日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・
今日の出来事
12月28日(火)曇り 2001年の仕事納めは梼原町四万川診療所で迎えることとなった。今年1年を振り返ってみると、本山町、梼原町、土佐山村、葉山村、本川村、馬路村、大豊町、土佐町と8箇所の自治体の医療機関で聴診器を持たせて頂いた。このお陰で随分と朝が強くなった。このような形の医師個人レベルでの診療支援には限界があるわけで、幾つかの医療機関とネットワークを組んで組織全体としての支援システムをこれから考えていく必要がある。医療機関や自治体間の壁を越えた診療活動というのは,これから市町村合併なども見据えてきっと求められてくる一つの医療スタイルではないかと考えたりもする今日この頃である。
12月25日(火)雪 今日は嶺北地域に雪が降った.午前中のわずかの時間の間で病院周辺は真っ白の銀世界へと変貌した.午後の往診もジャンバーを着込んでのものとなり,タイヤを滑らせながらの訪問診療であった.午後には晴れ間が見えて帰路につく頃には道も普通になっていて無事高知市へと帰り着くことができた.そろそろチェーンも車に積んどかなくっちゃいけないなぁ・・・。
12月24日(月)晴れ 今日は家でクリスマスパーティ.本当は夜中にプレゼントを置くのだが,明日の朝出勤が早いため,子供達の喜ぶ表情が見られないのは残念ということで,嫁さんに頼んでパーティーの買い出しの時にサンタさんが置いてくれるパターンに変更した.それでも子供達は疑うこともなく純粋に大喜びしてくれていた.
12月22日(土)晴れ 今日は透析当直を済ませてから,子供達のクリスマスプレゼントを買いに市内のTザラスというおもちゃ屋さんに行った.子供達はまだサンタさんの存在を強く信じているようで,ここ1週間は「お空のどこかでサンタさんが見ているんだよ」「そんな悪い子にはサンタさんはプレゼントをくれないんだよ」という決まり文句で,何ともびっくりするくらいにお利巧さんでいてくれたのである.今日子供達の選んだおもちゃをこっそりと購入してクリスマスに備えるのである.
12月21日(金)晴れ 今日はIIMSの集中講座の最終日であった.高知県中のN村先生,M田先生と一緒のグループで色々とディスカッションしながら進んでいった.後半はかなり高度な内容まで踏み込んでの話になり,少々難しかったが,何とか予定されたプログラムは無事終了し,年明けからは病院職員を対象としてグループ指導にあたることになりそうだ.
12月20日(木)晴れ 今日の夕方梼原病院に高齢の心筋梗塞患者さんが緊急入院となった.家族の希望もあって特に町外への搬送はせず,梼原にて保存的治療を試みることになった.t-PAという1本数十万の点滴も併用して可能な限りの手は施した.後はこのまま回復を待つのみである.
12月19日(水)晴れ 今日夕方から高知医療センターで採用される富士通の電子カルテシステム(IIMS)に関するリーダー研修が病院組合3Fで行われた.約2時間にわたる集中講座で,システムの概要を実際にパソコンを前にしての実習形式であった.段階を追って一つずつ学んでいくとそのシステムの奥深さに驚かされてしまう.これが3年後には更にバージョンアップした形となって提供されるのであろう.今から楽しみである.
12月18日(火)晴れ 今日は昼過ぎまで大豊町久寿軒への無医地区巡回診療を済ませて夕方から県の方へ出向いた.今日は来年度の人事に関する私自身のヒアリングがあった.このヒアリングは県担当者が地域の現場まで出向いて高知諸診医会全員に対して毎年行われている.このヒアリングで集められた情報をもとに県と各医師との間で人事に関する調整作業が続けられていくわけである.この地道な作業が実は大きな意味をもつものであり,我々組織の根幹を支える部分でもある.年明けからいよいよ本格的な調整作業に入り,2月上旬には最終案が提示されるはずである.
12月17日(月)晴れ 今日は内科外来の最後の月曜日ということで,年末を控えてかなりな数の外来患者さんの来院があった.午前中は全くの初診患者さんについては内科S木医師,S田医師の応援も頼む始末であった.結局夕方までかかって何とか無事外来を終えたが,今度は年明け7日が恐ろしい・・・.
