Kissy21.info>Main>Physics of swimming


水泳物理学講座〜Physics of swimming〜


第1章 基本的な運動


等速直線運動

外部から力が加えられなければ、物体は同じ速さで、同じ方向に運動しようとします。これが「等速直線運動」です。

速度を v で表すと、等速直線運動は v=const. (consant=一定)です。

速度 v で、等速直線運動を行っている物体の変位 x は、

x=vt (x0:初期値 t:時間のパラメータ)

であらわすことが出来ます。実際この変位 x を 時間 t で微分すると、速度v だけが残ります。

等加速度運動

加速度とは、運動している物体の速度 v の変化の割合です。すなわち、速度 v の時間微分ということになります。

加速度を a で あわわすと、 a=dv/dt  これは、変位 x の時間にいる2回微分ということになります。

加速度 a で、等加速度運動をしている物体の速度 vは

v=v0 +at  (v0:初期値)

また、変位xは

x=v0t +1/2・ a・t^2 (^べき乗の演算子)

となります。

こうかくと難しいですが、速度とは位置の変化の割合加速度とは速度の変化の割合ということが出来ます。

これをプールのなかに無理やり当てはめると、プールの中で等速直線運動で泳いでいる人は、水の抵抗力と、泳者が生じさせる推進力が、つりあっているので、結果的に外部からの力が0となっている。ということがいえるでしょう。


Kissy21.net Swimming