日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

          

10月26日(金)晴れ 今日四万川診療所に前任者であるM野先生の旦那さんと娘さんが来られた.M野先生は今年の2月にお若くして急逝なされた方である.M野先生の面影を残したまだあどけなさの残る娘さんは私の長女優美佳と同い年であった.今日はこの娘さんがとても仲の良かった親友に久し振りに会うためにわさわざ鎌倉からここ梼原町までやって来られたとのことだった.旦那さんとは今回初対面であったが,診療所のスタッフ達は皆懐かしそうに久し振りの再開を喜んでいた.娘さんはこの四万川診療所で母親に予防接種をしてもらったことが今でも強く心に残っているそうだ.色々と話をしているうちにこちらはとても辛い気持ちになってしまいそうだったが,旦那さんも娘さんもずっと笑顔で明るく対応してくれたことが何よりもの救いであった.これからM野先生の分まで親子で力を合わせて幸せに暮らして欲しいと心からお祈りした.

10月25日(木)晴れ 今日で土佐山村診療所の代診はしばらくお休みとなる。この診療所への代診の期間中のエピソードで何といっても印象深いのは土佐山村元収入役による不正流用事件であった。静かで平和な山村での大きな事件だけにショックも大きかった。その事件が行政や村民に対して与えた影響を現場で肌で感じ取れただけに色々と考えさせられるものがあった。夜は医師会館にて外科S摩先生の粘液産生膵腫瘍に関する教育講座があり、終わった後に内科の研修医の先生方と一緒にラーメンを食べに行った。美味かった・・・.

10月23日(火)晴れ 嶺北中央病院でもとうとう念願の脳外科外来がスタートした。めまい・頭痛・耳鳴り・・・とお年寄りの不定愁訴が並べられて、このような症状があったら是非受診するようにとの案内掲示があった。どれくらいのインパクトをもって嶺北の住民がこの専門医療に関心をもって受診されるのかこれから注目して見守っていきたいところである。

10月22日(月)晴れ 四国内科学会の準備が始まった…。研修医の先生方も皆それぞれ発表課題が与えられ、そのスライド作成の準備をお手伝いしている。参考文献ヤ病理資料の確保、画像の取り込み、経過図作成など色々とあって研修医の先生方も回を重ねるにつれて手馴れてくる。何とも頼もしい限りである.今月末には発表の予行があるため,皆最後の追い込み体制に入っている.彼らはここしばらくは睡眠不足の日々が続くことであろう・・・.

10月21日(日)雨 紅葉でも見に行こうかと思っていたらあいにくの雨…せっかくの休みの日を家でゴロゴロと過ごすという感じになってしまった。けど遠出せずに家にいるのが一番疲れなくてラッキーかなと内心ホッとしたのも事実。年はとりたくないなあ・・・

10月20日(土)晴れ 今日は高知市朝倉にあるふくし交流プラザにて高知県臨床検査技師会主催のいきいき健康講座に公務として参加した。血液検査や骨塩定量を無料で施行し、その結果で異常があったり、健康上心配事などがある方を対象に説明を行う役割を果たすものであった。今回のために臨時診療所開設の手続きを県の方に届け出る手続きなども行い、なかなか本格的なものだった。16時までの束縛を終えて、そのまま県庁に向かい遅れて人事検討委員会にも参加した。来年の人事に関して幾つかの問題点も浮き彫りにされ、来月から始まるヒアリングへの大きな参考資料にもなったことだと思われる。会が終わった後、有志が集まって市内の居酒屋で飲み会をした。結構色々と注文して食べまくったのだがみんな牛関係の食べ物は注文しなかった。恐るべし狂牛病…。

10月18日(木)晴れ 昨夜の当直明けのせいか今日は一日中眠たかった。やはり睡眠不足は体調に最も影響を及ぼすようである。今夜は早く寝ようと思ったが、肝胆膵カンファがあって、学会発表の予行が数珠つながりになされた。時間は刻々と午前様に・・・オーマイガーッ!!

