日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

         

4月28日(月)晴れ 今日が祝日ということで、前々から企画していたT上副部長、I保課長、高知市民病院救急科T中医師、へき地担当の私の4名で市内の居酒屋で小さな飲み会を開催した。県の政策医療には救急とへき地の大きな柱があって、現状に抱える様々な問題点や課題、これからの展望などについて色々と意見交換をした。I保課長も4月から医療対策課に着任されたばかりであるが、この分野ではT上先生が絶大な信頼を置く方であり、我々としても大変に頼もしい限りである。

4月26日(土)晴れ 今日の午前中は小学校3年生になった優駿の学校参観日に行った。元気な子供達の活気ある声で元気づけられる感じがした。午後には来年度から正式に運営が開始される臨床研修制度の中でも特に「地域保健・医療」に関しての意見交換会が.県庁政庁ホールで開催された。参加者は嶺北中央病院U口先生、梼原病院A波谷先生、大月病院O野先生、高知県医師会代表(M山医師会長含め3名)、高知医大K本教授、国立高知病院O串診療部長、高知県中H見院長、県・市病院組合2名、国保連合会2名、I川高知東保健所長、高知市代表1名、県・医療対策課(T上副部長、I保課長ら6名)いずれの施設も対等な立場で意見交換を行い、平成16年度からスタートする臨床研修必修化、中でも特に地域保健・医療の分野についてのディスカッションがなされた。克服していかなくてはならない様々な問題が浮き彫りとなったが、このような問題をディスカッションできる場が設けられたことは意義が大きい。

4月25日(金)晴れ 今日の午後にはへき地医療センター運営協議会が開催され、病院局の担当者や知事部局からは医療対策課のI保課長やM神主任も参加した。この運営協議会も来年は一体どうなってしまうのか全く先が見えない状況で多少なりの不安もある。夜には内科歓送迎会が開かれ、3名の研修医の送別と1名の新しく赴任する最後のストレート研修医の歓迎がなされた。内科としては-2名の定員減となる。これから益々色々な意味で苦しい運営が迫られそうである。

4月24日(木)晴れ PM14時にインターネット上厚生労働省のHPにて医師国家試験の合格発表がなされた。さすがにこの時間帯には全国からのアクセスが集中してなかなかアクセスができなかったが、へき地医療センター内の4台のPCで発表の10分前からアクセスを開始し、約10分くらいしてようやく1台のPCがアクセスできた。結果は見事二人とも「合格」ということで歓喜に沸いた。夜には県・医療対策課主催の合格祝賀会が開かれ、皆で二人へのお祝いをした。当然のことながら、合格発表がゴールではなく、これからがスタートということで、二人には是非とも頑張って2年間の臨床研修に臨んで欲しいものである。

4月23日(水)晴れ 方に、A木君、T永君の2名を連れて県・市病院組合理事のS戸山先生のところへご挨拶に行った。S戸山先生は舞鶴市民病院時代から臨床研修に対してかなり力を入れてこられたこともあって、これまでの苦労話なども併せて二人に話をして頂いた。5月からは総合診療科医師として臨床研修が始まる二人は、毎週火曜日にS戸山先生の外来について直接ご指導を賜ることになっている。あとは明日の医師国家試験の合格発表を待つばかりである。

4月22日(火)晴れ 今日は高知県庁にて新任用職員研修の最中であるA木君、T永君の2名を連れて、四万川診療所の代診へ行った。県中の外来とは異なり、患者さんとのの間の距離感の違いを再認識してもらえたのではないかと考えている。彼らはこれまで学生時代にも何度もこのような機会に恵まれてきており、今更ながらの研修ではあるのだが、医師国家試験の合格発表を目前にやや緊張気味の2人であった。そう言えば、今日は優美佳6歳の誕生日である。外見上はすっかり新一年生と言われてもおかしくないくらいだが、いつまでも今くらいのままでいて欲しいという親の願いも考えるだけ虚しいばかりである・・・。

4月21日(月)晴れ 今日の夕方、総合診療科そのものについての運営について話し合いがなされた。S戸山理事、女子大F田教授、H見院長、O脇院長という大物メンバーの中で、私だけポツリと浮いていたが、5月からの外来運営や研修プログラムなどの案件について議論がなされた。その後には定例の院内医局会があり、こちらも新病院に向けていつも以上に多くの課題について議論がなされていた。

4月19日(土)晴れ 今年度はへき地医療センターに2名の新人医師がやってくる。一人は自治医大出身のT永君、もう一人は高知医大出身のA木君の2名である。この他にへき地医療センター専任の事務としてO島さんと併せて3名に対しての歓迎会が開催された。私が不在の際に院内の指導医としていつもお世話になっている内科のS木先生にも参加を頂き、いつもながら楽しい歓迎会となった。3名の皆さん、これから宜しくお願いします!!

