日々の何気ない出来事を思いつくままに綴ってみました・・・

         

7月28日(月)晴れ 今日は定例の医局会の中で、全診療科の先生方を前にして、テンプレートビルダーの説明会を行った。今後、各診療科毎に担当のリーダーを決定して、それぞれで疾患別のテンプレートを作成してもらう作業が始まる。リーダーにはこれから個別の講習が行われ、また、このビルダーソフトも個人のパソコンにインストールできるように現在富士通が準備を進めてくれている。少しでもいいものが作り出せるように頑張っていかなければならない。

7月26日(土)晴れ 今日は待ちに待った梅雨明け宣言の日。そんな日に高知オリエントホテルにおいて第1回へき地医療支援会議が開催された。今回の協議で、今後医師派遣に向けてのモデル協定書の作成や、拠点病院の支援に関するマニュアルづくりなど、建設的な意見が交換された。これまでへき地医療協議会という11市町村の枠組みの中で行われてきたシステムを一歩抜け出して、全県下的な視点でのへき地医療支援のシステムだけに、色々と解決していかなくてはならない問題が山積しているが、高知県のニーズにあったものにしていければと考えている。

7月24日(木)晴れ 今日は土佐高校と学芸高校にて自治医大大学説明会を開催。優れた人材の掘り起こしを目的に、毎年高校の補習期間を利用して大学説明会を実施している。それぞれ20-30名の参加者がいて、興味深くこちらの話を聴いて頂いた。夜はたまたま同じ日に高知へ講演に来高なされていた自治医大消化器内科S野教授と地域医療学教室N嶺助教授らと飲み会が企画され、参加するに至った。焼酎が飛び交って少し飲み過ぎてしまった・・。

7月20日(日)曇り 今日は自衛隊の保有する護衛艦「あけぼの」に家族で乗船する機会に恵まれた。実際に使用されるであろう大きな砲台も備え付けてあり、なかなかの迫力であった。通常我々が利用する客船とは異なり、ある種の緊張感を感じさせる部分が多く散見されたが、全体的にはなかなか面白かった。船尾の甲板にはヘリポートも備えられていて、優駿は大喜びしていた。イラクへの自衛隊派遣も現実になってしまったが、この砲台から火花が飛ぶことのないよう心から祈るばかりである・・。

7月19日(土)雨 今日は透析当直のため、いつものように残務整理を行う。子供たちは今日から夏休みということで、自由研究やら工作づくり、日記やその他色々な宿題が用意されているらしい。8月末までの休みということで、ほぼ1ヶ月半の長期休暇ということで何とも羨ましい限りである・・・。

7月18日(金)雨 今日は岡山大出身で2年目のS本先生と市民病院へ向かった。S本先生は現在岡山大出身医師では初のローテーション研修を実施しており、来月からは高知市民病院循環器での研修がはじまるためである。彼を筆頭として、これから次々と県中の研修医の先生が市民病院で研修をし始めることとなり、両病院の統合に向けての人事交流の一環としても大変分かり易い形である。

7月16日(水)晴れ 今日はいつもより早めに葉山村の代診を終えて、県中3Fがん研において「テンプレートビルダー講習会」が開催された。電子カルテ記述には必須のお役立ちツールであるこのソフトを、これから院内職員全員に対して指導していく必要があるのだ。一見汎用ソフトの一つ「ファイルメーカー」によく似ているが、使い勝手はなかなか良さそうな印象を持った。個人講習用として、「富士通」社製のノートパソコンが2台提供され、なかなか役に立ちそうである。来週には市民病院の関係者と合同で、今後の講習の進め方についての議論もしていくことが決まり、とりあえずは、各科のパソコン通の人選からスタートである。

