「9月の独り言」
9月27日(土)
大忙しの土日。木、金と頭痛持ち状態だったのですが、金曜夜の飲み会で復活し(なんでだ……)、土曜日は昼から翌日の自宅カクテルバーティーのために買い出し。新宿まで出掛けて、食材やらカクテルの材料やらを購入。しかしいくら探しても、カクテル用のピン(マティーニのオリーブなどを刺して飾る金属製のピック)が売っていない。あいにくと取り寄せになるという。今時自宅でカクテルなんて、そんな面
倒なことやる人間なんていないのね。でも爪楊枝で代用というのもあまりにも情けない……ということでフルーツ用の小さなフォークを代わりとすることに。
色々買い漁った後、いったん自宅に戻り、夜に小岩まで出掛ける。ワークショップの知り合いO氏の受講しているホラー小説講座の講師、南條竹則先生と中華料理を食べる会というのに飛び入り参加。
場所は南小岩八丁目の「揚州飯店」というお店。どちらかというと近所にあるラーメンやチャーハンをランチに食べるような割と普通
っぽい店構え。十人近い団体さんが入ったら殆ど満席状態というこじんまりしたお店で、正直な話ホントに美味しいのかしら、と思ったくらい。しかしよく見るとなにやら珍しそうなお酒の入った箱が所狭しと積まれているのだ。肉をお米で包んだお団子に始まり、チーズのような舌触りの醤豆腐、珍しい中国の腸詰め、海老のチリソースは独特の風味で下に麺が敷かれているし、シジミのニンニク醤油漬けは紹興酒を使った贅沢なものだし、怪味鶏(かいみどり……最初聞いた時は、「ミドリ」ってなんだろうと思った)は、甘さと辛さと酸味が渾然一体となった不思議な味付けで、ゆで卵ならぬ
アヒルの塩卵はまるでウニのような食感。酢豚や餃子も一味違った仕上がりになっていて、この店構えと値段(殆ど一皿1000円以下)でどうしてここまで凝った料理が出てくるのだろうと驚いてしまいました。店のご主人は台湾出身の方で、三十年前に日本に来たそうです。南條先生は十年以上の常連で、中国から帰ってきたときはいつもこの店に寄ってあらためて味を確かめるのだとか。
紹興酒の他に、これはなかなか珍しいものということで出されたのが「文春酒」という四川省のお酒。ヨーグルトのような香りが特徴の白酒で、アルコール度数は50度近くあります。ヨーグルトリキュールのようなものかと思ったけどそうではなく、あくまでコーリャンで作ったお酒だとか。特殊な発酵方法で80-90度近くまでアルコールを上げるというのですが、蒸留もせずにそんなことが可能なのかしら。この酒を口にした後では、ビールも紹興酒も殆どアルコールを感じさせなくなってしまう。しかも良い酒にありがちな、あまり酒が飲めない人も意外と飲めてしまう口当たりの良さのせいか、500mlサイズのボトルが二本も空になってしまいました。O氏いわく「ゲップまでもが心地よい」とか。東崋洋行というところが輸入しているらしいんだけど、ネットで手に入るかなあ。
翌日はうちで飲み会だから、深酒・食べ過ぎは遠慮しとくね、と言っておきながら、白酒は注がれるままかたはしから飲みまくり、料理は大皿に残った分を全て平らげたのでした。
さて、食事も中頃になって、私はようやく南條先生が昔弟の家庭教師だったことを思い出したのでありました。「坂田靖子の漫画なら殆ど持っている」という話を聞いて突然記憶が蘇ったのであります。例によって私は人の名前をすぐ忘れる質なのですが、二十年近く前にうちに来ていただいた時に、「今凄い漫画家は五人」と紹介されたのが確か以下の大御所達だったような……萩尾望都(丁度二回目の全集が刊行され始めた頃)、大島弓子(当時「ぱふ」とかの人気投票でトップクラス)、高野文子(「絶対安全剃刀」が話題になった頃)、坂田靖子(当時は読んでおらず、この話を聞いて「村野」とかを買った)……あともう一人が男性作家で水木しげるか楳図かずおかどっちか……
いや〜待ち合わせ場所でお会いした時、どこかで見たことがあるような気がしたんですよねとお互いに言ったのですが、どう考えてみてもこっちが忘れていたのは失礼だよな……。
9月28日(日)
この日はまず昼はワインスカラのプレステージランチ。ブルゴーニュの古酒がテーマとなれば行かないわけにはいくまい。ということで、前の晩中華のフルコースを食べたばかりだというのに、昼の十二時からフレンチのフルコース。