4月18日(金)晴れ 今日はT上副部長にお誘いを受けてNTT西日本高知支店へとご一緒させて頂いた。支店内には8台のパソコン端末を結んだ光ファイバーによる動画を利用した多地点テレビ会議システム、ファイル共有作業、福岡こども病院での活用事例などを見学させて頂いた。距離のハンデを補うべく取り組んだISDNによる遠隔画像伝送システムの時代から、早や7年が経過して通信の世界はあまりにも大きな進歩が見られた。高知県情報ハイウェイ構想は着々と進行中であり、保健・医療・福祉の分野でも取り残されることがないよう取り組んでいかなくてはならない。 

4月17日(木)晴れ 今日は絶好の小春日和の中で久寿軒地区での無医地区巡回診療を行った。新年度ということでいつも以上に患者さんは多かった。帰院してからは恒例のスキンケア委員会に参加し、今年度の課題や事業計画などについてディスカッションした。

4月15日(火)雨のち曇り 今夜は梼原病院の歓送迎会に参加させて頂いた。火曜日の夜は梼原町泊というとで、こういった飲み会にはこれからも参加できそうで何よりである。美味美味亭(おいおいてい)という焼肉屋さんの2F宴会場で行われたが、その名の通りでなかなかボリュームがあって美味しいお料理であった。

4月13日(日)晴れ 今日は高知県議会選挙。須崎市選挙区からは土佐高校時代の同級生であるN内君が議員候補として立候補している。しかしながら私には吾川郡の選挙権しかないため、遠くから応援して見守るのみであった。結果は僅差によって落選という大変残念な結果に終わってしまった。まだまだ36歳という若さがあるだけに、この悔しさをバネに次回のチャンスに向けて頑張って欲しいものである。

4月10日(木)晴れ 黒丸無医地区巡回診療から帰院して、放射線科M田先生からのご要望にお答えして、高知県中ホームページにカウンターを設置することになった。トップページ5年生存率の2箇所に設置した。今まで、県中のホームページについてのアクセスログについては正式に調査したことがなく、どのくらいのペースでカウンターが回っていくのか期待と不安が入り混じっている。

4月9日(水)曇り 葉山村での代診業務を終えて、市内で開催された情報システム開発構築委員会に参加した。今年度の運営方針について病院組合と富士通の方から詳細なプレゼンテーションがなされた。今年度はいよいよ本格的な対応が求められてくることになるため、ボヤボヤとはしていられない・・・。

4月8日(火)雨のち曇り 梼原町四万川診療所への代診だったが、週に2日しか外来日が設けられていないため、1日あたりの外来数はなかなかのものがある。しかもつい3月までM場副院長が外来をしていた枠だけに、なかなか忙しい外来である。私自身も以前この診療所での勤務経験があり、ほとんどの患者さんなは見覚えがあった。逆に患者さんの方からも自分のことを覚えてもらっていると、とても嬉しくまた懐かしい気持ちになる。

4月7日(月)晴れ 今年度の高知県立中央病院の新規事業の目玉の一つとして総合診療科外来がある。今日は私にとっては初めての外来担当日となる。全く初診の患者さんを適切な診療科へと振り分ける(トリアージ)ことと、定期診療中の患者さんが具合が悪くなって来院した場合、健康診査などが主な業務となる。定期の患者さんがないために、結構ゆったりと患者さんに対応できるし、初めて来院される患者さんにとってもあまり待たせることなく、問診や必要な検査が受けられて、専門医の診察を待つということで、患者のニーズにはマッチしているものと思われる。午後は自分がこれまで定期で内科診療してきた患者さんの予約外来にあてて、しばらくはこのリズムでやてみたいと考えている。

4月5日(土)晴れ 今日は透析当直で朝から午後14時過ぎ頃まで病院で缶詰状態である。いつものようにここ最近溜まっていた残務処理を淡々とこなしていった。何か得した気分を味わえる透析当直なのである。

4月4日(金)雨 夕方から県中での当直である。最近レジデントの先生方が増えたこともあって、当直の回ってくるペースが以前よりも遅くなった感がある。梼原病院や大月病院のような4-5日に1回の当直のことを思えば大したことではない。新病院への移行に向けて、時間外救急については市民病院の方に重点的に配置を考えていくという構想もあるようで、今後は我々県中医師が市民病院の方で救急当直のローテーションに入る日もそう遠くはないかも知れない。

4月2日(水)曇り 今年度から水曜日は土佐山村へき地診療所に代わって葉山村杉ノ川診療所への代診日となった。梼原と葉山は車で約30分の距離であることから、私は火曜日の夜は梼原病院の当直室で一泊させて頂くことにした。このお陰で朝はゆっくりと目覚めることができるというわけである。早くこのリズムに慣れていかなければならない。

4月1日(火)曇り 平成15年度のはじまり。後方支援の先として今年から梼原町四万川診療所が決定した。今年度のへき地医療センター運営において最も重点が置かれている後方支援先である。今年度の人事配置で梼原病院が他の医療機関に色々な意味で譲歩して頂き、今年度の人事が特に大きな支障もなく済んだ経緯があるからだ。梼原に来るとA波谷院長やM場副院長らから沢山のパワーを頂けるので、私にとっては大変に楽しみな代診業務である。