日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

          

7月25日(水)晴れ 葉山村杉の川診療所にエコーデモ機の第2段アロカProSound SSD-4000が設置されていた。早速使わせて頂いたが、こちらもなかなかのもので、画像も鮮明であった。ボディマークをトラックボールで付けられる機能があって東芝製よりも便利な印象があった。いつもより早めに診療を終えてそのまま高知県中での当直へと突入した。夕方〜21時まではバタバタと時間外がいたが、ホッとしていたのもつかの間で深夜2時に耳鼻科疾患の患者が1名来院され、夜間熟睡の当直というところまではいかなかった。朝になれば病院からそのまま土佐山に向かう予定である。

7月24日(火)晴れ 今日は嶺北への後方支援だったが、ちょうどU口先生が夏休みということで午前中からフル回転で忙しかった。午後事業所検診を終えた後在宅訪問診療に向かったが、何せとにかく茹だるような暑さで参ってしまった。特に在宅のお年寄りはエアコンなどかけない健康な生活をなさっておられるのだが、やはり今日のような暑さでは食欲も低下してしまうようである。いよいよ夏本番!!といったところだ・・・。

7月20日(金)晴れ 本日高知オリエントホテルにてへき地医療協議会総会があり、関連市町村首長、担当課長、高知諸診医会、県担当部局が勢揃いした。予算や事業計画について色々な議案があり、今年は自治医大開学30周年記念という節目の年だけにそれに関連する行事も幾つか提示されていた。色々な意味で今年は大変な年になりそうである。総会の後、出席者の間で懇親会を開き交流を深めた。その後鏡川まつりで賑わう街中をくぐり抜けて、県の担当者やU口先生、I東先生、T上先生達と2次会場に向かい、遅くまで一緒に呑んで楽しんだ。

7月19日(木)晴れ うっとうしかった雨続きの日もとうとう終わって待ちに待った梅雨明けである。濡れない代わりに今度は暑さが最大の敵となる。県中は午後18時を過ぎると病室以外の冷房がストップしてしまうため、コントロール室に電話してエアコンを依頼しないと大変な蒸し暑さの中での残業となってしまう。日昼の廊下は器材などを運搬する助手さん達の大敵である。夏バテしないように頑張っていかなければ・・・。

7月18日(水)曇り 今日は葉山での代診だったが、1ヶ月以上も前から咳が続いてしんどいということで来院されたお年寄りの患者さんがいた。話を聞いてみると独居で隣りにすんでいる方が何度か説得してようやく出てこられたようである。この方の勧めがなければまだ在宅でおられた可能性が強い。酸素飽和度も低下しており、レントゲンでは両側中下肺を中心に肺炎像を呈していた。入院の適応ということで説得をして何とかくろしお病院の方に行ってくれることとなった。お年寄りの我慢強さには感心するが、何もここまでといった感がある。独居老人にとって隣人の存在が如何に大切か改めて感じさせられるエピソードであった。

7月17日(火)曇りのち雨 今日は久寿軒への無医地区巡回診療日であったが、病院に帰る途中に繁藤地区付近でもの凄い大雨に遭遇した。それこそバケツの水をひっくり返したという表現が適当なくらいの大雨で、ワイパーがとても追いつかない状況で恐ろしいものがあった。この大雨も高知市に入ると嘘のように降り止まり、晴れ間も見えて驚かされた。山の天気恐るべし・・・。

7月14日(土)晴れ 目を覚ますとそこは病院の仮眠室。快適な目覚めとまではいかなかったが、今日は透析当直のため眠い目をこすりながら透析センターに向かった。今週は腎移植などもあって予定以上に透析患者がいたため、2クールに分けての透析となった。当然午前と午後の2部に分かれてとなるため一日がかりの当番となった。いつもとは異なり、今日は状態の不安定な患者さんが多くて、除水を見送ったり、輸血を併用したりと慌しいものだった。昨夜の寝不足もあってか、家に帰ると一気に疲れがとっと来て、風呂に入ってそのまま轟沈してしまった。ぐう〜っ・・・

