日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

          

8月31日(金)曇り 今日は午前中四万川診療所にM上君と一緒に行くことになった.いわゆる典型的なへき地の一人診療所というものを実際に見ておきたいとう本人の希望もあってのことである.レントゲン装置などの設備がない診療所での診療はそれなりにインパクトはあったと思われる.午後は梼原病院のM場医師と共に特別養護老人ホーム「藤の家」に行って福祉関係の勉強もしてもらった.M上君の話ではここ梼原での研修ではA波谷院長と一緒に検死に行けた貴重な経験とケア会議が大きく印象に残ったようである.M上君,この5日間大変お疲れ様でした.高知諸診医会のシステムで研修した経験を一つの糧としていいお医者さんになって下さい・・・.

8月29日(水)晴れ 今日はM君を葉山村杉の川診療所へ連れて行った.午前中一人診療所の外来に付き合ってもらい,整形や小児,皮膚,外科などが混在する地域医療の現場に触れてもらった.お昼前の梼原行きのバスに乗ってもらってそのまま梼原病院のA波谷院長へと研修指導の引き継ぎをお願いした.梼原病院の取り組むまさに最先端の地域医療を思う存分に満喫してもらえることだろう.

8月28日(火)曇り 今日はM君を本山町の嶺北中央病院に連れて行った.午前中は透析や病棟,外来,検査を見学してもらい,午後には私の在宅訪問診療(3件)について来てもらった.夕方は症例検討会や入退院カンファに出て,そのまま夜の抄読会へと突入してもらった.自治医大1期生のM渕先生が10年以上継続してきた伝統の嶺北地区勉強会である.深夜0時30分過ぎにこのM渕先生の車で高知県中まで送ってもらったとのこと.M渕先生の底知れないパワーに圧倒されてさぞかし今日は疲れたことだと思う・・・.

8月27日(月)晴れ 今日から金曜日まで千葉大6年生のM上君が高知諸診医会のシステムでの研修が行われる.今朝8時に長距離バスを利用して高知駅に到着し,まずは県中にて内科での総合診療外来を見学してもらった.外来は結局15時過ぎまでかかり,そのまま消化器科に行ってESTやPEGの見学をしてもらった.なるべく金銭的負担のかからないように高知医大学生宿直室を利用してもらうことにした.学生生活最後の貴重な夏休みを利用しての研修だけに有意義なものになってくれればと願っている.せっかくの高知なので夜はカツオのたたきを食べてもらった.美味かったかな・・・?

8月23日(木)晴れ 今日は大学説明会があり,自治医大からN嶺助教授をお招きして母校の土佐高校に16年ぶりに凱旋した.私の高校時代の担任であった化学のH田先生は何と教頭先生になっておられた.20分ほど歓談する機会があったが,在学当時のことをよく覚えて下さっており,これが教師の凄いところだと感心されられた.進路指導主任の先生と生徒さんを前に少し緊張して説明を行った.来年からは7月後半の補習期間にこの説明会を行うことにして母校を後にした.いい人材を集めることもシステムの一つとして重要なのである.

8月22日(水)晴れ 今日は三豊でK野医師の送別会が開かれた.途中高知自動車道でトンネル内で故障した大型トラックのために約40分の足止めを食らってしまった.何とか送別会に滑り込んで久し振りにH畑院長先生や内科のスタッフ,外来の看護婦さん達にも再会できた.K野医師は循環器が専門だが麻酔科で学位を持つ逸材で,その経験を買われて重篤な症例を数多く受け持ってきた.三豊時代にはK野医師と一緒に結構飲みに出掛けており,楽しい思い出も多い.今回の異動(島根県)で少し遠くなって寂しいけれど,これで交流が途絶えるものでもなく,またお互いに行き来して,これからも末永く付き合っていきたい先生である.K野先生新任地でもそのパワーを活かして頑張って下さい!!

8月21日(火)雨のち曇り(台風11号接近) 今日は台風11号がひょっとして上陸か?と心配されていたが,どうやら紀伊半島の方へそれたようである.台風はその進行方向の西と東で大きな違いがあって今回は高知県としても災害対策本部など設置して色々と準備がなされていたようだが,高知県にとっては拍子抜けという感じであった.夕方S戸山理事を病院講堂にお招きして新病院の設計図最終案の提示があった.ほぼこの案で高知医療センターの建築が始まるようだ.いよいよこの計画も現実味を帯びてきた感がある.

