日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

          

4月27日(金)晴れ 今日は高知医大第2内科から派遣されているM山医師の送別会であった。彼の後任としてT田医師が赴任することとなり、併せてその歓迎もあった。自治医大の新人2人も歓迎して頂いた。内科病棟も大きく編成し直され、今夜の歓送迎会には新任の挨拶と顔見せも兼ねて総婦長と各内科病棟の婦長・副婦長も出席して下さり、いつも以上に賑やかな宴会風景となった。新生・県中内科のこれからに期待したいものである。

4月26日(木)晴れ 今日は午後に医師国家試験の合格発表が行われた。現在高知県中で導入研修中の2人は見事合格ということで何よりであった。夕方県長寿社会政策課主催の合格祝いパーティが行われ、その後2人とT田医師を連れて肝胆膵カンファの歓送迎会会場へと乱入した。こちらでも日本酒を中心に手厚い歓迎を受けることになった。これから厳しい研修医としての生活が始まるが2人ともしっかり頑張ってもらいたい。

4月25日(水)雨のち曇り 今日は葉山の代診。県中と同じく咳嗽を主訴にやって来られる患者さんが多い。Y崎先生から話は聞いていたが、これはまさに流行といっても過言ではあるまい。Y崎先生の処方を勉強させてもらいながらほとんどdo処方(前回と同じ内容)に準じた。少しずつ改善はされているのだが、どうもすっきり咳が切れない方が多いようである。症状のひどい患者さんはこれまで喘息など既往のないはずなのに確かに喘息の音が聴取されている。う〜んなかなかあなどれない気管支炎だ・・・。

4月24日(火)曇り 今日は嶺北に行った。4月から勤務することになったI上医師にも久し振りに会って色々と話もできた。まだまだ初めてのことばかりで不安の方が多いみたいだが、病棟での様子はもうすっかり溶け込んでいる感じで全く問題なさそうである。午後には予防接種と訪問巡回診療(上関地区)など外回りの仕事であっという間に時間が過ぎてしまった。県中に帰って5月の連休明けに始まる職員検診の受診票を作成しなければならないのだが、シール台紙への印刷のためか200名を越えたくらいのところからプリンターが熱を持ってきて台紙をうまく巻き込まなくなってしまった。無残にもグシャグシャになる台紙の山に半分以上切れかかっていたが、ここは自分の頭も冷やすべきだろうと考えて300名分仕上げたところで終了とした。カーッとなると何もかもうまくいかないのが世の常である。残りあと230枚、頑張って仕上げてしまわなければ・・・。

4月23日(月)晴れ 今日から今年3月に自治医大を卒業したばかりのS竹君、S田君の2名が導入研修として高知県中に来ている。今日は初診受付と内科外来、医事などの研修であったが、これから薬局や検査、給食、看護業務などの研修が控えている。看護業務では準夜勤の看護婦さんについて病棟での申し送りや病棟業務について勉強する機会もある。医師国家試験の合格発表は4月26日(木)だそうだ。今年は答案用紙と試験問題が回収されたということで自己採点もできていないらしく2人とも正直心配だと漏らしていた。

4月22日(日)晴れ 今日は優美佳の4歳になる誕生日である。楽しみに待ち侘びていた幼稚園バスにも乗れるようになり、毎朝楽しそうに幼稚園に通っている。ちょうど上の優駿が小学校に上がったので全ての幼稚園グッズがそのまま優美佳に流れて有効再利用されている。4月生まれということで他の子達よりも大きくてしっかりしているようだが、確かにこの頃の4月生まれと3月生まれは随分と差があるのも無理はないことだろう。随分と語彙も増えてきたようで最近はオシャマなことを連発してくれて思わず笑ってしまうことも多い。ずっと今くらいでいてもらっても親としては構わないのだが、子供の成長だけは誰にも止められない・・・。