7月15日(火)雨 四万川診療所第新業務を終えて、夜に梼原病院スタッフの方々と飲み会に参加した。名目上はM田看護師の引越し祝いということらしい。A波谷院長ご推薦の「ちきん館」オリジナル「ローストチキン」が飲み会の目玉商品であった。これは絶品!!のため、是非一度ご賞味あれ。これだけでは当然終わるものではなく、会の途中で何と「天然鮎」の塩焼きが2皿に分かれててんこ盛りで差し入れが入った。何でもA波谷院長が飲み会開場まで酒をぶら下げて歩いているところを某かかりつけ患者さんに目撃され、今回の差し入れとなったようである。病院スタッフで酒をぶら下げて町内を巡回していると、かなりのつまみが集まるのではないかと皆で感心していた。梼原病院恐るべし・・。

7月14日(月)曇り 今日は夕方から院内の第2回CPCカンファレンスが2F講堂で開催された。今回は、何と私が司会進行役を務めることとなっていて、今回は「多発性骨髄腫にアミロイドーシスを合併した症例」がディスカッションの対象となった。担当医は自治医大の後輩であるM本医師であり、よく勉強していてまとめもしっかりしてくれていたために、比較的無難に討議を進めていくことができた。病理医のI田先生のプレゼンテーションを織り交ぜながらの討議は、なかなか貴重なもので自分自身大変勉強になった。この後、県職員の出張に関する規定変更についての臨時診療部会があり、旅費規程は更に支出に向けての厳しさを増すことになっている。

7月12日(木)曇り時々雨 今日は午前9時から2F講堂で院内災害訓練の一環として外部講師をお招きして、SARS対策などを中心とした講義があった。午後からは高知会館に場所を移して、年に一回開催される「へき地医療協議会総会」に参加し、午後3時くらいからお酒を飲むこととなった。その後有志で2次会へと参加したが、途中で優美佳が中耳炎症状で泣いていると嫁さんからSOS電話があり、残念ながら途中退席となる。

7月9日(水)曇り 今日は馬路村診療所へ代診に行った。H田医師が新婚旅行で1週間休暇をとるために、嶺北中央病院と共同で支援をすることになったわけである。先日の披露宴でスタッフの方々も同席なさっていた関係もあって、話題は何といってもその話で終始することとなった。代診を終えて帰院してから、看護部と共同で春期職員検診の胸部X線の要再検・要精査を受けた職員の洗い出し作業を行った。疲れた・・。

7月7日(月)曇り 今日は夕方16時30分から定例の病院運営会議が開かれ、その後引き続いてPM18時30分から県・市病院組合で開催される臨床研修管理委員会へと慌しく移動した。厚生労働省から正式な申請のためのフォーマットの提示があり、これに向けて一斉に申請手続きの準備が始めらけることとなった。地域保健・医療に関しては概況票と受け入れ施設の承諾書、指導医一覧などの書類が必要となり、これから早速準備に取り掛かる必要がある。この研修が将来的に地域医療における人材確保につながっていくよう魅力あるものにしていく必要がある。

7月5日(土)晴れ 今日は馬路村診療所H田医師の結婚式披露宴が松山の全日空ホテルにて開催された。会場には馬路村村長さんをはじめ、多くの友人・親戚関係者が参会していた。お相手は愛媛県内の某テレビ局に勤務する方で、タイムキーパーをなさっておられた女性であった。生番組など時間を争う番組制作の中で、まさにキーパーソンとなるポジションであったようで、これからH田医師に対してもうまくリードしていってくれそうな、しっかり者の印象を持った。お二方とも音楽を愛好していて、新婦がフルートやピアノの演奏を、新郎はキーボード演奏を行い、なかなかの腕前を披露して頂いた。とてもファミリアルないい雰囲気での結婚式であった。お二方ともどうかいつまでもお幸せに・・・。

7月3日(木)雨 今日の午後から「国保直診の在り方」についての検討委員会が国保連合会事務局を会場に開催され、私もI保課長に同伴してオブザーバーとして参加させて頂いた。嶺北・大月・梼原の各院長も出席していて、臨床研修必修化をはじめ、最近の国保直診に関するトピックスについて熱いディスカッションが続いた。やはり何といってもまず第1には医療スタッフの確保ということで、これについては今後益々深刻な時代の到来が予想されている。何とかこの問題に向けてよい施策・対応策を見出していく必要性を改めて実感した。