五郎は一緒に住もうと言う純の誘いも断り、石の家で一人暮らしを続けていた。 富良野に戻った純は市役所の臨時職員としてごみの収集の仕事に就いた。 札幌に住むれいとの付き合いは続いていたが、逢うたびに洗練されていく れいと純の距離は開いて行く。 純は正吉とアパートを借り一緒に住んでいる。 ある日、れいは他の男からプロポーズされた事を純に話す 純はごみの匂いが気になりコロンでごまかすがれいにも言われ傷つく そんな時に粗大ごみとして出されていた柱時計がきっかけで純はシュウと知り合う。 二人は親しくなりデートを重ねる。五郎もシュウが気に入り、優しく接していた。 ある日、勇次から螢が行方不明だとの知らせが純にあった。 黒木という医者と駆け落ちしたという 純は五郎には知らせずにいた。 その後、螢が純のアパートに突然尋ねてきた。 根室の外れの診療所で二人で暮らすというのだった 一方、広介は、正吉にシュウのヌード写真が出ているエロ本を見せた。純だけが その事を知らず草太の一言がキッカケでそのことを知り、 シュウに詮索するよう言葉を使い、傷つけてしまう。 黒木の妻が尋ねて来た事で、五郎も螢の不倫を知ってしまい五郎はショックを受ける 純と気まずい関係のまま苦しむシュウは過去の事や胸の内を五郎に話した。 ある朝れいからの電話で今日結婚すると言われ仕事も休み札幌に向かうが、 木の影かられいを見つめるだけでアパートに戻った。 純の帰りを待っていた五郎は北時計で待っているシュウに会いに行く様に告げる シュウと話した純はつまらない事にこだわっていた自分に恥じてこれからもシュウと 付き合って行く事を決意する |