日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

         

10月28日(月)晴れ 今日の夕方皮膚科のF井医師と消化器科S戸医師の二人に対して電子カルテデモを行った。お二人ともさすがに同世代ということで、IT関係には違和感なく導入が図れ、こちらとしても大変楽しく時間が過ごせた。管理クラスとの先生方とはまた違った発想やアイデアがあり、富士通の方にはしっかりと申し送りしたいと考えている。

10月27日(日)晴れ 今日は日曜日にもかかわらず、県庁・健康福祉部長室において来年の人事配置に関する骨組みについて検討しあう「人事検討委員会」が開かれた。国体の開催と重なったためにいつもよりは参加者が若干少なかったものの、県事務局と併せて11名が参加した。将来ビジョンに対する建設的な意見交換がなされ、なかなか有意義な会であった。11月からは各医療機関毎の人事ヒアリングが開始される予定である。

10月25日(金)晴れ 今日は大川村小松診療所にて約7年振りに診療した。というのも所長のI田医師が学会出張のための代診というわけである。7年ぶりとはいうものの、定期の患者送迎バスで来院される患者さん達のほとんどは、私のことを覚えていて下さってとても懐かしくまた嬉しい気持ちで一杯だった。昔のカルテを参照することもできて、当時の自分の書いたカルテを見て大変懐かしかった。また機会があれば是非行ってみたいものである。

10月24日(木)晴れ 今日は嶺北への後方支援に行き、午後は在宅訪問診療をこなした。午後16時に県・医療対策課のM吉課長とG味主任が嶺北を訪問されて、院長や事務長、I東診療部長らと接見なされていた。来年度を含め、これから長期的に見た嶺北中央病院の在り方などについてディスカッションされた模様である。しかしながらこの機動力についてはいつもいつも頭が下がるおもいである。

10月23日(水)曇り 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「採血」であった。小児科以外の外来では基本的に中央処置にて採血を行う原則となっているが、採血後にすぐラボに回す必要のある採血項目について色々と議論がなされた。それはそうと、ここのところ師匠のM田先生がこの委員会に出られていないのである。ストレス性と思われる内耳性のご病気を発症されて、現在ご静養中なのである。M田先生、一日も早く復活して下さい!!

10月22日(火)曇り 今日は後輩のI井医師と県・医療対策課のG味主任と3人で香川県の三豊総合病院へ行った。I井医師は現在大宮医療センターにて後期研修中であるが、これまで循環器科のみのストレート研修だったことで、もう少しgeneralな視点で内科研修をしてみたいという希望があり、その研修先として三豊が相応しいということで、その研修受け入れの調整に行くことになったわけである。年度当初からの派遣依頼とは異なるために、少し気遣いもあったが、これまでのK村昌医師や私のケースの前例があり、比較的スムーズにH畑院長の了承を頂くことができた。I井医師には是非とも頑張って研修して欲しいものである。

10月21日(月)曇り 今日は月に一回開かれる恒例の医局会があった。今日の目玉は2つ。一つは外科H田先生からのNBC災害訓練に関する研修報告、もう一つは年末年始の病院当直を決めるくじ引きであった。NBCとはN:Nuclear,B:Biological,C:Chemicalという意味で、Mass−gathering medicineという1,000名以上の規模の同一時間、同一地域内の広域災害医療と関連しての内容であった。実際に発生した場合にはものすごいパニックになりそうで、考えただけでも身震いしてしまう内容であった。当直のくじ引きは途中アクシデントが発生した。というのもくじ引き用の紙棒の片面にしか「当たり(当直有り)」の表示がなかったために、一人「当たり」くじを引いたはずが、裏面を見て「はずれ(当直なし)」と思ったらしく、まさに引き逃げした形となってしまったのである。選挙管理委員長の責任だということで、外科のS摩先生が残された1席の当直をかぶる・・・ということになりそうだったが、はずれを引いた先生方だけでもう一回引き直しということになった。一旦「はずれ」くじを引いて喜んでいた先生が2回目には当直となってしまい、大変不機嫌そうであった。私は昨年年末・年始の当直をやったお陰で今年はめでたく免除ということでラッキーだった。

