「3月の独り言」

3月21日（水）

　ここのところ何かと土日も仕事がらみ、ワインがらみ（？）でヒマがないので、久し振りの終日お休みの日であります。さあ、何して遊ぶ？　……と言われても、よくよく考えてみるとあんまり遊びってピンと来ない。まずは気になっていた「中村宏展」。それほど遠くない東京都現代美術館で開催されていて、4月1日には終わってしまうので、これは観に行かねば……ということで、朝一で間に合うように家を出たのでした。詳細はいずれホームページで。
　さて、美術館のレストランでパスタを食べて一息ついてから、今度は表参道アカデミー・デュ・ヴァンで午後から開催されている「ポール・ドレーパー氏講演会」へ。ポール・ドレーパー氏はカリフォルニアのリッジ・ヴィンヤーズの醸造責任者。自ら手掛けるワインの説明を中心に、自然派ワイン造り哲学についての講演を聴く。なかなか含蓄のある、興味深い内容でした。ドレーパー氏は解説によれば「ワイン造りだけでなく、モーツアルトの音楽やダリの絵画をテーマにしても２時間は喋ることができる」ほどの教養人なのだとか。何となく分かるような気がします。
　帰りに表参道ヒルズの「BISTY'S」に立ち寄る。グラスでワインが自由に飲める店なんですが、店のはじっこにブラインド・テイスティングコーナーがあったのでさっそく挑戦。白・赤各４アイテム、計八つのテイスティング。結果 は……品種はなんとか四つまで当てたものの、シャブリをミュスカデと答え、リースリングをシュナン・ブランと答え、シラーをピノ・ノワールと答え、ガメィをジンファンデルと答えるという有様でした。いいのかこんなことで……というわけで、どうやらブラインド・テイスティングコーナーは毎月変わるようなので、これからは月一で通 うことにします。