日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

         

2月28日(金)曇り 学会のため島根県出雲市に出張である。今回は演題発表があるため、正規の出張としての扱いであり、ちょっぴり贅沢に飛行機を使うことにした。飛行機で出雲に行くためには一度大阪の伊丹空港に行って、そこから飛行機を乗り換える必要がある。大阪・出雲便は今どきあまりお目にかかることのない両翼にプロペラを備えた飛行機であった。夜は島根県中に勤務なさっておられる大学の先輩の先生方と一緒にお酒を呑んだ。

2月26日(水)晴れ 土佐山村へき地診療所のM下医師に待望の男の子が誕生したとの朗報をもらった。これからM下医師は医師として、夫として、社会人としてだけでなく、これからは親としての自覚も加わるわけで、地域医療に対する考え方や思いといったこともこれから除々に変わっていくことだろう。本当におめでとうございました!!

2月24日(月)晴れ 今日は院内の職員研修ということで、看護部に「静脈注射」を講義することとなった。昨年9月に厚生労働省医政局長名で「看護師等による静脈注射の実施」についての通達があったためである。現時点でも90%以上の病院の看護師は日常業務として静脈注射を実施しているわけで、あまり大きな変化はないのであるが、今後は看護職の力量が問われてくることになり、静脈注射実施における院内マニュアルやガイドラインが整備されてくることになるだろう。

2月23日(日)晴れ 大月病院の3F会議室にて定例の高知諸診医勉強会を行った。症例提示によるディスカッションや製薬会社による薬剤説明などが行われた。高齢のために積極的な治療が施せないケースが多く、地域における高齢者医療の難しさを露呈する症例が続いた。

2月22日(土)晴れ 大月町にて地域医療シンポジウムが開催された。これまで高知県へき地医療協議会としての事業の一環として年に1回ずつ開催されてきたものである。これまで梼原、大月、高知市ときて、今回は大月町での開催となった。元気老人をテーマに、住民からの視点でシンポジウムが企画されており、医療者の視点とはまた違った意味で大変内容のあるいいシンポジウムであった。

2月21日(金)曇り 高知医療センターについて語る会である「SOH会そうかい」が県・市病院組合にて開催された。医療局の骨格人事についてもいよいよ着手されるようで、新病院での診療体制もこれから除々に明らかにされていくことだろう。

2月20日(木)晴れ 今日は無医地区巡回診療で大豊町の久寿軒地区へと向かった。そろそろ花粉のシーズンということもあって、道中の道すがら、遠くの山を見てみると風に吹かれてものすごい量のスギ花粉がなびいている風景を目にした。途端に目がかゆくなって、鼻が詰まってきてしまった。何とも嫌なシーズンの到来である・・・。

2月19日(水)曇り 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「地域医療連携」。地域医療連携室を中心に、紹介患者や紹介状、フィルムの動きなどについてその運用方法を議論した。院内ではペーパーレス・フィルムレスなのだが、院外ではそうでないために、この辺りのギャップをどのように埋めていくかがこれから重要なポイントとなっていくことであろう。

2月17日(月)曇り 今日は定例の医局会で、先月からの懸案になっていた医局費の扱いについて熱くディスカッションがなされた。結局医師一人あたり4000円が院内生協の商品券という形で返還されることが決定した。これからしばらくは生協でのお弁当には困らない日々が続きそうだ。

2月15日(土)晴れ 幡多郡大方町にてがん医療均てん講演会が開催された。地域での開催ということで、当初はどのくらいの参加が得られるか不安もあったが、結局350名(医療関係:一般=1:4)と大盛況のうちに終わることができた。そもそもこの事業は高知県中が地域がん拠点病院の指定を受けたことによる事業の一環であり、来年は肺がんをテーマに中村か室戸あたりで・・・と事務局サイドでは考えているようだ。

2月14日(金)曇り 平成16年4月から始まる臨床研修必修化に向けて、高知県中、高知市民、芸陽、高知医療センターの病院群で研修管理委員会が召集された。これまで専門医を養成していくためにストレート研修が主体であったが、これからはプライマリ・ケアを中心とした内容の研修になる。新しい分野として「地域保健・医療」の分野が必須となり、私がそのプログラムについて担当を任されることとなった。高知には嶺北・大月・梼原という、地域医療の拠点となる中小自治体病院があり、これらの医療機関の先生方にもご教授を賜りながら、高知ならではの優れた研修プログラムを考えていければと考えている。