10月20日(日)曇り 今日はどこにも出て行く気力も失せて、いえでほとんどぐたぐたと寝ていた。貴重な休日であった・・・。はぁー、疲れた。

10月19日(土)雨 今日はとうとう日本医学看護学教育学会 第7回学術セミナーの本番日となった。あいにくの小雨という天気で会場の入りの具合がどうなるのか心配していたが、結局当初の予定を上回る399名の来場数があったらしい。中でも特に日本医科大学医療管理学助教授高蝌a江先生の基調講演は反響が大きかった。「患者さんにとっての癒しとは」というテーマで、ご自身の調査した研究をもとに話しをなされ、高蜷謳カのパフォーマンスはもちろん、会場の皆さんとともに意見を交わしながら、進めていく流れで、ぐっと引き寄せられる魅力のある内容であった。『たとえ、病気になっても人間として自分らしく生きられる環境は、自分自身の手でつくっていかなければならないのだ』というご提言を頂いた。

10月18日(金)曇り 今日は葉山村の代診を終えて、高知市へトンボ帰りをし、学会評議員会やら明日の学術セミナーに向けての懇親会、そして明日のセミナーに向けての会場設営やスライド準備などてんてこ舞いの一日であった。いよいよ明日本番ということで、無事成功を祈るばかだが、明日の天気は下り坂のようで・・・。ちょっと心配なのである。

10月17日(木)晴れ 今日は久寿軒無医地区巡回診療に行った。結構肌寒い季節となったが、この周辺は植林ばかりであんまり紅葉がきれいな名所は少ない。これに相対して、黒丸地区の紅葉はそれはそれは見事なものである。季節を楽しめるのは外回り仕事の特権であり、これからしばらく色々なところで紅葉を見て癒されることなのだろう。午後は院内で定例のスキンケア委員会があった。ほぼ運用も規程され、これからの委員会は講師を招いての学習会形式とする予定である。夜には第7回学術セミナーにとって最後の実行委員会が開かれた。当日のシナリオもほぼ完成し、後は本番を待つばかりである。

10月16日(水)曇りのち雨 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「点滴・処置」であった。点滴施行中に追加で側管から薬を静脈注射した場合の指示の出し方など、こと細かく運用が定められていた。点滴に関してはルート毎に指示を出すようになっており、側管から静注した場合にも、その投薬ルートに開始時間とともに入力するらしい。途中で廃棄する場合など、結構細かく突っ込みをいれてくる委員もおられた。

10月15日(火)晴れ 今日の午前中は県庁の方に行く用事があり、昼食はT上副部長と同席させて頂いた。県庁そばにある小さな喫茶店みたいなところだったが、T上先生お勧めのナスカレーは絶品であった。夕方から19日(土)に予定されている第7回学術セミナーの会場となる「かるぽーと」の会場視察に行った。大ホールはオペラでも十分対応できそうなだけの規模で設計されており、用意されているプロジェクターも今まで見たこともないスケールのものであった。ちなみに機器側面にはスーパープロジェクターという名前のステッカーがついており、まさに名前通りのシロモノであった。

10月12日(日)曇りのち晴れ 今日は優美佳の通う平和幼稚園で秋の大運動会が開催された。医療対策課でいつも大変お世話になっているG味主任の息子さんも同じ幼稚園に通っており、G味さんの奥さんは今回の運動会の役員として活躍されていた。大きなパンツを娘とはいてリレーする競技に出たが、残念ながらチームとしては負けてしまった。優美佳は嫁さんに似てくれたようで、なかなか走るのは速いようだ。優駿の小学校運動会では子供がどこにいるのやらさっぱりよく分からないが、これくらいの規模の運動会だとオリエンテーションがよくついて楽しいものである。

10月11日(金)曇り 今日は梼原病院への臨時代診に行った。残念ながら両側耳下腺を腫らしているT田医師には面会できなかったが、電話の会話ではすこぶる元気そうであった。午前中は久し振りに内科1診に座り、外来業務を行うことにしていたが、外来をはじめようとするや否や救急車の音が耳に入った。消防に「特老にてお年寄がのどに食事を詰まらせた」と通報があったらしく、救急車は病院でM崎医師を同乗させて近くの特老「ふじの家」に向かった。このように救急が入ると医師は1名確実にそこに取られてしまうため、M場医師と二人で少し心配をしていたが、しばらくしてM崎医師が少し苦笑いをしながら帰院した。何と実は「ふじの家」ではなく、東津野村にある「高原荘」の方だったらしい。東津野に在住している医師がすでに対応しており、M崎医師は救急車で往復しただけとなったようだ。施設の職員も緊急事態ということで慌てたのだろうが、消防の方もこういう時にこそ冷静な対応が求められる。一歩間違えると一人の命が犠牲になってしまっていたエピソードであった。その後は特に大きな救急搬送もなく、つつがなく一日の支援業務を終了した。以前に主治医として診療させて頂いた患者さんにも何人かお会いすることができてとても懐かしかった。