場所は大江戸線牛込柳町駅近くの「ル・デッサン」。以前同じくプレステージランチで訪れたことのある渋谷の「ポワロー」にいた方が今年の八月に開いた新しいお店。シェフは料理の合間に絵をたしなむ方で、壁には直筆のスケッチが飾られており、お皿はパレットの形をしたものを使用、メニューはスケッチブックを使っているほど。なるほど、だからお店の名前も「デッサン」なのね。
用意されたワインはコルトンが三種。「コルトン・シヤトー・コルトン・グランシー1979年 ルイ・ラトゥール」「コルトン 1979年 ブシャール・ペール・エ・フィス」「コルトン 1962年 ドメーヌ・セナール」。コルトンというと、以前ルイ・ジャドのものを飲んだ時、メルローのような柔らかさと濃厚さに驚いた記憶があるので、非常にボディの豊かなものという印象があります。実際ボーヌの中ではポマールと並んで最も厚みのあるものとして知られているようで、その点でも非常に楽しみでありました。
コルトン・グランシーは元々はブルゴーニュ公爵領だったのですが、ルイ・ラトゥールがこの地を購入。元々ボーヌにいたのですがこちらへ根拠地を移して以来、コルトン及びコルトン・シャルルマーニュの一番の作り手として君臨しています。柔らかな色合いと香りで、ムスク香も上品、アルコール感もわりとしっかりと感じられ、20年以上も経っているのに若々しい印象。対するブシャール・ペール・エ・フィスのものは色合いもくっきりしていてやや荒々しい印象。意外と苦渋味もしっかりあって、単体で味わうならルイ・ラトゥールの方だけど、料理とあわせるならこちらの方が良いかも。
ちなみに出された料理は、前菜にオマール海老入りフルーツトマトの野菜マリネ添え、メインにエゾジカのワイン煮込み。柔らかいながらもしっかり歯ごたえがありました。テーマを考慮して料理にもしっかりブルゴーニュのワインを使用したそうです。
最後にドメーヌ・セナールの62年物。70年代から80年代にかけて評価を落としてしまった作り手だそうですが、60年代は銘醸品として知られていたそうです。40年以上経ったものにも関わらず、鮮やかな色合いで、ムスク香にキノコの香りが加わったような複雑な風味、しかも味わいはしっかりしていてまだまだ「枯れていない」といった感じ。ここまで状態の良いものは珍しいとのこと。いやはや、ブルゴーニュ恐るべしであります。
このワインに合わせて出されたのがローストしたシェーブル、ハチミツ添え。なんとクロタンか一人一個ずつ。こんなに入らないよ〜と思いつつも、何とも言えない香ばしい風味に負けてしっかり平らげる。うちでシェーブルをローストしたときはこんなにはならなかったなあ、と思ったら、なんでも最初は160℃5分、次に180℃で5分、最後に200℃で10分と、徐々に温度を上げて焼くのだそうだ。
デザートのココット・アーモンドクリーム添えまでしっかり残さず食べる。
エスプレッソを飲んだ後、挨拶もそこそこに急ぎ引き返し、途中で刺身などを買い足した後、夕方からの自宅パーティの準備。
最初は四人くらいしか参加表明がなかったのに、あれよあれよという間に飛び入り参加が増え、最終的には十人近くが来訪。そんなに食材用意していない……ということで、生ハムとマンゴーの取りあわせ、チーズ三種(シャウルス、リヴァロ、ミモレット)、真鯛のカルパッチョ、ウニとイクラのクリームパスタ、鴨のブルーベリー風味と、この夏殆ど定番のメニューを揃えた上に、Sさん持参のイタリア製「ペペロンチーノのもと」を使って急遽ペペロンチーノを用意。ワインはシャンパーニュに「サロン」のセカンドとも言われる「ドラモット96年」、白はトスカーナの「アル・ポッジオ2000年」、赤はチリの「クロ・アパルタ99年」とローヌの「シヤトーヌフ・デュ・パプ2000年」といったところ。キッチンを離れる暇もなく汗だく状態。ワインも後半ろくに味わう暇もなかったので、コメントは控えさせてもらいましょう。
出だしは「NHK大河ドラマ音楽集」のDVDで盛り上がる。大河ドラマ音楽の作曲者はある程度把握していたものの、集まってきた人の中には脚本や演出まで詳しい人もいて、タイトルロールを追っかけるだけでにぎやかになったのでした。途中参加の「サイコドクター」ことK氏は、当日ペルー旅行から帰ってきたばかりとのことで、さすがに奥さんは家で寝ているとのことでしたが、撮ったばかりのデジカメ写