2月12日(水)晴れ 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「テンプレート」であったるこのテンプレートは電子カルテを操作してカルテや記録などを仕上げる時に必要なツールで、なるべくキーボードを使わないでカルテを仕上げることを目的とするものである。各科ごとにテンプレートも分類されており、これらを高知医療センター版に書き換えるという膨大な作業が必要となってくる。

2月9日(日)晴れ 今日は我が春野町で町長選挙が行われる。高知市などとの法定合併協議会設置議案を否決し、単独自立との結論が出ていた春野町の合併問題であるが、何ともタイミングのよい時期の選挙戦となる。春野住民の本当の意向が、この選挙で明らかとなるわけである。池上町長や議会の思いと町民全体の思いがどこまで同じといえるのか、数字に表されるわけで結果が今からとても楽しみである。

2月8日(土晴れ 今は透析当番で、この一週間に貯まった雑用を片っ端から片付けることができて何よりであった。県職員には「カフェテリアプラン」という制度があって、上限15,000円までのスポーツ用品や書籍など、自己研鑽に役立つものを年に1回購入できるものである。2月中旬がその締め切りとなっていたため、夕方からスポーツ用品店に行って、スポーツウェアを購入し、領収書を発行してもらった。来月春野健康マラソンに出場予定なので、その時に着用することにしよう。

2月7日(金)晴れ 今日はは葉山村杉ノ川診療所への代診だったが、インフルエンザの影響でいつもの倍近い外来患者さんが来院された。特別養護老人ホーム「葉山荘」にも往診に行き、個室隔離などの対応をとった。こういった施設でのインフルエンザの流行は、まさに「命取り」になってしまうだけのハイリスクをもつ疾患だけに、念入りな対応が求められるのである。高知医大から毎週5年生が、こみの診療所に研修に来ているのだが、その学生さん達の感想文を見る機会に恵まれた。U口先生のひた向きな頑張りは学生さん達の心に確実に響いていることが文面から明らかであった。第2のU口先生を目指して、地域医療に従事したい学生さん達が一人でも多く出てくれることを祈りたい。

2月6日(木)晴れ 今日の夕方、週末に大方町にて開催される「がん医療均てん化講演会」の最終実行委員会が開かれた。いよいよ大詰めということで、打ち合わせにも今までにない熱気が感じられた。この会場となる大方町ふるさと交流センターは、県のM吉課長が駆け出しの時代に、開設に携わったエピソードをおとといの出張で聞き、直接会場案内までして頂いた。それだけに何かいつも以上に思い入れも感じられて、何とかこの講演会が無事に大盛況で終わることを祈るばかりである。

2月5日(水)晴れ 今日の情報システム開発構築委員会のテーマは「シェーマ」ということで、世の中情報が散乱していて、どこからでも即座にシェーマが手に入りそうなのだが、やはりここで問題となるのは「著作権」である。どこかの書籍や論文からひょいとスキャナーで取り込んで、シェーマとして活用しようとすると、これは明らかに著作権の侵害にあたるわけである。色々と難しい条件を一つ一つクリアしながら、このシェーマについても作業を進めていかなければならない。

2月4日(火)晴れ 今日はへき地医療支援機構立ち上げ準備ということで、幡多けんみん病院のY下院長のところへ報告などを兼ねて県のM吉課長と共に訪問させて頂いた。医局にはちょうど同期のK村医師や、梼原で一緒だった整形外科のS水医師もいて、懐かしく色々と話をした。ここまで来たらということで、ついでに大月病院まで足を伸ばして、O野院長にも表敬訪問させて頂く機会に恵まれた。大月の最近の様子などを色々と聞かせて頂いて大変有意義な訪問となった。

2月3日(月)晴れ 今日は定例の運営会議。いつも横にお座りになられていた内科のY光部長の姿がなくなっているのが寂しく感じられた。今回の話題は何といっても病院の管理移管の件である。当初の予定では平成17年3月といわれていたのだが、これが平成16年4月以降に前倒しで行われるのであれば、これまでとは全く違った流れになっていくこととなりそうだ。今日の話からすると、どうやら前倒しの方向で進められていきそうで、来月末にある病院局の人事異動にもかなり影響を及ぼしそうである。