12月16日(日)晴れ 今日は今年最後のそうかいSOH会が開かれた.今年の総決算だけあって色々と熱いディスカッションが繰り広げられた.会の終了後に一部の参加者で打ち上げ会を行った.この会の中で高知市民病院O脇先生のつてで外科I川先生のお見合い話が成立してしまった.お相手はなかなか理想的な方らしくこれからの展開が楽しみである.
12月14日(金)雪 今日は四万川の代診であった.今年初めての雪が梼原に降った.強い風と共に降る雪は積もらないので大丈夫ということらしい.風が止んでしんしんと降る雪が積もるようである.夕方帰途についたが,葉山村に入った頃には雪もなくなり全くの別世界であった.今夜高知県中全体の大忘年会が三翠園ホテルで開かれることになっていたが,残念ながら私は病院で当直・留守番ということになっていた.救急車は2台やってくるし,バタバタと慌しい当直であった.せめてくじ引きには出たかった・・・.
12月13日(木)晴れ 今日は梼原病院の忘年会だった.私の代診日に合わせて頂いた形となり,大変申し訳ない思いだったが,よく知っている面々の集まりだったので,個人的には特に違和感もなく一緒に大騒ぎさせてもらった.毎年恒例の豪華景品のあたるくじ引き大会では何と「のり」の詰め合わせセットが当たった・・・特賞は町長さんが引き当てられたのだが,帰り際に病院職員全員とジャンケン大会をやって最後まで勝ち抜いた方にプレゼントなされていた(さすが太っ腹!!).
12月12日(水)晴れ 今日は葉山の代診を終わらせて,夕方から高知市で飲み会があった.移植コーディネーターのC力さんや外科で移植に関与している先生方との忘年会である.C力さんは日頃病院の中でしかなかなか話をすることもないことから,今回はそういった意味でもよい機会であった.話題は何といっても外科I川先生の結婚相手を探すことで大いに盛り上がりを見せた.このチームの来年の目標はどうやらこれではっきりしたようだ.週半ばということでお酒もほどほどにして1次会でお開きとなった.
12月11日(火)晴れ 今日は黒丸地区への無医地区巡回診療があった。前月の診療の時に華々しい美しさを醸し出していた紅葉もすっかり跡形もなく散り去っており、より一層肌寒い感じがした。診療を終えて地元の患者さんが作ってくれたおぜんざいがあり、とても甘くて美味しかった。寒い中食べる熱いおぜんざいはこれ以上ない美味さがあった。来月は雪の心配もしなくてはならない。山間部は本格的な冬の季節に突入した・・・。
12月10日(月)晴れ 今日県中で外来をやっていると嶺北のU口先生から電話で患者コンサルトが入った。何でも肝膿瘍の症例らしく、高熱が続いているらしい。アメーバー性肝膿瘍ではなさそうだということで、ドレナージの適応有りと判断されてのことだった。早速放射線科のM田先生にご相談を持ちかけ、出張ドレナージの手筈が整った。今日の午後だけでもPTCDなど7件の検査・治療が入っておられたが、お忙しい中何とか時間をやりくりして下さり、夜になって嶺北へと向かって頂いた。到着はPM20時を回っていたとのことだったが、I上医師を助手にあっという間に手技を終了なされたとのこと。嶺北まで専門医が直接出向いて治療して頂けるというのは何ともありがたいことであり、地元で治療が完結できる患者さん自身が何より喜ぶことであろう。M田先生、大変お疲れ様でした。
12月9日(日)晴れ 今日は優美佳のクリスマス発表会が幼稚園で開かれた。歌と踊りを披露してくれたが、集団の中で色々と見せてくれる一挙手一投足は何とも可愛いものである(親バカは自負しているところ・・・)。ちょうど岡山から義祖父と東京からK恵義姉さんが来高していて一緒に優美佳の応援に来てくれた。夜は優駿を連れてハリーポッタの映画を観に行った。優駿にはちょっと長過ぎた感はあったが、最後まで寝ずに鑑賞してくれていた。なかなか面白かった。
12月8日(土)曇り 今日は高知市の国際ホテルで日本プライマリケア学会四国支部の発足総会が開かれた。四国各県から三豊のO原先生をはじめ、徳島のB東先生など多くのご高名な先生方が集まっていた。全国学会の会長さんもいらっしゃっていて、これからコメディカルの方々の参加も促して盛り上げていけたらと感じた。四国支部長は高知医療センター院長予定者であるS戸山先生が指名された。これから何かと期待がもてる研究会になりそうである。その後会場を後にして今度は自治医大卒業医師・高知諸診医会・地域医療振興協会高知県支部合同の大忘年会が料亭Uぼうずにて執り行われた.高知医大総合診療部K本教授をはじめ総計33名の参加があった.今年を締めくくる忘年会も無事終了し,高知諸診医会など3組織としての公式な行事はこれで全て終了ということになる.今年は30周年記念式典や四国地域医学研究会など大きなイベントが目白押しであったので,なかなか充実した年であったように思う.