8月20日(月)曇り 今日葉山村のY崎先生からの情報でつい3日前にお会いしたK良村長が高知県副知事に決まったという知らせが入った.県のトップシークレットのこととはいえ,先日の話の内容からはとうてい思いもよらないビックニュースでT橋院長も驚きを隠せない様子であった.K良村長は高知県へき地医療協議会の正会員でもある政治家だけに,これから県の中枢に入って我々高知諸診医会にとって心強い存在となって頂けるよう切に期待したい.K良新副知事頑張って下さい!!

8月19日(日)晴れ 今日は県医師会学会で発表があった.医師会といえば現在会費問題が話題になっていて,県立病院医師は全員脱会している異様な状況の中で,高知県中からは30近くの演題が提示されていた.自分自身もへき地医療関連で医師会の先生向けの内容での演題を提示し,現在の取り組みなどについて話をする機会に恵まれた.私の後に佐賀拳ノ川診療所のH田先生のプライマリケアに関する発表があったが,患者さんだけでなく,その家族までも把握しているからこそ良好な経過をたどった在宅患者さんのケースなどについてプレゼンテーションなされていた.何とも重みのある素晴らしい発表だった.

8月17日(金)晴れ 今日はT橋院長と梼原町へ出掛けた.T橋院長は自治医大顧問指導委員としてへき地医療の現場で医師の活躍ぶりを見てみたいという希望が以前からあり,今回激励を兼ねての視察となった.四万川診療所も今回初めて訪れる機会となり,現在へき地医療センターが続けている後方支援の意義も実感して頂けたようである(ちなみにT橋院長はセンター長).以後のスケジュールは梼原病院のK橋事務長にお願いして色々と段取りをして頂いた(本当にありがとうございました・・・).A波谷院長をはじめとする現場医師との懇談やN越町長との意見交換なども済ませ,帰りには葉山村役場に立ち寄り,K良村長にも面会して色々と情報交換なされていた.県中の中での懇談とは違って現地での首長との懇談はまた違った意味でリラックスしたいい雰囲気のものであり,以前長寿社会のM吉課長がおっしゃられた現地へ赴くことの大切さについてふと感じるものがあった.

8月14日(火)晴れ 今日は嶺北中央病院の後方支援日.午後には黒丸地区への巡回診療に出掛けたが,今日はお盆の真っ只中ということで,患者さんは7名くらいしかいなかった.この時期静かな山村もお孫さん達の帰郷によって活気が蘇るという感じで,常連の患者さん達でもこの時期だけは診療以上にお客さんへのおもてなしに力を注ぐのである.

8月12日(日)晴れ 今日は高知諸診医会勉強会を幡多けんみん病院大会議室にて行った.幾つかの施設から症例提示がなされ,活発なディスカッションが続けられた.夏季実習に参加した学生さんも数名参加してくれて,何らかのインパクトを持って帰ってもらえることができたのではないかと思う.老朽化した高知県中と比べて幡多けんみん病院はやはりきれいで羨ましい限りであった.勉強会終了後には今回初めて幡多けんみんを訪れた参加者を対象にスタッフとして勤務しているK村昌医師から案内をうける機会もあった.来年は学生実習の研修先が幡多から嶺北・高幡に移ることになる.また来年学生さん達の成長ぶりを見られるのも大きな楽しみの一つである.

8月11日(土晴れ 夏季学生実習の反省会が大月町であった.嶺北中央病院のI東先生,I上先生達と一緒に移動したが,途中窪川町にあるファミリークリニック四万十に立ち寄り,恩師のM渕先生の激励に訪れた.土曜日というのに患者さんがわんさかといてまさに大盛況であった.外来,処置,検査など幾つかの部屋を慌しく移動される姿は昔のM渕先生のままであった.邪魔をしてはいけないということで挨拶もほどほどにクリニックを後にした.大月での反省会では各学生さん達からの意見や感想が述べられ,その後本川村診療所M下医師による後期研修報告があった.循環器に的を絞った専門研修のレベルの高さに学生さん達だけでなく,行政や卒業医師達も目を丸くしたことだろう.夜は宿毛沖で取れた新鮮な魚をつまみに宴会があり,学生さん達と交流の機会がもてた.それにしてもやっぱりこちらの魚は美味しい!!

