日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

          

2月27日(火) 晴れ 梼原病院ではそろそろインフルエンザが流行ってきつつあるとのことだが、四万川診療所にはまだその気配がない。今日は特に発熱の患者もおらず、平和に外来を終えることができた。それでも処方のみの患者を併せて75名の受診があったようだ。診療を終えて束ねられたカルテを見ると結構ゾッとするのである。ここの診療所ではインフルエンザの流行だけは免れたいものである(外来が回らない・・・)。

2月26日(月) 晴れ 今日は外来だったがまだまだインフルエンザの嵐は収まる気配がない。小児科の忙しさもタダモノではなく、大勢の患児が押し寄せているわけだが、その外来にずっと付いて勉強しているうちの研修医O川医師もとうとうインフルエンザのためダウンしてしまった。小児科K川部長に欠席の報告をし自宅安静としたが、こうやって医師としての強い免疫を獲得していくわけである。てんかんなどその他の疾患で外来治療している子供達もこの外来できっとウイルスをもらってしてしまうのだろう。梼原病院時代にも病状があまり変わりないのなら、インフルエンザの流行時期にはあんまし無理して外来にはいかん方がよいという噂が飛び交ったが、これは本当のことらしい・・・。

2月23日(金) 晴れ 本川村診療所M下医師の体調は戻り、嶺北からの代診は見送ることができたそうだ。めでたし、めでたし・・・。

2月22日(木) 晴れ 今日は本来ならば久寿軒への無医地区診療の日だったが、自治医大研修医のO川医師が内科業務を手伝うという条件のもとで内科の常勤医師が私の代わりに無医地区診療に行ってくれることになった。このお陰で今日も無事本川村への代診が可能となった。明日は嶺北中央病院の方から代診医が派遣される予定であり、M下医師も安心して療養に専念できると思う。一人診療所での勤務では病気になったり、怪我をしたりした時にとても心細い思いをするわけで、こんな状況の時に高知諸診医会の中でこのような形で助け合いができることは何よりもの財産であると感じた。

2月21日(水) 雨 今日は本来であれば土佐山村診療所への代診の予定であったが、本川村診療所勤務のM下医師がインフルエンザのため、高熱を出し、診療不能の状態となっているということで急な代診依頼があった。土佐山村のK村医師は三豊総合病院に内視鏡研修に行っているのだが、急遽研修を取りやめ、土佐山に残ってくれることとなり、無事臨時代診に対応することができた。M下医師は完全にダウンしており、しかも自分で自分の処方や点滴指示がてきないことから、私がやってくるまで我慢して待っていた。点滴や内服の指示を書いて対症的に加療を行った。この様子では明日も代診が必要となるだろう。高知諸診医会の内部調整を図らなくてはなるまい。

2月19日(月) 晴れ 今日は朝9時から夕方の5時近くまでずっと外来が続いた。とうとうインフルエンザの大流行が始まった兆しがある。中でも県中職員内で院内流行していることだけは確かだ。看護婦さん達が結構熱発していることが多くて、各病棟の婦長さん達も勤務のやりくりに困っていることだろう。結構激しい症状で来られる患者さん達が多いのだが、そんな暴露を受けても平気でいられる自分が嬉しいような哀しいような・・・。

2月17日(土) 晴れ 今日は葉山村にて地域医療シンポジウムが開かれた。葉山村杉ノ川診療所のY崎先生が中心となって準備をして頂き、当初は主催者であるK良村長自身があまりこのシンポの意味を理解されていない状況からスタートしたにもかかわらず、その成果は参加者の間からは高い評価をあちこちから耳にし、また県の担当者からも「葉山村にとって大変意味のあるシンポジウムだった」と絶賛される文句なしの立派な会となった。保健・福祉・医療の統合というのはきっかけさえつかめれば、後は流れに乗れるものかも知れないが、なかなかそういったきっかけに恵まれるチャンスはそうそうないものである。今回葉山はそのきっかけを得たと言っても過言ではない。毎年このシンポを市町村の持ち回りで継続し、橋本知事の言う地域医療に対する「啓蒙」活動をこれからもどんどんと広めていく必要があろう。

2月15日(木) 晴れ 今日帰宅すると嫁さんが上機嫌であった。何があったかと聞くと春野にキャンプにやってきているヴィッセル神戸の三浦知良(カズ)選手から直筆のサインをもらったようなのだ。優駿愛用のサッカーボールに確かに「Kazu」のサインが書いてあった。この他私はよく知らないが日本代表の望月選手のサインも書かれてあった。もうこのサッカーボールは外で蹴れないとのこと。今日は平日だったのでこのサービスが受けられたようなのだが、休日はダメということで専業主婦の特権ともいうべきものだろう。嫁さんがカズにサインしてもらっていた私は嶺北で大腸ファイバーを握ってポリペクの真っ最中であった。トホホ・・・。

2月14日(水) 晴れ 今日は内科のお祝いがあった。剖検数が規定の20症例を超えて内科学会認定教育病院の更新が決まったためである。昨年20症例に足らなかったこともあり、今年もということになれば指定取り消しとなっていたわけである。何はともあれ、Y光部長をはじめとする内科スタッフと研修医のみんなの努力が全てであり、評価されるべきものであろう。近くのホテルでしゃぶしゃぶを食べた。美味かった・・・。しかし今日はバレンタインデーだったはず・・・。独身の先生達にとってはとんだ迷惑?だったかも。