10月17日(水)晴れ 今日は葉山から帰って来てから病院の当直に入った。準夜帯では風邪患者さんが数名と平穏無事な当直であったが、深夜帯に入ってから鼻出血で救急搬送されて来た患者さん、転倒して後頭部に裂傷を負い、白髪が真っ赤に染まって来院されたお年寄りなど結構救急室は血みどろの状態であった。通常ならば滅多に外傷は来ないのだが、今夜は特別だったらしい。鼻出血の患者さんは救急搬送症例だったため大事をとって入院とし、頭部裂傷の患者さんは縫合処置を終えた頃には夜が明けてきており、頭部CTチェックの後、外科H見副院長へと引継ぎをしてそのまま土佐山診療所へと向かった。

10月14日(日)晴れ 今日は三翠園ホテルにて11月下旬に行われるリザーバー研究会の打ち合わせがあった。県民文化ホールのグリーンホールを会場として使うほどの大きな学会であり、準備もなかなか大変なものがありそうだ。私はスライド関係の担当となり、プロジェクターを使用した発表形式への対応もあるため何かと心配も大きい。しかしながら今回その専任スタッフが指導に来て下さるとのことで多少なりとも心強いものがある。M田先生がストレスで倒れることがないよう祈るばかりである…。この後毎月恒例の高知医療センター開設に向けての意見交換の場であるそうかいSOH会にも参加し、S戸山先生から色々とご説明を頂いた。新病院への準備は着々と進行中のようである。

10月12日(金)晴れ すっかりと朝が冷え込むようになってしまった.早朝だとジャンバーが必須アイテムになりつつある.ついこの間まで半袖でも暑いくらいだったのに・・・.今日も診療所にはこの季節の変わり目に伴う環境の悪戯によって体調を崩して来院される方が多かった.喘息患者さん達ももう少し気候が安定するまでの辛抱である.

10月10日(水)晴れ 体育の日 葉山の診療所にはお昼休みにお弁当屋さんが車で移動販売にやって来る。これまでは近くの喫茶店やラーメン屋さんに行ったりしていたが、結構この弁当が美味しいことが判明し、最近では専らこの弁当を昼食にしている。お惣菜やら地元のおかず類もあってなかなかユニークである。

10月9日(火)曇りのち雨 今日は黒丸無医地区巡回診療があった。密かにそろそろ紅葉が見頃になってきているかと楽しみにして行ったがまだ全然という感じだった。来月の巡回診療はお神祭の関係で第2週→第1週に早まったことから、どうもこの頃がベストのような気がする。黒丸辺りはまだ自然林が多くて瀬戸川渓谷に映える紅葉はかなりインパクトの強い美しさがある。

10月7日(日)雨のち曇り 今日は午後の飛行機までの時間を秋葉原散策にあてた。何といってもWindows Xpの発売に向けて従来のWindows98,Me,2000モデルの在庫一掃セールがあちこちで目についた。価格もデフレスパイラルの影響も加味されてかなりお手ごろな値段が付けられていた。かなり気持ちは揺れ動いたが、何とか財布の紐を緩めずに空港へと向かった。秋葉原の誘惑はとてつもなく大きい…。

10月6日(土)晴れ 今日東京の都市センターホテルの一角でへき地・離島救急医学会が開かれた。固定翼機の導入に関する可能性についてのシンポジウムもあり、あたかも航空ショーに来ているかの錯覚を覚えるような感じもあった。自分の発表はへき地・離島の医療支援についての所だったが、自治医大のT久学長もおいでになられていつも以上に緊張してしまった。T久学長は来月17日に高知の方へお招きしており、そのご挨拶も併せてさせて頂く機会もあってラッキーだった。夜は学会に参加された自治医大関係の先生方と3次会まで呑んだくれた・・・.

10月4日(木)晴れ 今日は土佐山診療所への代診が今月末でしばらくお休みになる。というのも診療所長のO谷医師が高知医大で学位取得のために毎週研修に行っているのだが、指導医の都合で木曜日の指導ができなくなってしまい、O谷医師は来月からは金曜日の午後を利用して研修に行くようになるらしい。このことは土佐山村の住民にしたらメリットが大きく、毎日O谷医師が診療所にいるだけでも価値は大きい。

10月2日(火)晴れ 今日は高知医大総合診療部K本教授の所へM吉課長、担当のG味さんと3人でお伺いした。来年度、高知医大から国保連合会の貸与金制度を利用した卒業生が初めて出るということで、その初期臨床研修に関する打ち合わせが目的であった。K本教授の存在が何より大きいとは思うが、平成16年度からスタートする臨床研修制度をにらんでの新しい教育システムがすでに作られており、マイナー科目については市内の民間を利用した画期的なものとなっている。K本教授には将来的に高知諸診医会と一緒に仕事ができる気概のある医師を育てて頂きたい。

10月1日(月)晴れ 今日は予想されていたこととはいえ、先週と翌週の月曜日が休みということで、外来が大混雑して朝からとても慌しかった。今日来院された患者さんは3グループ(3週間、4週間、5週間後にそれぞれ再診)に振り分けを行い、夕方5時前にようやく診療を終えることができた。とりあえず、ホッと一息…。