8月10日(金)晴れ 四万川診療所にて実習に来ている愛媛大学O崎君と一緒に外来をした.まだ2年生ということで臨床に関してはよく分からないことも多かったと思うが,内科だけでなく,整形や皮膚科,小児科など色々な分野の知識が当たり前に求められる地域医療の現場は理解して頂けたものと思う.ただ一人愛媛大からの参加ということだが,少しずつこの実習を通して学生さん同士の交流もできてきているようで何よりである.

8月9日(木)晴れ 今朝4時過ぎに病棟からコールを受けた。何でも入院患者さんが深夜帯頃から左下肢を痛がっているとのこと。痛みどめでも抑えられないとのことで呼び出しを受けた。診察してみると右下肢は腫脹しており、皮膚温は冷たく鼠径部の大腿動脈も触知不能であった。元々ワーファリンという抗凝固剤を服用していたようだが、事情があって休薬されていたようだ。急性の動脈塞栓が考えられ、早朝ながら放射線科コンサルトの運びとなった。その後主治医の到着を待って引き継ぎをしたが、やはり抗凝固剤の休薬には十二分に注意が必要だと改めて実感した。ふと気がつくと外はすっかり朝を迎えており、そのまま土佐山の代診へと向かった。眠たい・・・。

8月8日(水)晴れのち曇り 今日は本川村代診だった。いつも毎週水曜日には葉山村へ行っているために朝寝ぼけていたせいもあって仁淀川大橋を渡って高岡を越えた時点でふと思い出して、すぐさま引き返して事無きを得た。毎日違う場所への出勤のため時々混乱してしまうのだが、今日は下手をすると杉ノ川まで行ってしまう勢いであった。本川では在宅で診ている肺気腫の患者さんが食欲不振が続くため、しばらく自宅での点滴を続けていたが、改善が見られないため本日希望もあって入院させることにした。村外の医療機関での療養は嫌だということで、こういったケースには病床のある診療所は有利である。その反面、一人でこの有床診療所を一人で責任もって管理する所長としての立場もなかなか難しいものがあると思われる。夜は県中の当直のため、そのまま家には帰らずに病院へと直行した。クローン病のある患者さんが来院され、症状再燃と考えられたため入院の運びとした。このまま明日まで平穏無事であればよいのだが・・・。

8月6日(月)晴れのち雨 今日外来にて体重減少(-5kg/2Mo)、食欲不振の患者さんが来院した。診察してみると貧血がひどく、腹部エコーでも所見が得られたために緊急入院とした。ご本人は夏バテだと主張なさっておられたが、この暑い時期に夏バテで済ませることができないケースが隠れているので注意が必要である。相変わらずベッドは一杯で最近特に男性のベッドが不足気味である。看護部にお願いして何とか入院に持ち込むことができた。後輩のS田医師に主治医としてついてもらうことになり、これから精査・加療が進められていくことになる。

8月5日(日)晴れ 今日は本山町で吉野川いかだ下りレースが開かれた。毎年吾川村のO先生に誘われて一緒に参加している楽しみなイベントなのだが、今年は特に暑かった。毎年このレースで1度熱傷を負って帰るのがオチなので、日焼け止めクリームを嫁さんに借りてベタベタと塗って参加した。今年はO先生のお父さんから「竹竿を持って船頭をやってみんかよ?」と言われて喜んで受けたのはよかったものの、ずっと立ったままの姿勢で川下りをしたために両膝の後ろ側に見事な1度熱傷を負ってしまった。まさかこんな所に!!と驚いてしまったが、お陰でヒリヒリと毎年恒例の火傷後遺症に悩まされることとなった。結果は元祖いかだレースで19位(34隻参加中)という結果だった。あと1つ順位が低かったら飛び賞をもらえるところだったのに・・・。

8月4日(土)晴れ 今日は透析業務を終えて、優駿と市営球場の近くのプールに行った。私が小学生の頃は屋外の50mプールだったが、今は屋内用に改築され、25mプールと子供用プールに変身していた。何とも約20年振りということで時代の流れを感じた。炎天下では日焼けがヒドい体質なので屋内プールは大歓迎である。夕方日が沈む頃まで優駿にお付き合いしたが、十二分にプールを堪能した優駿は帰宅するや否や疲れてバッタンキューであった。