「11月の独り言」

2ヶ月ぶりの更新であります。決して仕事ばかりというわけではなかったのですが、何かと時間がなかったので……。

11月12日（土）〜13日（日）

　12日はコンフォート青山にてSWEワインセミナー。バルカン２国、スロヴェニアとクロアチアのワインをテイスティングしながら紹介するとともに、アメリカの品種ジンファンデルのルーツを訪ねるというなかなかマニアックな内容。スロヴェニアやクロアチアのワインなんて殆どなじみがないのですが、結論としてはジンファンデルのルーツはクロアチアのツュリエナック・カシュテランスキである、ということらしいです。以前はイタリアのプリミティーヴォがそうだと習ったものですが、クローン違いの同一品種とは言えてもルーツとは言えないのだとか。じゃあそのツュリエナックのワインはどんな物なのだろうということになるわけですが、なにしろ現地にも樹が９本しかなく、それもあと少しで引っこ抜かれるところだったという有様なので、とてもワインは望める段階ではないそうです。
　13日はマドサイ・カフェ・京フェス参加打ち上げ。何本か持ち込みました。コミック「神の雫」に出てきたワインを飲もうということで、Yさんはイタリア・フランスワイン対決で登場した「シャトー・ボイド・カントナック '02年」と「 ロッソ ピチェーノ スペリオーレ ロッジョ デル フィラーレ '01年」を、こちらはブルゴーニュワイン紹介に登場した「グロ・フレール・エ・セール"ヴォーヌ・ロマネ" '02年」と「グロ・フレール・エ・セール"エシェゾー" '02年」をそれぞれ持ち込みました。詳細はいずれワインのページで。

11月19日（土）〜20日（日）

　19日はこれが最後と噂される「ギエムのボレロ」を観に、上野の東京文化会館へ。実はあまりバレエにはなじみがなく、そうでなくても最近ライブの音楽や舞台に触れていないので、そういう反省の意味もこめて。
　座席は三階、それも左のはじということで、オペラグラスを持っていかなかったら、何が何だか良く分からないところでした。プログラムは「ギリシャの踊り」「小さな死」「ドン・ジョバンニ」「ボレロ」の4曲。「小さな死」はモーツァルトのビアノ協奏曲に合わせた、プラハ生まれのイリ・キリアンの振り付けによるもので、それ以外はモーリス・ベジャールの振り付け作品。ギエムが踊るのは「小さな死」と「ボレロ」のみで、残り二つは東京バレエ団によるもの。
　集団で踊る「ギリシャの踊り」「ドン・ジョバンニ」に比べ、ギエムがメインの２曲、「小さな死」「ボレロ」は、迫力が段違い。「小さな死」はダンサー２人、「ボレロ」はほぼギエムの独り舞台ということで、いやがうえにも集中度合が違ってはきますが、体重がないんじゃないかしらと思わせる位 のびやかでそれでいて存在感のある踊りは、初めて観る人も思わず感嘆せざるを得ません。こうなるとどうしても東京バレイ団による踊りの方は見劣りするなあ。
　音楽は生演奏ではなかったことが気になったのですが、やはりバレエの場合は、タイミングを合わせるのが難しいので録音を使うみたい。
　20日は「子供のIQトレーニングブック」の打ち上げ。池袋のフレンチ「メゾン・ド・ファミーユ」にて。
　普通の格好で行ったら、きちんとしたフレンチだったので、ノー・ネクタイでは入れないかしらと店の前でまごついていると、Sさん夫妻が到着。誰も正装なんかしていない……。ということで気楽に飲み食い。あまりお酒を呑まれる方がいなかったのが少々残念。

27日（日）

　この日は秋の投扇興競技大会。「浅草見番」２階にて。
　浅草寺伝法院で行われる優雅な春の大会とは異り、個室で個人戦と団体戦の両方を行う完全な競技形式。参加人数は約100人で、11時半から17時半までみっちりと試合が行われるのでした。
　春は何回か出場しているのですが、秋の競技大会に参加するのは初めて。
　K先生率いる「隼扇投連」のメンバーとして団体戦と個人戦の両方に参加。しかし見事に外しまくる。扇子が全部的の上空をかすめていくのだった。仕方がないので、「ヒラヒラくん戦法」で有名な某氏の投げ方をマネすることに。これは投げる前に扇子をゆっくりと上下に振ってバランスを取ってから投げるもので、標準が定まらない分むしろ当てにくくなるのですが、当たると大ワザが出せる……ということで徹底してマネをしてウケる。どうせ下手なんだからウケた方が得なのだ、ということで結局団体戦までこのやり方で通 してしまったのでした。個人戦・団体戦共に振るわず……ということで、春の大会まではもう少し練習しておこう……。