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「スターリングラードの白バラ」
リーリャ・リトヴヤック(Lilya Litvyak)

第2次世界大戦中、ロシア軍は多くの女性パイロットを実戦に投入しましたが、その中で最も有名なパイロットがリーリャ・リトヴヤック中尉です。1921年生まれの彼女は41年に高名な女性パイロットであったマリナ・ラスコヴァの呼びかけに応じ、空軍を志願、訓練中からその才能を見せ、42年からスターリングラード戦線に参戦し、年末までにドイツ機を5機撃墜し女性初のエースパイロットとなりました。また、金髪でグレーの瞳を持つ彼女の整った顔立ちは当時のニュースを賑わし、「スターリングラードの白バラ」と呼ばれるようになりました。1943年8月1日の出撃でリトヴヤックは行方不明となり、撃墜記録は12機で止まりました。1979年に戦死が確認され、1990年に時の大統領ミハイル・ゴルバチョフによってGSSソ連英雄星章が追贈されました。






















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