12月7日(金)晴れ 年明けの1月から嶺北中央病院で研修中のI上医師が高知県中の小児科・皮膚科にて週1回の外来研修を受けるにあたって、その挨拶と研修依頼のために夕方I上医師と待ち合わせをしてT橋院長との面会を段取りした。T橋院長は高知医大出身で何のデューティーもない彼女が高知県のへき地医療に飛び込んでくるという彼女の生き方に感銘を受けたようで、約1時間近く色々な話でディスカッションなされておられた。I上医師の印象はなかなか良かったようで、研修も無事許可を頂いた。来年度からの一人診療所での仕事に役立つよう頑張って欲しいものである。
12月6日(木)曇り 今日は梼原病院の後方支援業務を終えた後、葉山村へと向かった。夜に姫ノ野・杉ノ川診療所合同忘年会があり、今回そのご招待を頂いたためである。姫ノ野診療所で東洋医学を中心に外来診療をなされておられるY口先生ともゆっくりお話ができて色々と得るものも大きかった。高知医療センターで東洋医学科という診療科ができることはすでに決まっているが、高知諸診医会の中からもこの分野で現在後期研修を受けている医師もいる。また中村市でも自治医大卒業医師が東洋医学の里として現在システム作りの中心的存在として活躍している例もある。これから高知県ではこの分野に関して色々と注目されていくことになるのだろう。
12月5日(水)曇り 最近私の元にウイルスメールが時々送られてくるようになった。このウイルスはホームページでHTML上のmailtoタグを使用している管理者宛てにランダムに送信して繁殖するタイプのものらしい。タイトルは「RE」のみで、いかにも私が出したメールに対する返信の形のように送られてくるのである。情報によるとこのウイルスメールはOutlook Expressのみに感染するらしく、電話回線をつないだままプレビューでそのメールの中身を開いただけでも感染するらしい。早速レイアウトからプレビュー画面を外して、加入しいるプロバイダーのBIGLOBEに月300円でウイルスチェックサービス契約を行った。このサービスは契約者にメールを配信する前にウイルスのチェックをしてくれるらしく、感染メールはウイルスを駆除した形で送信してくれるという涙が出るようなありがたいサービスである。システムがパーになってしまうことを考えれば月300円など微々たるものである。それにしてもこんなウイルスメールを作る奴は許せない・・・。
12月4日(火)晴れ 今日は嶺北中央病院での診療支援を行った。現在何より大切な業務の一つとして研修中のI上医師に対する内視鏡・胃透視の指導がある。秋ぐらいから地域医療(住民検診)にI上医師の担当日ができたこともあり、また来年の一人診療所業務に向けて残りあと4ヶ月の研修期間の中で検査技術をマスターしてもらわなければならないのである。U口副院長も一生懸命指導を続けておられて、随分と胃カメラなどは安心して見ていられるまでに成長してくれたようだ。胃透視はこのペースで行けば間違いなく間に合うものと思われ、また年明け1月からは高知県中にて皮膚科・小児科の研修も取り入れられる予定であり、これから何かと楽しみな人材である。
12月1日(土)晴れ 今日は研究会第2日目ということで、スタッフの方々も随分と要領が分かってきたようで、てきぱきと各ブースの仕事をこなしていた。PCでの発表に対しての備えも万全でほぼ完璧にプレゼンテーションにもっていくことができた。ただ途中座長がスタッフへの打ち合わせ無しで発表順を変更なさった時には一瞬どたばたとしたが、何とかその場もクリアできた。そんなこんなで無事リザーバー研究会を終えることができ、主催者のM田先生もホッとなされていた。A波谷総監督をはじめスタッフの皆様方大変お疲れ様でした(打ち上げ会を楽しみにしてまーす!!)。来年は北海道でこの学会が開かれるとのことで、大学の同期であるA木医師もその準備に関わるらしい。何とか機会ができれば是非参加して富良野・旭川周辺を堪能してみたいものである。