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VAIO概論2002

VAIOの魅力

 2002年7月、VAIOは発売5周年を迎えました。PCでは後発のVAIOですが現在ではデスクトップ5シリーズ、ノートにいたっては10シリーズもの大所帯となってます。VAIOはSONYらしいかっこいいデザインと、Audio&Visualに特化したオリジナルソフトを魅力として勢力を伸ばしてきました。ここではそのVAIOの魅力を少しずつ紹介していきます。

VAIOのデザイン

 Personal Computerとしては後発のVAIOですが「ブランド」としてVAIOとして認知されています。そのポイントとしては「デザイン」ではなでしょうか。初期のVAIOといえば505シリーズ。薄いだけでなくそれまでのPCの黒、ダークグレーからマグネシウムボディは銀パソとまで言われました。その後もXRシリーズやQRシリーズ等個性的なデザインの機種が数多く発表されています。

VAIOらしさ

 VAIOの特徴はデザインだけではありません。VAIOにしかできないこと、それはVAIOオリジナルソフトです。VAIOと同スペックなら自作機で安く作れますがソフトは手に入れられません。ハード・ソフト両方あってこそのVAIOなんです。


機種別特徴〜デスクトップ編〜

 VAIOデスクトップといえばまずは新RZシリーズでしょう。初代デスクトップTシリーズ〜マイクロタワーS〜R〜RXの流れを汲む純粋な(?)VAIOデスクトップ。最大の特徴はテレビチューナー&Mpegエンコーダー Giga-pocket。RZシリーズには全機種搭載されています。そしてDVD-RWドライブも全機種に搭載。最上位機種RX70にはアドビプレミア、RZ60にはプレミアLEが標準搭載されてきます。RZは画像編集マシンといって差し支えないでしょう。

 コンパクトデスクトップHSシリーズはバイオコンポM〜L〜LXの流れです。ミニコンポサイズのMシリーズはサイズはコンパクト液晶のLシリーズに受け継がれペン入力にも対応したLX、そしてモーションアイ搭載のHSシリーズと進化してきました。LXシリーズではペン入力対応液晶ディスプレイなどRXシリーズの動画編集に対し、静止画(デジタルフォト?)の編集に力が入れられました。そしてHSシリーズではVAIOノートC1でおなじみ(?)モーションアイがデスクトップには初めて(C1以外に初めて)搭載されました。ブロードバンドによりテレビ電話がいよいよ現実味を帯びてきました。

 ミュージックサーバーMXはバイオコンポMから音楽再生に特化した機能を受け継いでいます。バイオコンポMでのMDデッキ連携機能からMXシリーズではMDデッキとFMチューナーを本体内に装備。MXSシリーズからはnet-MDに対応してます。また著作権対応音楽管理ソフト Snic-stageはMXSシリーズのみplemiamバージョンが搭載されています。また最新のMXS5RではVAIOシリーズで唯一ルームリンクを標準で付属しています。SONYの目指しているAVサーバーの核となる機種ということでしょうか?


機種別特徴〜デスクノート〜 

VAIOノートのフラッグシップといったらGR系。GRXとGRSの2シ リーズとなりました。GRXは16インチの液晶、DVD−RWドライブとデ スクトップも顔負けの高性能です。ステンレスメカキーなどXRシリーズを受け継ぐ点も多くなってます。 

GRSは旧GRシリーズとほぼ同じ大きさながらPentium4を搭載しています。 GRXにはチューナ内臓ポートリプリケーターなどの拡張性・AVとの親和 性も考慮されています。ただしGRシリーズにはFDDが内蔵されていません。 

2代目になったNVは1機種のみになりました。ソニースタイル限定のネッ トワークバイオのノートとしても選定されています。 NVの特徴は「エンターテイメントベイ」ネットMDやテンキー、コンパク トウーファーをえらんで装着し使用します。 

FXシリーズは一番ノートらしいノート、VAIOらしくないとも取れます がVAIOとしての最低ライン、i-linkやオリジナルソフト類はインストー ルされています。2002年春モデルからはAMDのプロセッサも積極的に 採用しています。FXシリーズは2002年2月モデルがV、5月モデルで Zとなっています。歴代VAIOではVやZがそのモデルの最終モデルとな ることが多いのですが9月モデルでJを名乗り、さらに追加モデル FX55ZAまでも登場。次期モデルbanias採用でフルチェンジでしょうか? 

残りA4サイズのQR、VXは継続販売のようです。FXでも触れましたが ノートPCは次期プロセッサbanias待ちという所でしょうか?ノートPCは 待てる場合、今あわてて購入することはないということでしょう。


機種別特徴〜モバイルノート〜 

VAIOノートは505でブレークしたといっても過言ではないでしょう。 歴代VAIOは数字で世代やそのモデルの中でのグレードなどをあらわして いますが505のみは不変です。当初はA4ノートの7xxに対しての 505という位置づけのようにも思えますが。505で薄型、銀パソの大ブー ムが起きました。

初代505の直系は大きさから行けばSRシリーズでしょうか?持ち運びや すいB5サイズ大きさにワイヤレスLAN、Bule Thooth とモバイルに必要 なものは装備されています。電源とI-Linkの複合端子を採用したのもSRX シリーズからでした。

505にゆとりをもたせ、一回り大きくなったのがZ505シリーズ。 Z505をさらにドッキングステーションを採用し、モバイルとデスクトッ プの性能を両立させたのがR505です。秋モデルではCPUに変化はなく HDDの強化のみがされました。

モーションアイと呼ばれるカメラを液晶上部につけたC1シリーズ。春モデ ルからはmpegデコーダやTVチューナを付け、VAIOノートの中でも映像 にも力を入れています。ほぼ1年3モデルごとにマイナーチェンジを繰り返 しているのですが2001年11月発売予定モデルの発売延期からか今回のモデル で3世代目。次回マイナーチェンジでしょうか?

最小のVAIO UもCPUの動作周波数アップと外部カラーの変更のみに とどまっています。 モバイルノートも秋モデルは小変更にとどまっています。やはりBanias待ち なのでしょうか? 

付属品ではノート用のI-Link DVD−RWドライブが発売になりました。 本体のはGRXに内臓されていますが。これでVAIOノートの多くの機種 でもDVDが作成できるようになりました。R505のドッキングステーショ ンにもDVD−RWドライブ載らないかな??


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