4月20日(金)晴れ 今日は四万川に行き、午後には幼稚園・小学校の健康診断があった。耳・鼻・のど・脊椎なども診察対象となっており、2,4,6年生については血圧もチェックするため、結構時間がかかってしまった(所要時間90分)。ここ四万川地区は結構児童数も多くて、賑やかである。特に顔を見れば誰の子供か一目瞭然というところがまたユニークでもある。

4月19日(木)晴れ 今日は土佐山に代診へ行ったが、食欲不振、低血圧、脱水の症状を来たした高齢の患者さんがおられ、ここ1週間ほど点滴などで様子をみていたが、改善がないため近くの四国勤労病院へと紹介させて頂いた。Y部院長がスムーズに病床を確保して下さり、滞りなく療養・リハビリを兼ねた入院を確保できた。7月にはいずみの病院としてリニューアルオープンとなるが、ここ土佐山村の住民の方々にとっては何とも心強い医療機関となることだろう。Y部先生、今後とも宜しくお願い申し上げます。

4月18日(水)晴れ 今日は午前中に厚生省の会計監査が入った。補助金に関する監査でうちの病院では臨床研修とへき地中核病院に関する事項が監査の対象となっているとのこと。事務局の方からへき地関係のことは分からないので監査の時には病院にいて欲しいと頼まれて、午前中は葉山の代診をお休みさせて頂くことになった。監査の担当官の方は臨床研修関係にはなかなか詳しい知識を持っておられたようだが、へき地関係のことはあまりタッチしたことがないということで、逆にこの機会を利用して色々と勉強したいとの申し出があった。事務方もホッとした様子でへき地関係で結構時間が潰れて監査も滞りなく終了した。補助金の返還などという最悪の事態だけは免れたようである。

4月17日(火)曇り 今日は久寿軒地区への無医地区巡回診療の日である。今月から診療日が火曜日に変更となったが、特に大きな混乱もなく無事に終了した。この地区へ向かう林道は結構細くて車の行き違いが極めて困難な道である。ガードレールもない場所が多くてつい先日この林道で転落死亡事故が起きたとのこと。山間部の交通アクセスはまだまだ厳しい場所が多いのが現状である。

4月16日(月)晴れ 今日は外来が多くて朝8時40分から始めて結局16時近くまでかかってしまった。乾性咳嗽を主体とする風邪が流行していることもあってか初診がなかなか多い。炎症反応も熱もなく、食欲もあって元気なのに咳だけが長期に続くというパターンである。こうも多いと結構受け入れる側としては滅入ってしまうものである。アレルギー?ウイルス感染?・・・???

4月13日(金)晴れ 今日は本来四万川診療所へ行く予定であったが、本川村のM下医師が内科学会への参加のため不在となるため今回はこちらを優先して代診に行った。本川村はちょうど高知市から1週間遅れで桜が満開であった。お天気もよくって桜の艶やかさが一層引き立っていた。今年はおそらくこれが最後に見る桜であろう。診療所はやはりコンビニ感覚の診療が必要でやはりなかなかやりがいがある。今日だけでも内科は勿論外科、耳鼻科、眼科、小児科、皮膚科、泌尿器科に相当する患者さんが来院されていた。この感覚が地域医療の醍醐味のひとつである。

4月12日(木)晴れ 今日は土佐山への代診。通常は昼過ぎまでの診療とし、午後15時からは高知東高校衛生看護科の講義を入れることにした。いよいよこの講義も来週からスタートとなる。秋までのロングランがいよいよ始まるのだ。そろそろ講義の準備も必要となってくる。夜は肝胆膵カンファに参加したが、いつもの通り多くの興味深い症例が目白押しであった。しかしながら私自身ここ2-3日のスケジュールのためかちょっぴりお疲れモードであった。カンファが終わって自宅に帰ってわき目もふらずに爆睡モードに入ったのは言うまでもない。

