日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

         

8月31日(土)雨 今日から香川県小豆島にて四国地域医学研究会が開催される。今回は嶺北中央病院のI東先生、葉山村杉ノ川診療所のU口先生、本川村長沢診療所のI上医師、実習に来ている自治医大5年生のM崎君らと一緒に行った。小豆島へはフェリー航路が予想以上に豊かで島民にとっては重要な交通手段となっている。小豆島は小学校修学旅行以来ということでまさに何十年振りということになる。とりあえず観光でもということで、手始めにオリーブ園に行き、その後で研究会会場へと向かった。四国地域医学研究会ではパーキンソン病の最近のトピックスについての講演、引き続いて市町村合併を控えての国保医療機関のこれからについてのシンポもあった。夜は宿舎にて懇親会を行い、遅くまで色々ディスカッションが続いた。

8月30日(金)雨 今日は台風の接近で局所的に強い雨が降っている。明日から小豆島で開かれる四国地域医学研究会のことが心配である。果たして小豆島へ無事フェリーで渡ることができるだろうか?主催者は胃が痛い心境なのだろう・・・。

8月28日(水)雨 今日は麻酔科T田部長、手術室H川看護長、外科H田医長らと一緒に院内LANでの手術オーダーと台帳管理についてのシステム化について話し合いをした。ファイルメーカーProを用いたオーダーシステムで、院内のLANにつながっているPCであればブラウザを使ってマルチアクセスが可能なシステムとなっている。ただ唯一の問題は外来にPC端末がないということで、必要台数は7機。とりあえず、LANカードとブラウザソフトだけあればいいので、県庁の方にも問い合わせて余っているノートPCを探してもらうようにした。外来では無線LANを使ってPC同士を結ぶ予定で考えている。なるべく余計な出費を抑えてやりたいところであるが、せっかく「地域がん拠点病院」の認定もとったことだし、データベース化のためにも事務局側も積極的に応援して欲しいものである。

8月27日(火)雨 今日は松下医師が出張で不在のため、大正町田野々診療所への支援をお休みさせて頂いて、土佐山へき地診療所へ代診に行った。定期の患者送迎バスのある日ということもあって、患者さんの来院も多く、お昼過ぎまで休憩をとる間もなくバタバタとしてしまった。年齢層もかなり高く、患者送迎バスがないと受診もままならないような足のないお年寄りがほとんどである。高知市と合併することになれば、この診療所は一体どうなってしまうのだろうか・・・???。

8月25日(日)晴れ 今日は当直の申し送りなど色々とバタバタしてしまい、到着がお昼過ぎとなってしまった。吉野川いかだ下りレースの出走直前には無事何とか間に合い、結果は13位で平凡なものであったが、長年継続して参加したという実績を買われて今年は「敢闘賞」を頂いた。自宅に戻ってから市内の電気屋に繰り出した。というのも今日念願のPDAを購入した。梼原病院時代にザウルスを購入して以来しばらく距離を置いていたのだが、最近のPDAの性能を目の当たりにする度に、とうとう我慢の限界を超えてしまったというわけである。梼原病院のA波谷先生が所有するカシオペアE-2000か、新発売の東芝e-GENIO、SONYのCLIE PEG-NR70、SHARPのSL-A300の四つ巴の接戦の結果、迷いに迷った挙句にとうとうザウルスSL-A300を購入した!!嫁さんは「何でそんなものがいいのかなぁ・・・?」といつものごとく不思議そうに私を見つめていた。買ってくれた嫁さんに感謝!!

8月24日(土)晴れ 今日は本来ならば褥瘡セミナーがあってかるぽーとに行く予定であったが、急遽県中の病院当直を交替することになった。Hb=3.2!?という極度の貧血を呈した患者さんが緊急入院となったり、救急車が来たりと最近の当直はツキもあるようだ。明日は本山町に行き、吾川村のO先生達と一緒にいかだ下りレースに出る予定が入っている。睡眠不足は身体に堪えそうで心配である・・・。

8月23日(金)晴れ 今日はへき地医療センター研修医のS竹医師が日本消化器病学会雑誌にアクセプトされたという朗報をもらった。外科ローテーと研修中の症例についての論文であったが、お世話になった外科の先生方をはじめ、H見院長からも賞賛のお言葉を頂いた。何回かの手直しはあったが、毎晩のようにこの論文制作に遅くまで頑張っていた姿を見てきており、そりれが報われた形となって何より嬉しい限りである。 

