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中野督夫 CD発売記念ライブ

1997年9月3日(水) 名古屋市「stay」
1997年9月25日(木) 愛知県半田市 「串焼倶楽部 伊十(いとう)」


センチメンタル・シティ・ロマンスでボーカルとギターを担当している中野督夫が、センチでデビューして24年、名古屋を離れて13年、自主制作で初のソロCD「くつろぎ」を発売しました。
その記念ライブ・ツアーの中で、名古屋「stay」と、愛知県半田市「串焼倶楽部 伊十(いとう)」、東海地方の2ケ所でのライブに行ってきました。

 

名古屋の「stay」は、東名高速の名古屋インターを出てすぐの交差点「本郷」を南へくだり、ホンダのある「身体障害者スポーツセンター」の交差点を右折した、すぐ右のマンションの1階にあります。
今日のライブの主役、中野督夫さんの、お兄さんが経営されている喫茶店です。
まず、最初にメンバー紹介から。
女性コーラスが二人と、ベースが紹介されました。
ベースの方と、コーラスの片方の方は、中西さんというお名前で、ご夫婦だそうです。
ライブ中のMCによれば、中野督夫(以下、トックンと呼ばさせていただきます。)ひとりで行っても、地元の方々がセンチメンタル・シティ・ロマンスの曲の演奏が出来る、というところが全国で6ケ所ほどあるそうです。
で、その中の1つが愛知県豊橋市。
このコーラスの方々と、ベースの方は、9月1日の豊橋市「House of crazy」のライブから、そのまま名古屋についてきてくれた方々なのでした。

まず、センチの1stに入っていて、今回のソロCDにも入っている「小童(こわっぱ)」から。
次の「マスカット・モーニング」からが、バンドの本領発揮で、曲もホンワカ楽しい雰囲気で、アット・ホームな感じに包まれました。

今回のCDのタイトル曲「くつろぎ」は、センチメンタル・シティ・ロマンスの1stに入っていた「暖時(くつろぎ)」のカバーであることからもわかるように、センチのカバーも何曲かはいっている。
ただ、この「くつろぎ」は、センチの1stでは、当時のベースの加藤文敏がリードボーカルなので、中野督夫のボーカルとして世間に公開されるのは、今回が初めてかもしれない。

「箱庭の街で」や「春陽館」「キスミ・スキップ・ラヴ」は、センチのアルバムが先に発表されていたならば、必ずはいっていたであろう傑作!
しかし、以前歌っていた「ハッピーバースディ」の歌詞が、大部分「春陽館」で使われている!、という事は、もう、「ハッピー・バースディ」は没か!?
「春陽館」も良いが、「ハッピー・バーイディ」も好きな曲だっただけに、少しショック!
「キス・ミー・ベイビー」というタイトルで以前歌っていた曲も、メロディを変えて「キスミ・スキップ・ラヴ」と、新しい曲になっている。

「君と僕」は、エポから贈られた曲。
「強気な女」は、ソロ活動を始めた頃から歌っていたが、加藤登紀子からもらった詞に曲をつけるのに、かなり苦労したようだ。
トックンの大好きなジェイムス・テイラーのカバーは、今回は2曲。
「ザット・ロンサム・ロード "That Lonesome Road"」と「寂しい夜 "Don't Let Me Be Lonely Tonight"」。

 

半田市「串焼倶楽部 伊十」の場合は、ここで休憩が入ったようです。
私が行った時は、ちょうど第2部が始まるところで、次の曲からでした。
トックンが「俺って、ギターうまいんだなぁ。」(笑)と言って、フィンガー・ピッキンで弾き出したのは、インストゥルメンタルで「上を向いて歩こう」。
続けて、霧島昇の「胸の振子」を歌い始める。
エポも歌っていたそうで、私も、すぐに霧島昇のCDを買いに走ってしまったぐらい、なるほど、イイ曲です。
ただ、権利の問題で、レコーディングは難しいらしい、という話を聞きました。
そして、日本のスタンダードを、もう一曲、「私の青空」。

センチの曲、「うちわもめ」のアンプラグド・バージョン、で出しのイントロが難しい、と言いながら「あの娘の窓灯り」と続き「ラビット・ムーン」で「串焼倶楽部 伊十」は終わりで、アンコールの「風景」、湯川トーベンの「ラヴ・ソング」で締めたと思ったのですが、「stay」では、タイガースの「シー・サイド・バウンド」や、お兄さんの マー君・谷口幸至郎さんが加わって「コットン・フィールズ」、そして兄弟二人だけでの「ラヴ・ソング」で締めました。
「ラヴ・ソング」の最後のひと呼吸で、マー君が「おめでとう、トックン。」と一言、話しかけてから、最後「・・・ラヴ・ソ〜ング」と歌ったところが、私はとっても好きで、ホント、絵になってました。

 

 

★セットリスト(stay)★

小童(こわっぱ)
マスカット・モーニング
くつろぎ
箱庭の街で
今君が僕を見つめている
春陽館
君と僕
篭時(こもりどき)
マイ・キャロライナ・サンシャインガール
強気な女
寂しい夜
ザット・ロンサム・ロード
上を向いて歩こう(インストゥルメンタル)
胸の振子
私の青空
キスミ・スキップ・ラヴ
うちわもめ
あの娘の窓灯り
ラビット・ムーン
オールド・ラヴ・ソング
<アンコール>
ミス・ビスケット
シー・サイド・バウンド
風景
コットン・フィールズ
ラヴ・ソング


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