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立松依次夫(えぐちあきら) & 星の子供たち楽団

シヴァハリケーン
1997年5月9日(金) 名古屋市「ハラダイスカフェ」


まだ、「春一番」から帰ってきた余韻を抱えたまま。
現在は本名の「立松依次夫(たてまつ えつお)」で活動されてみえる「えぐちあきら」、 といっても、地元、名古屋でもピンとくる方は少ないと思うのですが、しいて、 一番知っている方が多そうな作品で御紹介すれば、シングルには多分なっていなかった とは思うのですが、海援隊の「そんぐ・ふぉあ・ゆう」の作詞をされた方、という コピーが一番わかりやすいのでしょうか。

海援隊が歌っている歌詞は、武田鉄矢が補作をされているので、オリジナルの歌詞 よりも、メッセージ色が少なくなって、ラブソングの色が濃くなっていますが、 昔、日本酒のCMソング「やさしい酒」を歌ってみえた さかうえけんいちさんは、 オリジナル・バージョンで歌ってみえます。

私が初めて聞いた「そんぐ・ふぉう・ゆう」は、海援隊の武道館ライブのレコード だから、武田鉄矢補詞のバージョンでした。
でも、初めて聞いた当時は、とてもこれが好きで、何年もたってから、この曲を つくったのが、えぐちあきらさんと知った時は、御自分のお店(喫茶店)「ぷらすわん」に 既に何度か行っていたのですけれでも「えっ!まさか???」状態でした。
ちょっと前おきが長くなりましたが、ともあれ、私の大好きなミュージシャンの一人 であります。

そんな、立松依次夫ライブは、とっても久しぶり。
以前は、一人で歌うか、きくち寛さん(この方も名古屋です)が歌われるときに バックでギターを弾かれてみえた石浦ユウさんという方がついていたのですが、 今回は、ナ・ナント、バンド!
ま、一緒に歌われたシヴァ・ハリケーンというバンドのメンバーの方が2人ほど入って みえたのですが。
歌われる曲も、一曲「シャイニン」とアンコールの「ふるさと」を除いて全部新曲。
とても気持ちが良くて、歌詞はあるのですが、環境音楽を聞いているような心地よさ。
これは、シヴァ・ハリケーンの演奏にもあてはまる事なので、お互いにとてもいい 影響を与えあっているな、という印象をうけました。

音楽というのは、たとえば、落ち込んでいる時にもっと暗い曲を聞くと、私の場合は けっこう救われたりするのですが、立松依次夫(えぐちあきら)さんの場合は、 もっと根本的なところに目を向けさせてくれるような歌が多かったです。
言葉で書くと全然うまくつたえられないのですが、「ぼくらはみんな地球の子供」と いう曲は、これと同じ歌詞を延々とバックの方たちと「かえるのうたが・・・」みたいに 輪唱していきます。
4ビートのゆっくりしたリズムで、メジャーセブン系のコードにのせて。
ちょうど、加川良さんの曲「サークル」を何人かで輪唱してる、といえばわかりやすい かもしれません。
丁寧な歌詞カードが、当日は配られ、少し明る目の照明は、ちゃんと、それが読める ようにとの配慮からでしょう。

ジョイントのシヴァ・ハリケーンは、バックに宇宙の星や、地球の自然のスライドを 映しながら、やはり、ヒーリング・ミュージックのように言葉が入ってくる。
言葉だって音をもっているわけですものね。
瞑想するような音楽だけがヒーリングではない。(そんな音楽も好きです。) 退屈な、という事はちっともない!
単純な言葉が、ちゃんと入ってくる!
気持ちよすぎて眠くなる、って事はあるかもしれない。

多分、名古屋以外では、まず、聞けないと思いますが、もし機会があれば、是非、 聞いてほしいです。


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