10月10日(木)曇り 今日は嶺北中央病院への診療応援だったが、胃カメラが午前中だけで9件も入っていた。外来予約分2件、大川村2件、そして私の担当が5件という内訳のようだ。ちょうど私が来る日に合わせて内視鏡検査を入れて頂いているので、こちらとしてもありがたい限りである。昼過ぎまでに何とか検査を終了し、午後からは土佐町黒丸無医地区巡回診療に向かった。周辺の木々も少しずつ紅葉の気配を漂わせる色合いになりつつあり、来月の巡回診療には紅葉も最盛期を迎えることだろう。今からとても楽しみである。

10月9日(水)曇り 今日の午前中に土佐山村へき地診療所にて代診業務を行っていると、梼原病院のY本事務長から「10/11に臨時代診をお願いできないものか?」という問い合わせがあった。まさかの梼原病院への応援依頼ということで、もしや誰かが重病に・・・と一瞬冷やっとしたが、実はA波谷院長とO川医師が大津市にて開催される全国国保学会への出席で不在の予定でいたところ、後輩のT田医師が突如「おたふくかぜ」に罹患してしまったらしい。「おたふくかぜ」は流行性があるため、一定期間は患者さん達との接触を避ける必要があるのだ。いずれにせよ、本人も元気な上、大きな病気ではなかったようで何よりであった。11日は葉山村への後方支援日なのだが、所長のU口先生に急きょ電話を入れて調整作業を行い、無事に診療支援確保ができた。夕方は恒例の情報システム開発構築委員会に参加し、今日のテーマは薬剤(注射)であった。注射指示もかなり多彩なものがあり、色々なパターンについて議論が飛び交っていた。麻薬や抗癌剤などの取り扱いについて課題が残った。

10月8日(火)曇り 今日は県の仕事としてへき地医療支援機構に関する情報収集を目的にM吉課長、Y中チーフ、G味主任らに同行して徳島県中・徳島県庁への視察に行った。徳島県は先輩のK村先生のご尽力もあって、全国初の支援機構設置県ということで、以前から視察のチャンスを待っていたが、今回ようやく実現の運びとなった。K村先生に色々と詳しくご説明頂き、県庁でも担当者の方から色々と興味深いお話を聞くことができた。徳島県中も建物がかなり老朽化してきており、建物の改築の話が出てきているようである。こちらでもせっかくの立て替えの時期に、高知県のように徳島市民病院との合併の話も出たようだが、あまりに非現実的な話で瞬く間に却下されたようだ。やはりこういっ非現実的な話ができるのは高知県だけなのかも知れない・・・。

10月7日(月)曇り 今日の内科外来もハッピーマンデー法に伴う不規則な月曜休みのためにかなり患者さんが集中していた。最近では昼食抜きで午後3-4時までの外来診療もさほど驚かなくなってしまっている自分が怖い気がする。県中では週1回だけの外来であるため、この辺りはやむを得ないところだろう。夕方からは定例の運営会議が開かれ、9月の外来、入院の実績報告などが行われた。9月はベッドの利用率は増えたものの、その代わりに在院日数が若干伸びたようだ。この辺りバランスがなかなか難しいところである。

10月2日(水)晴れ 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「薬剤」。定期処方、臨時処方、緊急処方などそれぞれの取り扱いや運用の流れについてディスカッションが続けられた。高知医療センターでは平均在院日数が12-14日を想定しており、入院患者さんでは従来のように定期処方は必要がなくなってしまうのかも知れない。

10月1日(火)曇り 今日から10月が始まる。10月は公私共々色々と行事が入っていて、毎年忙しい月というイメージが定着している。今年はよさこい高知国体の影響で、子供達の運動会が外れていることだけは光明である。今月の一番のメインは19日の学術セミナーであり、何とか成功させたいものだ。