「8月の独り言」


8月4日(木)〜9日(火)

 スコットランドのグラスゴーで開催されるワールド・コン(世界SF大会)へ参加。
 思い立ったが吉日! のノリで、急遽ギリギリで休みを取って行ってしまいました。折しもロンドンでは7月に地下鉄テロがあって、何となく成田もイギリス行きは警戒が厳重で、預ける荷物まで調べられたりして。
 しかし、「イギリス(イングランド)とスコットランドは元々違う国だから」と自分に言い聞かせ、ろくに準備もせずそのまま日本を旅立ったのでした。
 せいぜいが2日か3日で終わる日本のSF大会に比べ、本場の世界SF大会は5日間たっぷりと行われるため、オープニングもエンディングも見ることはできませんでしたが、私としては感動のSF短編「歌う船」アン・マキャフリーのサインがもらえただけで大満足! でした。向こうではずっと天気も良く、知り合いの人も何人かいたので、非常にリラックス。合間にタクシーでマッキントッシュ・ハウスや大聖堂まで足を運んで軽い観光もできたし。本場のウイスキーをもう少し楽しみたかったのですが(何しろ食事時にスコッチ・エールやワインを飲んでいるだけで十分酔っ払っちゃうので)、まあ取りあえず一本自分用に買ってこれたのでまあいいかなと。
 一応ノート・パソコン持って記録は付けていました。詳細はこちらから。
2005年ワールド・コン(グラスゴー) 第1日
2005年ワールド・コン(グラスゴー) 第2日
2005年ワールド・コン(グラスゴー) 第3日
2005年ワールド・コン(グラスゴー) 第4日
2005年ワールド・コン(グラスゴー) 第5日

8月13日(土)〜15日(日)

 帰国してからろくに休む間もなくコミック・マーケット68に二日連続で参加。
 土曜日は、SF大会にも出店した「マッド・サイエンティスト・カフェ」のスペースで汗だくの中白衣を着て売り子をしてみたり、新撰組の本を出しているAさんやIさんのスペース(軽く「やおい」入ってます)や、ファンタジー系のYさんのスペース(新刊なし、ワールド・コン記念写 真上映)、特撮音楽系のYさんのスペースを訪ねたりしているうちに早くも一日が終わったのでした。ゆりかもめの駅近くの喫茶店で一服した後、渋谷まで出て軽く打ち上げ(店名忘れたけど、なんか仏教系の洋風居酒屋……)
 日曜日は自分のスペースで新刊「冬の日の幻想」の販売。スペースを手伝いに来てくれたNさん(といってもチケット忘れてサークル入場できず……)の購入したみなもと太郎氏の同人誌(私が小学校の頃すでにプロだった方なんだが、もう60才近いのにこの会場にいらっしゃって本出してるのだ!)を読みふけってしまい、ろくにお客さんの呼び込みもせず。相変わらずのダメ売り子ぶりで、こりゃやはり前回みたいに他の人に任せたほうが売れるんじゃないかしら。それでも知り合いの人が結構来てくれたので、まあまあの売り上げ。最盛期の1/5くらい……。新橋の洋風居酒屋(名前忘れた……)にて軽く打ち上げ。
 月曜日は新宿京王ホテルのフレンチ「アンブローシア」にて実家の家族と会食。「シャンパーニュ・ニコラ・フィアット・ブリュット」「シャトー・コス・ラボリィ95年」を注文。冷たいコーン・スープと魚料理、そしてフィレステーキと、久し振りにいたって正統派のフレンチ。喫茶店で一服して解散。
 そのまま渋谷に出て、週末のパーティのためにワインを調達。最近こういう役回りが増えたなあ。カモノハシやカエル、カメやウサギなどの絵のあるラベルを選んで会場までの発送を依頼。

8月21日(日)

 新宿御苑駅近くのイタリアン「イル・ジラソーレ」にて、「マッド・サイエンティスト・カフェ」打ち上げパーティ。幹事のY氏の準備は完璧で、完全貸し切り、持ち込み無料という素晴らしいセレクトでありました。
 一応私もなるべくメイン・スタッフにちなんだいわく付きのものをということで、乾杯のスパークリング・ワインにはフランシス・コッポラの娘の名を持つ「ソフィア・コッポラ・ブラン・ド・ブラン」(ピンク色の瓶がなかなかおしゃれ)、カモノハシ好きのKさんにはカモノハシのラベルの「ジンダリー・ソーヴィニヨン・ブラン」、カエル好きのYさんには「フロッグス・リープ・メルロ」、ウサギ好きのIさんには「ラビット・リッジ・ジンフアンデル」、歴史好きのNさんには「周五郎のヴァン」(ちょっと苦しいか?)、Oさんは山がつくから山のラベルの「ベナンティ」(殆どムリヤリ)といった具合。ラベルは飲み終わった後シートに剥がしてそれぞれのスタッフにプレゼント。その他に「マッド」繋がりでオーストラリアの「マッド・フィッシュ」、マッド・サイエンティストの祖レオナルド・ダ・ヴィンチにちなんで「レオナルド・ダ・ヴィンチ・サント・イポリット」など。他にもカリフォルニアに旅行していたTさんが白・赤三本ずつカリフォルニア・ワインを持参されていたので、相当な持ち込み量 であります。もちろんワインは全部飲み干されましたが。
 他にも「マッド」繋がりで、ゴッホを狂わせたという「アブサン」を持参。68度の緑色をしたリキュールで、水を加えると白く濁る、しばらく禁止されていて最近復活したいわくつきのお酒。これは濃いので水で薄めても相当酔っ払います。
 7時から11時頃まで殆ど飲みっぱなし状態。幹事のY氏は飲み食いもせずに白衣着替えショー(なんだそりゃ)や「白衣のヒロシ」芸で大活躍、まさに盛り上がりっぱなしでありました。この後二次会カラオケ組は朝までコースだったそうで、そのまま職場に行った強者も何人かいたようですが、一次会で全てのお酒を味わった私はさすがにそのまま帰宅したのでした。  


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