2月13日(火) 雨 今日は四万川診療所への代診の帰りに葉山村杉ノ川診療所に立ち寄った。今週末に行われる葉山村シンポジウムでの発表原稿をY崎先生に手渡すためである。PM17時近くになっているのに外来の待ち合いは外来患者さんがまだ大勢残っておられた。Y崎先生によると現在葉山では風邪が流行っていて朝から風邪の患者さんが入れ替わり立ち替わりで来ているとのことだった。2診制で診ても結構時間がかかりそうなくらいの数でY崎先生の夕食は果たして何時になることやら。まだ葉山での診療許可は受けていないため後ろ髪を引かれる思いで帰途につくことにした。Y崎先生、大変お疲れ様でした・・・。

2月12日(月) 曇り 振り替え休日 今日は透析当番。いつもは午前の部だけで終わりのためPM14時前後で終了となるのだが、今日はMRSAなどの関係で午後の部として透析を必要とされる患者さんがおられ、PM17時過ぎまでの当番となった。今週末に葉山村でシンポジウムの発表があり、その準備をするのに好都合の当番となった。家ではなかなかそうはいかないのである。

2月11日(日) 曇り 建国記念日 今日は家の大掃除をして一日が潰れてしまったが、ちょっと買い物にと出かけた嫁さんと優美佳がなかなか帰ってこない。ひょっとして事故にでも遭ったのでは・・・と心配したが、例の松坂・カズを一目見ようとするファンによる大渋滞のせいで車が動かなかったためであった。いつもは平穏な春野町だが、このキャンプシーズンの週末だけはあまり車で動かない方がマシのようである。でも野次馬根性ながらもカズは一目見てみたいものである。嫁さんは平日にカズを見に行ってくると言っていた。う・羨ましい・・・。

2月10日(土) 晴れ 今日は午前中透析を済ませてお昼をH見副院長にご馳走になった。病院近くに手打ちうどんの美味しい店があるということで一緒に連れて行って頂いた。昨年まで香川にいたので少しはうどんにウルサくなっていた私だが、なかなか美味しいお店だった。今度は嫁さん達を連れてきてあげることにしよう。

2月8日(木) 雨 今日梼原病院A波谷院長を通じて四万川診療所M野医師の急逝を伝えられた。昨年7月から病気のために病休を余儀なくされ、その代診をへき地医療センターの方で週一回続けてきた経緯がある。彼女の医師としての素晴らしさは何よりも四万川の住民の方々の表情やお話などから汲み取ることができた。カルテに書かれている一つ一つの言葉や表現にも彼女のもつ独特の優しさや心配り、患者さんとの痛みの分かち合いみたいなものがひしひしと伝わってきた。特に予防医学に対する取り組みの姿勢には目を見張るものがあり、中でも禁煙と腰痛体操への取り組みは素晴らしかった。それらを今でも多くの患者が実践し、かつ継続なされている現実がある。病魔に打ち勝って現場への復帰を心より願っていたのだが、大変に哀しい結果となってしまった・・・。M野先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2月7日(水) 雨 今日は土佐山村診療所での代診日だった。例の事件のためか、役場・議員関係の方々のストレス・疲労は想像を絶するものがあるだろう。今日もその関係者で不眠のために睡眠薬を希望されたり、めまいのために点滴を希望される方がおられた。原因ははっきりしているのだが、なかなかこちらから掛けてあげられる言葉が見つからず辛いものがあった。

2月4日(日) 雨 今日もまたまた雨だった。こうも雨が続くと朝通勤の出足がどうしても鈍ってしまう。暖かいのはいいのだけど・・・。病院でまた専門医転出が決まってしまった。今度は小児外科N田先生である。県内でも有数の小児外科医であり、多くの患者さん達が残念がることだろう。統合新病院までこういった状況はまだまだ続くと思われる。県の方としてはまさに思惑通りということだろうが、残される者としてはなかなか辛いものがある・・・。

2月3日(土) 曇り 今朝は昨夜の後遺症を抱えながらも何とか透析業務をこなしてそのまま家に帰って爆睡状態となった。夕方にムクッと起きて家族サービスに努めるも嫁さんの機嫌はすこぶる不良であった。もはや弁解の余地なし・・・。

2月2日(金) 雨 今日は夕方高知県免疫研究会主催の研究会に参加した。透析でお世話になっているN村先生からのお誘いで頭数合わせくらいの役には立つと思い参加した。講師は岡大第3内科の助教授をお招きして、サイトカインの最新情報などについて講義を受けた。同じ会場には本川村診療所のM下医師が参加しており、勉強会終了後一緒に新阪急にて別の研究会に参加しているH見副院長の集団と合流して飲み会に行くことにした。K野事務局長行きつけの家庭的な雰囲気の居酒屋からスタートして3次会まで盛り上がってしまった。翌日透析があるためそのまま県中の仮眠室で一夜を明かすこととなった・・・。

2月1日(木) 雨 幸い嫁さんと長男の風邪は昨日の点滴の効果もあってか順調に回復の兆しが見られる。優美佳の方は嘘のように元気にはしゃぎまくってくれている。優美佳の心配ばかりしていた私だが、今朝から妙に下痢気味である。大丈夫か???