4月11日(水)晴れ 今日は朝8時過ぎまで爆睡して快適に目覚めた。そのまま葉山で代診に入ったが、梼原病院のM場医師、O川医師から一通の封筒が届いた。患者紹介のようである。紹介状とMOが入っていたが、何とこれが動画ファイルであった。Windows Media Playerでは動かず、Quick Timeというソフトを使って動いてくれた。早速県中に戻り、専門医に紹介して内服治療の支持を頂くことができた。動画の威力が今回まさに発揮された形となり、今後も色々と利用できそうである。夜は病院当直で外来は何もなかったのだが、病棟で1名行方不明(無断外出したまま帰ってこない)と午前3時に入院患者さんが全身の間代性痙攣を起こしたということでコールがあった。抗痙攣剤などにて何とか対応したが、なかなかそう楽な当直とはならないようである。

4月10日(火)晴れ 今日は嶺北の後方支援日である。午前中事業所検診があり、胃透視が珍しく4件も入っていた。午後には黒丸地区(ちなみに本山町から車で1時間の山奥の郷)と在宅訪問診療(寺家地区)を行い、そのまま葉山へと向かった。今夜は葉山で私の歓迎会をやって頂けるためなのだ。杉ノ川診療所と姫ノ野診療所の全スタッフが集まって下さり、楽しい時間を過ごすことができた。Y崎先生が葉山をこよなく愛している気持ちが少し分かったような気がした。2次会の後葉山の郷に宿泊。ぐーっZ・Z・Z・Z・Z・Z。

4月9日(月)曇り 今日は外来だったが、4月から週に1回になったため、予約患者さんの枠がすでに一杯になってしまった。新患の患者さん達も当然来院されるので無制限に予約の枠を広げるわけにもいかず困っている。方法としては近くの医療機関を紹介するか、当院内科の専門医に回すしかないわけでこれから振り分けを考えていくこととしよう。H見副院長のパソコンがリニューアルした。G4(500MHz)PowerBookとMO、スキャナー、プリンターなどフルセットである。ソフトのインストールと個人辞書、メールアドレスの移植などセッティングを担当した。う〜ん、これが全て自分のだったらマックに乗り換えてもいいのに・・・と思うくらいの完璧なシステムである。う・羨ましい・・・。

4月7日(土)晴れ 今日は優駿の小学校入学式である。春野東小学校は現在梼原病院に勤務しているI井医師の母校であり、これから優駿は彼の後輩となるわけである。1学年98名ということで3クラスに分かれ、優駿は1年3組であった。隣りの女の子や春野平和幼稚園での親友も一緒の組だったようで嫁さんはホッとしていた。私の家から春野東小学校まで2.5kmくらいあり、毎日の登下校はちょっと心配もあったがこの地区からは24名の新1年生がいるそうでこの集団登校の模様はまさに遠足のような印象もある。なかなか歩くことの少ない世代でありこの経験も優駿にとってはまたよしと考えるべきなのであろう。

4月5日(木)晴れ 今日は土佐山村への代診日である。昨年までは毎週水曜日であったが、医師研修や私の代診の都合などにより木曜日への変更となった。木曜日は定期の患者送迎バスがない日ということで水曜日と木曜日の曜日変更は日常診療にあまり影響を与えないということでラッキーであった。本日はさほど曜日変更の影響による混乱はなく、また住民検診事業もまだ始まっていないためのんびりとしていた。

4月4日(水)晴れ 今日は葉山村杉ノ川診療所代診の初日であった。現在所長であるY崎先生の日頃の活躍によってかなり多くの患者さんが須崎から帰ってこられており、患者さんもかなり増えているようだ。ここともう一つの姫ノ野診療所のY口先生も中医学系の診療が好評でこちらも同様に患者さんを引きつけているようだ。このためか代診とはいっても予想を上回る患者数に思わず面食らってしまった。四万川診療所の外来に匹敵する受診数であり、やはり葉山は人口4600名と多く、須崎市が近いとはいいつつも2箇所の診療所の必要性が高いのであろう。

4月2日(月)晴れ 今日からいよいよ新年度スタート。年度はじめということで外来はどこもごったがえしていた。今年一年また充実した年となるよう、また無事て健康で過ごすことができるよう祈るばかりである。