瞬間でした。

    HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/anjo.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)いろんな味
                       ISSI
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 ボロゾウキンにならなければ
 きっと何にも気づけなかった
 絞られて すり切れて 捨てられて 拾われて
 いろんな味のするように分かるようになったよ
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●味のあるニンゲンになるのは大変なことだ。
   味のわかるニンゲンになるのも大変だ。
   でも、何にも味のしないやつなんてつまんない。

    
HP-> http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/issi.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)望郷
                         叙朱
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 日にあせた引き戸の向こうに
 必ず待っていた母の団子汁
 白い湯気と薄口しょうゆ味が
 記憶の向こうで微笑んでいる
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●もうずいぶん前のことですが、帰省を急に取りやめたら、姉
   がえらく怒って電話してきた。母が作った鍋一杯の団子汁。
   いったい誰が食べるのよ。

    HP->
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/3509/
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 (詩)味 
                     上杉晴一郎(投稿)
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 戦いに敗れた兵士たちは
 命からがら陣地に帰ってきた
 ねぎらいの言葉はなかったが
 一椀の粥が待っていた
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●戦場ではなく、我々の日常をえがいたつもりです。父、夫、
   子が失敗して、家に帰って来ること、よくあります。そう
   いうときの粥の「味」です。

    HP->
http://homepage1.nifty.com/uesugisei/ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)言いわけ
                      おーおか(投稿)
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 見かけも、それをつくりだす手にも、美しさはないけれど
 君だけを想って作った料理
 きっと味は、おいしいはず
 必ず気持ちは、いっぱいになるはず
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●はじめまして。おーおか、といいます。
   なんとなく立ち寄ったページに
   なんとなく書きとめました。
   このなんとなくが、
   みなさんとの良い出会いになれば幸いです。
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 (詩)パンの味 
                        BUNTA(投稿)
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 一生懸命こねるパンの生地
 汗がにじんでも
 おいしいね!が聞きたくて
 あなたの為に・・・
                         
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  ●はじめまして〜♪
   私もBIGLOBE文化祭2000にノミネートされています
   丁度イベント企画一覧表で4行詩の上に掲載されている
   「BUNTA's RECIPE」のBUNTAと申します
   とても素敵なページですね、早速投票させてもらいましたよ
   詩を読むのは好きですが作るのは苦手です
   でも今回思い切って投稿してしまいました
   それも初めてで3つも書いてしまった・・
   あ〜あ〜ちょっと恥ずかしい?おばさんでした・・・

    HP->
http://www5a.biglobe.ne.jp/~e-bunta/ 
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 (詩)懐かしい思い出
                     マスカット(投稿)
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 次から次へと手が伸びて
 何度も笊に盛りに行く
 蛍の光の流れるなか・・・
 除夜の鐘の音を聞きながら食べた蜜柑の味
                         
共感
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  ●私が子供の頃というのは昭和30年代でした。
   あの頃はまだ某国営放送の紅白も視聴率がめちゃ高く、
   一年を無事に過ごせた感謝と喜びを
   家族で蜜柑を食べながらくつろいだものです。
   スーパーで蜜柑を買った時ふと思い出して嬉しくなって・・

    HP->
http://www.mctv.ne.jp/~muscat/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)夏の終わりに
                        聡碧(投稿)
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 往く夏を惜しんで青草を手折り口にくわえる
 蒼く澄んだほろにがい味が広がる
 心が風よりも軽く 猫のようにしなやかで気ままになるとき
 自由である喜びに胸は一杯になっている
                         
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●年を重ねる度に夏が好きになっていきますが、その反面そん
   な夏が終わると始まる憂鬱は年々ひどくなっていくようです。
   いつか終わらない夏休みを探しに行けたらなと考えています。
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 (詩)味 
                     まつなみき(投稿)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 味気ないキスも 今なら分かる
 ここにない気持ちで
 あなたを受け止めることすら
 出来るようになった 証
                         
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  ●最初の頃はドキドキして
   キスの味なんてわかりもしなかった。
   いつ頃からなの?抱かれている時にでも
   別の事を考えられるようになったのは。
   証は時間、それとも心?
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 (詩)ゆとり
                       なかば(投稿)
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 マシンの向こうで君が言った。
 「明日の10時に電話するよ」
 だから私は、膝を抱えて時を噛む。
 9時55分の進まぬ時間がまた愛しくて。
                         
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  ●恋人たちは遠距離恋愛をしています。
   夜にはチャットで接触します。電話代を気にする
   彼女のために、彼は自分から電話すると言いました。
   彼女はゆっくりした気持ちで電話を待ちます。毛足
   の長いセンターラグが彼の代わりに彼女をくるみます。
   時間の流れをかみ締める彼女がいます。
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 (詩)Implied Taste 
                         S(投稿)
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 手紙を書いた
 一晩 机の上に置いて考えてみた
 全部消してみたりした
 書き直したりもした
                         
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  ●夜に書く手紙を次の日の朝に見ると「あれ?!」と
   思うことあると思います。でも、朝より夜の方が
   イマジネーションが湧くというか、、、普通に
   出されたモノにどんなスパイスがあるかっちゅーの
   は各個人の想像枠の広さ次第なのですが。まぁ、
   「うまいモンはうまい!」なのですが、、、
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 (詩)夢の味
                      ゆーなん(投稿)
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 いつから忘れてしまったんだろう?
 自分で作りあげてきた「自分自身」のなかで・・・・
 心に広がるあの夢の味は
 誰にもゆずれなかったハズなのに
                         
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 (詩)おもてなし
                       ロマン(投稿)
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 その視線に刺されぬよう
 今日は黒、明日は白かと服を選ぶ
 ソツなくこなした帰り道 自分の名前を見失う
 入れすぎた調味料
                         
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  ●ゆーなんさん、ロマンさんの「あとがき」はありません。
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 (詩)やけ食い
                      shijima(投稿)
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 立ち止まり キッ!と空を見上げれば
 無数の想いが街灯に照らされる
 いつまで降りつづく
 震える口に流れこむ雨
                         
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  ●街灯に照らされた雨を見て、なんてきれいなんだろうと思
   いました。宇宙から降りてくる数え切れない雨粒に包まれ
   てとても怖くなりました。抑えきれない気持ちを抱え途方
   に暮れる景色でした。
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2000年11月19日更新

 

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