日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・
今日の出来事
12月31日(火)晴れ 今日は大晦日。とうとう2002年も今日でおしまい。光陰矢のごとしという通り、今年もあっという間に過ぎ去ってしまった・・・。来年は色々な意味で激動の年になりそうな予感がしている。来年が皆様にとりまして最高の年となりますことをお祈り申し上げます。よいお年をお迎え下さい!!
12月30日(月)晴れ 今日は自治医大6年生のT永君が帰省するということで、その途中県中に立ち寄ってもらった。来年から行われる臨床研修について少し時間をもらって説明をし、県中の現状や高知医療センター移行に向けての動きなどについても説明をした。その後研修医1年生のN尾・M本医師も加わって遅くまで一緒に酒を飲んだ。今夜は将来お世話になるだろうと思われるへき地医療センターのソファで寝てもらい、明日の朝実家に戻る予定のようだ。
12月29日(日)晴れ 今日は透析当番で14時過ぎまで院内で待機ということだったが、ちょうどその空き時間を利用して一気に勢いで年賀状を作成した。こういう時に7桁の郵便番号やカラープリンター、年賀状作成ソフトの有り難味が実感できる。年賀状は結構早くできたが、一言ずつ書き添える方がずっと労力も時間もかかってしまい大変であった。やはりこういった作業はコンピューターに限る!!
12月27日(金)曇り 今日は仕事納めということで、葉山村杉ノ川診療所の診療は午前中で終了ということだった。診療所所長のU口先生はこの年末年始の休暇のうち2日間診療所を開けるとのことで、思わず感激してしまった。スタッフもU口先生が休日診療をやるということで、皆その指示に従って仕事に出てこられるようである(拍手!!)。午後は県中へ戻り、夕方から院内の臨床研修委員会が開催された。高知市民病院O脇院長も同席され、来年度からはじまる臨床研修プログラムについての説明があった。内科も細分化されて、総合診療科・呼吸器科・消化器科・循環器科とそれぞれ分かれることとなった。その他、救急科や精神科、地域保健・医療などの必修科も加わり、これまでとは趣きを異にした内容となっている。当院内科の看板とも言える血液内科や腎臓内科についてはスペシャリティが高いという位置付けで2年間の研修プログラムを終えてから改めて勉強しなさいというたてりになっているようである。
12月26日(木)晴れ 今日は今年最後の嶺北中央病院診療支援業務ということで、日頃在宅訪問診療を行っている家庭にも一通り挨拶して回った。夜には消化器科T松医師が退職されるということで、肝胆膵カンファのメンバーでのささやかな送別会が開かれた。日頃気の置けない仲間達だけに、遅くまで色々と楽しくお酒が飲めた。T松先生はすぐ近くのT南病院に赴任するということで、新任地での益々のご活躍をご祈念いたします。
12月25日(水)曇り 今日の情報システム開発構築委員会では、夏からこれまで毎週開催されてきた委員会全般についてのまとめと、年明けからの予定について色々と話し合いが持たれた。問題となったことは各ワーキンググループ(WG)について、打ち上げ花火のようにその関連した課題のある時期だけバタバタと会議が開かれ、まとめが終わると同時にそのWGはほとんど消滅に近い状態となってしまうことであった。今後、せめてそのWGのリーダーには少なくとも何らかの形で、継続的にこの情報システムの関係の作業に関連した動きをしてもらうにはどうすればよいかという議論が続いた。来年は運用だけでなく、システムや画面デザインなどについての内容も入ってくるようで、興味深いところである。
12月23日(月)晴れ 今日は当直明けで家でのんびり休んでいたら、急に病院に呼び出しがあった。何でも臨床研修プログラムに関することらしい。本来ならば平成16年5月から始まる臨床研修必修化プログラムを15年5月から一年前倒しで行うために、その施設認定に必要な資料作成が必要だということだ。12月27日までに厚生労働省へ提出することが条件ということで、何故かこの暮れも押し迫ったこの時期に急に慌しくこのプログラム申請作業が行われた。病院の方針ということで、言われるがままの指示に従い、淡々と作業を進めていった・・・。