8月22日(木)晴れ 今日は嶺北に県・医療対策課G味さんが来院された。秋に迎える人事やその他重要?案件をI東会長とディスカッションする目的である。次々に押し寄せてくる大波をこれからG味さんがどのように乗り越えていかれるのか、その手腕に期待したいところである。へき地医療支援機構についても同時進行でお考え頂かなくてはならない。嶺北の帰りにちょっと相談事があって高知医大総合診療部K本教授のところに立ち寄った。T芝君の近況報告など幾つかの話題でお時間を頂戴した。午後19時からは昨日と同じく県・市病院組合にて10月に開催される第7回学術セミナー実行委員会が開かれ、今回はH見院長・O脇院長お二人ともが参加なされていた。後援団体も20団体を越え、これからの広報・宣伝について重点を置いたディスカッションとなった。ポスターやちらしもそろそろできあがるそうである。いよいよ現実味を帯びてきた感じである。

8月21日(水)晴れ 今日は夕方PM18時から県・市病院組合にて情報システム開発構築委員会が開かれた。今日から毎週水曜日はこの委員会で缶詰め状態となるらしい・・・。当院では放射線科M田先生が総括責任者となっており、微力ながらでもそのお手伝いができればという気持ちでの参加である。今回と来週の2回にわたって外来初診と再診患者のアナログシュミレーション作業が行われるようだ。PFI事業などまだ少しもたついているようだが、とうとう情報化に向けての本格的な作業が動きはじめたことは間違いなさそうである。

8月19日(月)晴れ 今日は職場衛生委員会にて平成14年度春期の職員検診結果についてプレゼンテーションを行い、また、その傍らでビデオとパソコンを用いた職員研修(田上先生の講義内容を収録)も無事終了。その後に開かれた医局会も要点を絞った内容に集約されてPM19時過ぎには終了となった。その後以前から約束していた高知県総合看護学校教諭のK田さんのスライド作成をお手伝いし、無事一日の日程を終えた。

8月18日(日)晴れ 今日は高知県医師会学会があり、私は午後の最初のセッションで無事発表を終えた。私と同じセッションでは佐賀町拳ノ川診療所のH田先生が「満足死;第26報」拳診とNarrative Based Medicineという演題でお話なされた。ご高齢ながらも長年にわたる診療所での取り組みや実際の事例を提示なされての内容をお話下さった。まさにプライマリ・ケア医を象徴する先生であり、深い感銘を受けた。

8月17日(土)晴れ 今日は透析を済ませた後に、高須にあるU-BOXというインターネットカフェに初めて行ってみた。光ファイバー接続のPCのパワーを実感してみたいという希望を叶えることが第1の目的であった。思った以上に画像の取り込みスピードが速くて、さくさくと動くPCの姿に思わず感動してしまった。早く職場や自宅の回線もこの光ファイバーを導入したいものである。夕方には私の住んでいる南ヶ丘団地の地区子供まつりがあり、近くにあるグランドでバーベキューや花火などの企画で子供たちは大喜びであった。お菓子のお土産も盛り沢山で、子供達にとっては夏休みのいい思い出の1つとなったようである。

8月14日(水)晴れ 今日は夕方にM田副総看護長とS田副総看護長のお二人と一緒に講堂にてビデオ+PC上映のデモ練習を行った、来週月曜日に以前行った職員研修(田上先生の講義)を再度行うためである。この職員研修は全職員を対象とするものであり、うちの大勢いる看護スタッフは勤務の関係などもあってこれまでの2回の講義ではまだ半分も聴講していない現状があったためである。しかしながらお忙しい田上先生をいつもいつもお招きするわけにもいかず、2回目の講演でお話なされている様子をビデオで録画したのである。田上先生のお姿と声についてはビデオ画面を用い、PCスライドは本番と同じようにプロジェクターで映すと、これが結構本番に近い状態となるという苦肉の策である。デモではうまく事が運んだが、さて本番では如何に・・・。

