明19制 陸軍師団下士兵卒2種帽
明治19年制の軍帽は制作時期において形状がかなり変更している。 初期型はケピのように、クラウンが直立し、高さも20p弱と高い。 中期型は、高かったクラウンが若干低くなった。 上記の2つの顎ひも及び同釦は将校と同じように折り返しがありまた、桜の文様がプレスされていた。 後期型は、クラウンがミュッツェ・タイプとなり、後の軍帽の基本形が出来上がった。 写真の後期型は鍔と星章を除けば形は兵用軍帽と一緒である。 (DATE) 製作年:不明 サイズ:56pくらい 程度:庇を除けば未使用、極上 | |
顎ひもと同釦に注意。 それまでの折り返しと桜の文様がない。 | |
製作年が明治35年となっているが、果たしてそうであろうか。 私は、もっと後年になって作られた物と思うが。 内装は後に付け替えられた物であろうか。 |
photo : A.ASAHINA 2000