12月22日(日)晴れ 今日は県中にて24時間の当直である。幸い入院に至るまでの患者はいなかったが、年末が近いということもあって、ぱらぱらと不規則に来院が続いた。ウイルス性胃腸炎と思われる感染症が流行しているのではないかという印象があるが、どうやらインフルエンザではないようだ。明日がお休みで何よりであった(天皇陛下万歳♪)。
12月21日(土)晴れ 今日は午後14時過ぎまで透析当番があり、その後県・市病院組合にてSOH会そうかいが開催された。高知医療センターの起工式も先日行われて、いよいよ医療局のシステムにも言及されるまでになってきた。臨床研修必修化についての議論もあり、これから色々と動きがあるのだろう。夕方には葉山のスタッフらとU口先生宅で忘年会に参加した。美味しいワインが沢山あって、ついつい飲み過ぎてしまった・・・。
12月19日(木)晴れ 今日は午前中に久寿軒無医地区巡回診療を行い、午後14時からは高知県自治体病院研修会が高知会館において開催された。東京から講師をお招きし、「リスクマネージメント」に関する最近のトピックスに関して講演を聴いた。一つの医療事故が発生した際には、その前後にチェーンが連なるように関連した事故要因が連なっていて、そのどこかで連鎖を断ち切ることができれば医療事故は未然に防ぐことができるというもの。この考え方で、リスクマネージメント委員会の中でも一つの事例に対して深くディスカッションしていくことは意義の大きいことだと感じた。
12月18日(水)晴れ 今日の情報システム開発構築委員会は病理検査に関することが話し合われ、両病院の病理医やコメディカルが集まって討議を行った。まず問題の筆頭に挙げられたのが、術中迅速病理診断について。外科執刀医と病理医との電話によるディスカッションの後、すぐに手術に執りかかるべきか、それとも迅速診断が電子カルテ入力されたことを目視してから始めるべきかという議論であった。電子カルテ入力には数分から数十分の時間を要し、その間執刀医は術野の洗浄をしたりして待機するのであろうが、やはり電話でお互いの確認を終えたら、入力を待たずに手術を再開する方向で話がまとまった。一つ一つ細かい作業の積み重ね・・・である。
12月17日(火)曇り 今日の夕方内科カンファが行われ、1月からの外来や病棟体制について色々とディスカッションが行われた。1月末でY光内科部長が退職される予定であり、その後任は4月までは難しいということで、その間は規模を縮小して対応する他はないというわけである。新病院に向けて次々に立ちはだかる壁に、スタッフの心配は募るばかりである。
12月16日(月)雨 今日は2002年最後の県中内科での外来となった。30-60日処方が可能となったお陰で何とか無事に年明けの外来調整を行うことができた。外来の後、先週から問題になっている生活保護を受けている患者さんの件について、高知市役所の担当課の職員が来院され、応接室にてこのケースについてのディスカッションを行った。なかなか困難な条件が幾つか挙げられている中で、一つの妥協案が提示される運びとなり、今後市役所の方に一旦持ち帰って頂き、今後の判断を仰ぐこととなった。その後定例の診療部会・医局会が開かれ、幾つかの建設的なディスカッションが続いた。終わる頃時計はすでに20時をまわっており、参加した医師一同疲労の色は隠せなかった・・・。
12月14日(土)晴れ 今日は高知諸診医会の定例勉強会が開かれた。川崎医大消化器内科H間教授を講師としてお招きし、消化器疾患の最近のトピックスをご教授頂いた。勉強会の後は毎年恒例の大忘年会が開催され、顧問指導医のT橋先生を含めて32名の参加があった。昨年まで高知諸診医会に在籍していたO谷医師やY崎先生も参加して下さり、とても楽しく時間を過ごすことができた。二次会にも約半数くらいの先生が参加して、遅くまでお互いの近況報告や情報交換で盛り上がりをみせた。
12月13(金)晴れ 今日は高知県中の大忘年会が三翠園にて執り行われた。この大忘年会は親和会という組織によって企画・運営されてきたようだが、聞くところによると今年でこの大忘年会は最後ということらしい。とうとう高知県中の幕引きがこの忘年会にまで及んできた感がある。今日は世間一般でよく言われる「13日の金曜日」だったが、幸い個人的には不吉なエピソードはなく、無事平穏な一日となった。