8月13日(火)晴れ 本来ならば8月9日(金)に行われるはずであった高知市鏡川花火大会が雨のために延期となっており、今日の予備日に無事開催された。ちょうど大阪から親戚が帰省していたこともあり、両親と一緒に花火見学に行った。だいたいよさこい祭りとこの花火大会については、毎年学生実習の時期とバッティングするために見られないことがほとんどだが、今年は久し振りに夜空の大輪の花を堪能することができた。子供達も最初は大喜びだったが、やはり90分という時間は持ち堪えられなかったようで、後半は熟睡モードに入っていた。夏のピークもこれで終わりとなり、これから除々に秋が近づいてくるのであろう。

8月12日(月)曇り 今日は外来にて嶺北中央病院T村医師から喘息患者の紹介があった。当院の内科外来につてfollowしている患者さんで、この週末に症状が悪化し、嶺北の方で点滴治療などを受けてお世話になっていたようである。本来ならば嶺北でも対応できるケースなのだが、元々当院にて長期に渡るコントロールを続けてきたこともあって、こちらでの入院療養を希望されたらしいのである。受け入れベッドを確保し午後に無事入院の運びとなった。よくよく問診してみると服薬方法に少し誤解があったようで、この辺りをもう一度しっかりと指導させて頂いてまた元気に外来復帰して頂きたいものである。

8月11日(日)晴れ 今日は少し昨夜のお酒が残りながらも何とか県中にて当直業務にあたった。元々くじ運が悪く、今日の当直についてもお盆の真っ只中ということで、なかなか当直を代わってもらえる先生がおらず、自分で対応するしか方法がなかった。本来ならば高知諸診医勉強会に参加したかったのだが・・・。当直業務自体もお盆期間ということもあってか、いつも以上にぱらぱらと時間外患者が来院されて、ゆったりと寝当直というわけにはいかなかった。明日から通常勤務であるが、どうも週末ゆっくりと休んだ気になれず、疲れが溜まってしまいそうな1週間となりそうで不安である。

8月10日(土)曇りのち雨 今日は地域医療実習の報告会があり、学生さん達がそれぞれ、この実習を通して感じたことや率直な思いなどを一人ずつ述べた。住民との距離やチーム医療、在宅訪問診療など、大学では学ぶことのできない大切な部分をそれぞれが受け留めてくれたようで、今年の実習もそれなりに成果はあったものと思われる。講師として高知医療センター院長予定者であるS戸山理事をお招きして、これから高知の地域医療のあるべき姿について語って頂く機会を得た。明日が県中での当直ということで、懇親会の後には高知市へ戻らなければならなかったが、帰りはT橋理事運転の車で帰れるということで運よくお酒は飲むことができた。外科研修で仕事が山積みとなっている研修医のN尾医師と共にT橋理事の車で帰ったが、道中色々なお話を聞かせて頂き、N尾医師共々大変よい思い出となった。T橋理事、どうもありがとうごさいました・・・。

8月9日(金)曇りのち雨 今日は私が葉山村杉ノ川診療所の外来実習を担当し、U口先生はご自分の研修をお休みなさって在宅訪問診療や保健・福祉関係の実習を担当することとなった。午前中の私の外来にはI垣君が付いてくれて、大きな病院での外来との違いや地域の患者さん達とのコミュニケーションなどについて理解をしてもらうことに主眼を置いた。検査は胃カメラ1件と腹部エコー1件が入っていて、何とか外来診療オンリーにならずにすんだ。お昼はせっかくだからということでみんなで集まって近くのJ由軒にて流しそうめんを食らった。昨夜のお酒の影響か、若い学生さん達の胃袋はまだリカバーしてはいなかったようだ。午後はO崎君とN沢さんに外来についてもらい、2人ともまだ臨床の経験が少ないことから、その辺りを配慮しての実習となった。O崎君は実は昨年私が四万川診療所の代診をしていた時に、外来実習に来てくれていたこともあって、だいたいの雰囲気みたいなところはつかめていたようだ。N沢さんも高知医大の学生さんながら、地域医療に興味をもってくれているようで、また来年も実習に来てくれるという心強い言葉をもらった。

