みさきちゃん「Eye-Trek」を買う!!

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や〜 とうとう買ってしまった「Eye-Trek」(あいとれっく)

このようなヘッドマウントディスプレイ(Eye-TrekはFMD(ふぇいす・まうんと・でぃすぷれい)であるが)は前々から欲しかったのだが、その品質や価格がいまいち物欲を刺激しなかったのである。

最初はSONYの初代グラストロンを某電器店で試着(というのか(笑))した時にまず欲しくなったのが発端であったりする(^^; 元々近眼で視力が弱く(それでも、0.2/0.3なので強烈に悪いわけでもない??ので、車を運転する時に命の危険を察知したときに眼鏡を装着する程度で普段は特に不自由なく暮らしている)部屋の25インチ程度のディスプレイだと1メートル近くに寄らなければシャープな映像は見られない身体。グラストロンを装着し覗いたときは何かが違っていた・・・ 数メートル離れて見えるのにそこに見える映像は非常にシャープなもので、眼鏡をかけなくてもテレビが見れるという「物欲が醸し出すねじれた快適感」とでも言うかそういうものが作用して一気に欲しくなった(笑)

しかし、初代グラストロンは10万円近くもする高価な製品であった。というのがブレーキになり購入には至らなかった。
しばらくして突然(自分的には)彗星の如く登場したのがオリンパスのこの製品。最初は月刊アスキーかなにかで技術的なアプローチで開発者にインタビューというような記事で取り上げられていたのを見た私はやっぱり欲しくなった(笑)何といったってその心臓部というべき「フリーシェイプトプリズム」が燃える!!技術的な解説はwebのページでも見てもらうとして、まあ簡単に言えば変な形のレンズでもって眼前に映像を導いてくれている訳だ。
そして、そのフォルム!!見るからにグラストロンとは違う!!小さい!!なんか軽そう!!かけた姿はやっぱり怪しい!! やっぱり非常に欲しくなった私はしばらくしてから某電器店でそれを試着してみる。

その具合の良さといったらカルチャーショックもので、思ったよりもはるかに「カチッ」とした装着感とその軽さ。映像的には少し液晶面の目というかザラザラしたものが気になることもあるが、程度は上と言ったところ。画面の明るさ等は文句なくこの辺は上々といったところ。

使用感は??

で、実際手にしてどうかというと・・・
おっと、その前に実は購入前に新グラストロン(以下ただ「グラストロン」)を組合長がなんと!!購入(しかも、その購入理由がまた(以下略))それを使用する機会に恵まれた。本当はボイラーズ氏もEye-Trekを購入するつもりだったらしいが、在庫がなく予定変更した模様。(まあ、かぶりものマニアですからやっぱりこっちの方に「縁」があったんでしょう(^^;; )
さて、グラストロンで「lain」等を楽しませられた結果「イイッ!! やっぱりこういうの欲しい!! Eye-Trek欲しい!!」と再燃したのであった。

で、結果的にグラストロンと比較することができるようになったわけだが(店で比べてもあんま比較できないし)比較してみるとEye-Trekの思ったよりも解像度が高くないのがわかった。最初少しフォーカスが甘いような印象を受けたが、実は解像度が低いらしい(使用している液晶パネルは18万画素のもので、グラストロンは調べてません^^; )・・・まあ、この小ささだから。と、納得できる程度ではあるが。あと、液晶面のザラザラ感は実は「映像を見やすくするためのフィルタ」(マニュアルより)であることがわかった。多分液晶の解像度が低いのをカバーするために、少しエッジを甘くしてソフトな映像にしているのだろう。

装着した状態でも外界の視界は思ったよりも良い。正面と上方向の視界以外は確保されており、手元は完全に見える。それと、ハイ・アイポイントのせいか意外にも接眼部分に映り込みがある。特に仰向けの姿勢で見るとかなり気になる。(これは別売りのシェードを装着することによって解決できるだろう)で、今度は部屋を暗くしてみると意外にもまた接眼部分の縁というか、望遠鏡で言う筒の部分に光が反射するのがわかる。意外に内側の処理には気を遣っていないのか?? 光学機器メーカーとしてはこの当たりにもこだわって欲しかった。

2時間以上の連続装用はまだ未経験だが、装着すると額の部分が密着するようになるが思ったよりも本体の発熱がありこの部分が暖かくなる。今はまだいいが夏は少し不快かもしれない。鼻にあたる部分は鼻の上に乗る形になるので、人にもよるが眼鏡をかけない人はなれてないので少しムズ痒くなるような不快感を覚えるかもしれない。鼻部分には滑り止めのゴムがかぶせてあるのだが、これがよく出来ていて心配していた汗で滑ってくるようなことも今のところなく快適である。基本的には長時間使用していてもどこかに負担がかかり痛くなるような事はないが、映像が(これは耳の生えてる位置(爆笑)や快適な装着位置等によるかもしれないが)真っ正面に映し出されるので意識して上の方を見ないと画面上端付近が良く見えない。自分的にはやや下に映し出されると快適過ぎるのだがこれは個人差のものなのかもしれない。

次に気になる点はやっぱり付属のインナー式イヤホンの品質だろう。「悪すぎ
モノ的には恐らく1万円以下で買えるポータブルCDプレーヤーに付属している程度。これなら、Eye-Trek本体に3.5φのステレオミニジャックでも付けて欲しかった。こだわる人は別にヘッドホンを用意した方が良いだろう。グラストロンは眼鏡で言うつるの部分にイヤホンのコードが収納できる構造になっており、うらやましいと思ったがこれをやるとつるの部分がデカくなってしまうのでまあ、今のままでもヨシとしよう。(一部カールコードになっており、イヤホン本体はつるの端にはめて収納できるようになっている。収納した状態ではまったく邪魔にはならない。)

総合的には快適で思った通りの性能を発揮してくれてる。なにより、これを装着してニヤニヤしながら正座して見るのが良い。家族に見せたい姿である(やめれ

10/31/1998

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