7月13日(金)曇り 今日は梼原町への後方支援から戻ってそのまま病院主催の三翠園ビアガーデンに参加した。会場では偶然一緒に居合わせた院外の知り合いと何人か会ったため、、院内交流そっちのけでついついそちらの方で話が盛り上がってしまいあっという間に終わってしまった。全然話足りない仲間が集まってそのまま2次会へとなだれ込んだ。いつもながら金曜日は朝が早いために夜遅くなるとカラータイマーが点滅して意識喪失となる傾向がある。家まで帰るパワーもなく、明日透析当直のため病院の当直室で泊まることにした。それにしても今日一日暑かった・・・。

7月11日(水)曇り 今日は葉山村杉の川診療所に東芝の最新型エコーがデモ機として置かれていた。早速腹部エコー4名と心エコー1名を施行させて頂いたが、その画像の鮮明さは感動ものであった。医療機器も年を追う毎にどんどんと性能がよくなり、コンパクトになりつつある。診療所としてエコーは強力な武器になるため、自治体の了解さえ頂けるものなら是非とも購入を前向きに検討して頂きたい商品である。あとはY崎所長のご判断に委ねることとしよう。

7月10日(火)曇り 今日は嶺北にて検診事業を終わらせた後に昼過ぎから黒丸無医地区診療に出掛けた。道中早明浦ダム湖畔を眺めたが、水位は思ったよりもあって、しばらくは渇水の話題も出そうにない。今の時期、黒丸地区は調度、紫陽花の花が満開であり高知市内との季節のギャップを感じた。風も心地よいくらいに涼しくて避暑地としては最適な場所である。

7月9日(月)曇り 今日は県中で外来。貧血・腎障害、高CPK血症のある患者を入院させた。先月末ごろから体調不良でしんどい日が続いていたようである。データが思った以上に悪化しており、緊急入院させることにした。住所をふと見ると患者さんは何と葉山村の方であり驚いてしまった。何とか良好な経過をたどって頂き、無事退院の運びとなった暁には杉の川診療所にてfollow upできそうである。

7月7日(土)晴れ 今日は県中で災害医療訓練・トリアージ訓練が行われた。10時にスタートして最初の30分に約40名の模擬患者が搬送されてきて、その患者を軽症・中等症・重症・死亡に振り分けをすることがトリアージと呼ばれる作業である。私はその最初のトリアージの担当になり、受け入れを体験したが、担架に乗せられて搬送されてくる患者が一度に4〜5名来て、一人1分以内でトリアージをしていくわけだが、診療をしながらトリアージタッグと呼ばれる札に記入して患者を次の段階に送る作業は困難を極めた。これがもし本当の災害現場だったら・・・と思うとぞっとするものがあった。夕方は優美佳の通う幼稚園で夕涼み会が行われ、幾つかの催しものに参加したが、災害訓練の時の特殊メークのイメージがが頭にこびりついていて何だかその日一日が妙に暗かった。

7月5日(木)曇り 今日は東高校の1学期期末試験の提出締め切り日であった。昨年作成した問題を若干バージョンアップして作り直したこともあってさほど手間はかからなかった。生徒さん達にとってはつらい試験期間だろうが、これを過ぎれば夏休みが待っているわけであり、何とも羨ましい限りである。今までは夏休みをとる時期などさほど気にかけずにきていたが、優駿が小学生になったこともあって、どうしても8月に!!となりそうだが、何せこの暑さだけにせっかく休みをとっても家でダラダラとしそうで今一つ気乗りがしない。子供達に怒られそう・・・。

7月3日(火)晴れ 今日は県庁に行き、長寿社会政策課にて高知諸診医会会長であるI東先生を交えて定期情報交換会を行った。これからへき地医療協議会総会・幹事会、夏季学生実習、30周年記念誌・記念式典、夏休み大学説明会、四国地域医学研究会など行事が目白押しである。担当のG味さんもへき地だけの担当ではないために他の幾つかの仕事も併せ持っていて、首が回らない状況だといっても過言ではない程大変な毎日を送っておられる。こういったG味さん達の地道な努力が今の我々の組織を陰ながら支えて下さっているのである。