8月8日(木)雨 今日は嶺北後方支援・黒丸無医地区巡回診療をすませてから葉山へ移動した。ちょうど今日から自治医大・高知医大・愛媛大医学部の学生さん達が夏休みを利用してへき地医療実習を行うことになっており、私も葉山チーム(I垣君、O崎君、N沢さん、U田君)の歓迎会に参加するためである。この4名は偶然にも浪人時代にK知学芸進学アカデミーという予備校に通っていたという共通のものがあって、4名がよくまとまっていた印象をもった。行政からも課長さんや事務長さんらも参加して下さり、歓迎会は大いに盛り上がりをみせた。翌日は葉山にて外来診療があるので、飲み会の後にはU口先生の官舎にて泊めて頂くこととした。

8月7日(水)晴れのち曇り 高知県医師会学会ももうすぐそこに迫ってきた。今日の夕方H見院長直々にスライドおよび発表原稿のチェックを受けた。私はへき地医療センター所属であり、直属の上司はH見院長しかいないためである。共同演者にはH見院長の他、4名の研修医の先生達にも入ってもらうことにした。高知でも遅ればせながら今年度末をもって第8次へき地保健医療計画の目玉であった「へき地中核病院」「へき地支援病院」の制度が終了し、来年度からは第9次の「へき地医療拠点病院」「へき地医療支援機構」のシステムに置き換わるのである。5年計画の3年目ということで、かなり出遅れてしまったが、元々基本的な部分は継続してやってきたわけで、後は各拠点病院との連携やその評価をどのようにしていくかを県の方とも考えていく必要がある。何より、支援機構の運営の鍵となるへき地医療支援計画策定会議のメンバー人選についてはこれからの大きな山場となってきそうだ。そのような内容も含めて医師会の先生方へのアピールを主体とする発表内容でH見院長のOKを頂いた(ホッ・・・と一息)。

8月5日(月)晴れ 今日は毎月恒例の病院運営会議が開かれた。夏期鍛錬の時期ということもあり、K川診療部長をはじめ、珍しく何名かの欠席者が散見された。皮膚科F井先生もめでたくご結婚なされて本日は新婚旅行のため不在となり、私がその代役としてスキンケア委員会からの報告ほすることになった。ようやく当院でも今年10月からはじまる褥創対策未実施減算措置に対する対応がなされ、診療計画書やアセスメント表作成、褥創回診や病棟ごとのワーキンググループの立ち上げ、患者向けパンフレット作成、ソフトナースなどの体圧分散寝具の整備、栄養指導や理学療法に向けてのアルゴリズム作成、ステージ別看護計画・・・など色々な準備の末にようやくこの8月1日より本格的にこのシステムが稼動する運びとなった。当院規模では年間約540万円が減算されずに済むということで、結構あなどれない数字なのである。

8月4日(日)晴れ 今日は嫁さんが野市の方で県レベルでのスカッシュバレーの試合があったため、一日中不在となり当然のごとく私は「子守り」というわけである。日頃ほとんど子育てに参加していない私にとっては名誉挽回の機会ながらも、ついついせっかくの休みくらいは家でゴロゴロとしたい気持ちもあって、子供達のニーズにフルで応えられるだけのパワーはなかなかないのが現実である。結局家の庭に空気で膨らませる簡易プールで子供達に水遊びをしてもらうことに決定した。水鉄砲や浮き輪などを使って狭いところでこれが結構上手に遊んでくれるのだ。嫁さんに映画でも連れていこうか?と聞くと「ピカチューの新作だったらOKよ」と言われたので諦めることにした。私は本当ならばスターウォーズ・エピソード2を観に行きたかったんだけどなぁ(トホホ・・・)。

8月1日(木)晴れ 今日から8月に入るわけだが,とにかく毎日暑い!!エアコンを効かせた車内から外に出ると眼鏡が真っ白く曇ってしまい、思わず立ち止まってしまうほどである。本格的な夏期鍛錬の時期に突入し、院内でもその調整作業が始まった。勿論高知諸診医会の先生方も同じであり、特に私にとっては一人診療所の先生方の夏期休暇を確保することも大切な責務である。今年は嶺北中央病院に加えて梼原病院からの後方支援もあてにできるため、私自身にとっては大変心強いものがある。嶺北のI東先生、梼原のA波谷先生、何卒ご協力の程宜しくお願い致しまーす!!