12月11日(水)晴れ 今朝、土佐山に着くと気温は零下3℃とこれまでにない寒さであった寒冷前線の影響もあるだろうが、おそらく山間部の方では雪も舞っているに違いない。今夜の情報システム開発構築委員会のテーマは「自己血輸血」であった。手術の際に輸血が必要とされるケースでは術前に前もって自分の血液を採取してプールし、手術の際に使用するという方法なのだが、当院ではまだやられていないらしい。市民病院ではかなりの数をやっているようで、輸血検査部門をはじめ手術室関係のスタッフらからも熱い議論が交わされていた。
12月9日(月)晴れ 今日の夕方に自分が外来で診療を続けている生活保護の患者さんについてのケースカンファが行われた。当院で個別の患者に関してのケースカンファは私自身初めてのことであった。初めてということは、それだけ問題が大きいということで、詳細はここに書くことはできないが、なかなか難しい問題であり、頭を抱えているのである。会には K川診療部長、耳鼻科のD井医師、外来看護長、施設管理班長、事務次長さんなど多彩な顔ぶれで様々な議論が飛び交うことになった。その後電子カルテデモを整形外科T尾医師、泌尿器科O野先生らと行い本日の予定は無事終了となる。
12月8日(日)雨 今日もあいにくの雨ということで、鳴門の渦潮などは残念ながら次回のお楽しみということとなった。途中お決まりパターンの吉野川S.Aでお土産を購入して帰路につくこととなった。U口先生の風邪が少し心配されたが、どうやら明日からの診療には差し支えない程度で抑えられたみたいで何よりであった。
12月7日(土)雨 今日は徳島市にて日本プライマリ・ケア学会四国支部学会・総会が開催された。高知諸診医会からは葉山村U口先生、本川村I上医師、梼原町からT田医師の4名が参加した。 私も少し発表する時間を頂き、「これからのへき地医療とプライマリ・ケア医の育成・教育」という演題で発表した。へき地医療支援機構や臨床研修必修化に向けての話題提供をメインとして何とか持ち時間の40分を喋り通すことができた。学会終了後には恒例の懇親会が開かれたが、U口先生は少し風邪気味のところを無理して出てきて下さったこともあり、大事をとって1次会で早めに切り上げられたが、残りの3名は幹事のK村先生らと2次会に繰り出し、午前様まで大いに盛り上がった。徳島の卒業生らとも交流を深めることができて何よりであった。
12月4日(水)曇り 今日は土佐山村へき地診療所への代診日である。夕方からの情報システム開発構築委員会は珍しく1回お休みということで、病院組合の気の合うスタッフの方々と一緒に飲み会に行くことにした。 病院組合の方では県や市とはまた立場が異なり、別の視点から色々な問題や悩みがあるようだ。悩めるのは県中だけではないということのようだが、新しいものを構築していく上で、これだけの犠牲を払うことは必然なことなのであろうか・・・。
12月3日(火)曇り 今日の夕方は内科医局会。1月にY光内科部長の退職が正式に決定され、その後内科の運営をどのようにしていくか非常に大きな難題が立ち塞がった印象がある。岡山大や高知医大からの研修医派遣は望めない状況の中で、外来や病棟に関して縮小化などの案が提示されていた。新病院移行に向けて建設的な意見どころか、このような内容の話し合いをするしかない現状に、皆落胆の色は隠せないようである。
12月2日(月)晴れ 今日は定例の病院運営会議が開かれた。会議の最後で消化器科T松医師と皮膚科F井医師の二人が退職するとのことで挨拶を行った。お二方の先生とも同じ世代で、できれば高知医療センターに行って頂きたい素晴らしい医師であったが、何とも残念なことである。特にF井医師については当院の褥瘡対策マニュアルを立派なものに仕上げ、エアマットの中央管理化などのシステム化を成し遂げた功績は多大なものといえよう。お二方とも副医長ということで、病院としての送別会は残念ながら開催されないようである。今後お二人の先生方の新任地での益々のご活躍を祈るばかりである・・・。
12月1日(日)晴れ 今日から師走である。とうとう平成14年は残すところあと30日あまりとなってしまった。忘年会シーズンを越えるとあっという間に年末年始に突入するのだ。ボヤボヤしてると時間に取り残されてしまいそうなくらいに毎日のスピードが日増しに加速しているようだ・・・。気温もぐっと冷え込んできて、気も引き締まるような思いがしている。