「1月の独り言」
1月26日
市ケ谷のフレンチ「オー・グード・ジュール」にてWINESCHOLAのプレステージ・ランチ。今回のテーマは「カリフォルニアのオールド・ビンテージ」
フランス物ならともかく、カリフォルニアとなると歴史がまだ浅いこともあってなかなか年代物が出回っているというわけにはいきません。実際店頭で目にするのは殆ど90年代のものばかり。
今回試飲したワインは以下の通り。
Chateau Woltner Chardonnay Titus Vineyard 1985 非常に品のいいシャルドネ。輝きのある黄金色で、オーク香は控えめ。酸が抑えめでどことなく甘味も感じる。
Ridge Zinfandel Geyserville 1988 輝きのある赤紫で植物的な香り。タンニンが強い。
Josepf Swan Zinfandel 1975 柔らかいグラデーションをした厚みのある赤紫。ベリー系の柔らかく香りであまりジンファンデルの感じがしない。
Pastri Cabernet Sauvignon 1975 自家用に作っていたため樽もなくタンクで4〜5年寝かせてから瓶詰めしていたというカベルネ。ピノのように明るく、香りは青さがあり、タンニンは大人しく控えめな印象。
St. clement Cabernet Sauvignon 1979 暗い赤紫でグラスの底が見えなくなるほど濃い。果
実香にアルコール感が加わった厚みのある香り。甘酸は79年物と思えないほどしっかりしてパワフル。
Opus One 1985 バロン・フィリップとロバート・モンダヴィが組んだ名品。赤紫でより正統派のムスク香を感じさせるカベルネ。非常にまろやか。
バターの代わりにイタリア土産のシチリア産プラネタのオリーブオイルが出されました。濃い緑色で青っぽい香りとピーナッツのような後味が印象的。現地では手に入れそこねたのですが、一応日本にも成城石井等で輸入されているとのこと。さっそく自宅に戻ってからネットで検索。楽天市場で扱っているのを見つけて注文したのでした。
1月11日〜19日
唐突ですがイタリアワインツアーに参加してまいりました。
11日の土曜日に成田を発ち、シチリア、フィレンツェ、ミラノと回り、19日の日曜日に無事帰国。13日の月曜日がもともと祝日なので、実質会社を休んだのは四日間だけ。その間、「サシカイア」「トゥア・リタ」「アンティノリ」「ラ・ストッパ」などのワイナリーを訪ねました。
その間かさばるデジカメとマックのパワーブックを持ち歩き、とりあえず熱心にレポートみたいなものを書きました。いずれホームページへ(といっても、いつのことになるやら……)。
1月1日〜3日
ついに2003年になってしまった。アトム誕生の年ではありますが、ロボットがアトムのレベルにまで達するのはまだまだ先のことのようです。
31日の夜から3日の朝までとりあえずは実家で過ごす。いつの間にか二階の元の私の部屋に大型プラズマテレビが。弟が70万円近く出して買ったらしい。まあ別
にいいんだけれど、何で一階の皆が集まる居間に置かないんだろう? 相も変わらずダイニングの20インチテレビで紅白とか観てるんである。ある意味謎じゃな。
私も映画のDVDとか増えたんで、横に大きい大型テレビが欲しいのだ。一応26インチのテレビがあるのだが、シネマスコープサイズのDVDなんか映すと上下半分位
が黒帯になって肝心の画面がえらくちっちゃくなってしまうのだ。「インディペンデンス・デイ」も「ベン・ハー」も迫力は今一つ。テレビ録画の方がマシな位
であります。とはいうものの今のテレビはしっかり映ってるし、下手にプラズマテレビとか置こうものなら自作オーディオラック(タンスを自分で改造したもの)を片付けて、スピーカーやビデオラックも整理しなくちゃならないし……。
1月5日
E氏宅にて恒例となりつつある新年会。冬は日本酒が美味い、ということで少々無謀ながら日本酒VS白ワインの企画に。一応白ワインは私の方でセレクション。
日本酒はワインに比べてアルコール度は高いが、酸度は低い。ならば酸度が低いものであれば刺身などでも相性が良いのではと思い、ローヌの白と日本の甲州を用意しました。詳細はこちら。
酸度が低い上にアルコール度数では負けるためか、一緒に飲むとワインの方がやや口当たりが薄く感じてしまうのでした。うむむ、難しいものだ。一方で生の魚、マグロやタイの刺身と一緒に飲んでも生臭さを増長することもなく、ある意味和食との相性は悪くなかったのでは? と思っているのですが……。
まあ、勝負することに既に無理があるといえないこともない。やはり魚にぴったりの酒は日本酒に勝るものなし、ということでいいのかな。