真をCD-ROMに保存して持参。あいにく自宅のMacの調子が悪く(一部のソフトは開かないし、システム終了時にかなりの確率でフリーズする)うまく画像が開かなかったのはかえすがえすも残念。
さて、今回のテーマはカクテル。シェーカーも用意し、ミキサーを使ってフレッシュフルーツカクテルも作れます……ということで、午後八時頃いったんテーブルを片付けてカクテルタイム。ジンにウオッカにテキーラにラムに各種リキュールと、大小さまざまな酒を用意したのはいいけれど、予想以上に人が集まってしまったので注文に応じるのも一苦労。タンカレー・テンを使ったマティーニ、ゴディバのチョコリキュールをかくし味に使ったアレキサンダー、ミントの葉を添えたグラスホッパーなどはそこそこいい感じに仕上がったんじゃないかと思ってるんですが、せっかくお土産にもらった洋梨、これを使ってカクテルを作れば良かったのにとちょっと心残り。そういえばS氏持参のホワイトポートも、K氏のお土産ピスコ(インカの透明ブランデー)も開けずじまい。というわけで翌月のリベンジを宣言。
前の晩は中華、昼からフレンチと、殆どブロイラー状態だったせいか、膨満感が続いて自宅パーティでは殆ど食べずじまい。別
に遠慮していた訳ではないのですが……。しかし立ちっぱなしで料理したりシェーカーを振ったりしていたせいか、朝六時頃あまりの空腹に早く目覚める。仕方がないのでご飯を一合炊いて、余った浅漬けで食べてそのまま会社へ。う〜ん、朝ごはんをしっかり食べて出勤するなんて何日ぶりかしら。
9月14日(日)
大塚萬スタジオへ、迫水由季さん主演の舞台「蒲生邸事件」を見に行く。
「劇団てぃんか〜べる」の舞台「魍魎の匣」で、京極堂を演じていた荻須夜羽さんや、久保竣公を演じていた湖条圭子さんもメインキャストとして参加するのですが、その時青木刑事役だった迫水さんは今回は主役の尾崎孝史役で堂々登場。太平洋開戦前夜にタイムスリップしてしまう受験生を熱演しています。余計なことするなと言われているのにしっかり事件に首を突っ込んでいってしまう、という無鉄砲さも自然に感じられました。一方、「時間移動者」は人から無視されやすい性向がある、という設定にしては、夜羽さん演じる平田次郎は少々格好良すぎたという話もありますが。
宮部みゆき作品というのは、結構人気があるようなんですが、私自身はあまり積極的に読んではいないですね。なんか肝心なところで話が終わってうやむやになってしまうというか、行くところまで行っていないというか、ちょっと食い足りないような気がするのです。今回の「蒲生邸事件」も、タイムトリップSFと密室ミステリーを組み合わせて、「変えられる筈なのに変わらない歴史」というテーマを呈示しながらも、道具立て自体はえらくこじんまりしているような印象があります。開戦前夜という激動の時代を「蒲生邸」という閉ざされた静の空間から眺めている、という設定自体も地味で、終戦直後を舞台にした「獄門島」とかの作品の方がより極彩
色に感じます。ことづてされる手紙という仕掛けも、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの域を出ていないし。まあ、その分舞台には向いているのかも。
三日間の公演中、知り合いも何人か観に来ることになっていたのですが、あいにくこの回は誰も来ていませんでした。前日か昼の部に来ていたみたい。スタジオの近くにちょっと目を付けていたイタリアンの店があったのですが、一人でフルコースという気にもなれず駅の近くのにぎやかなファミレスで食事。ドライカレー自体はまあまあでしたが……う〜ん、別
にそれほど美味しくなくても店は流行る、というのもある意味うなずけるよなあ。
9月20日(土)〜21日(日)
ついにプラズマテレビを買ってしまいました。パイオニアの新製品PDP-504HD。
今持っているテレビも充分映るのですが、映画のDVDを観ると上下半分近くが切れてしまい、どうにも迫力が乏しい……ということで、迷った末に結局シネマスコープサイズの大型テレビを置くことに。元々映画のDVDを想定していたので、最初は液晶タイプにするつもりだったのですが、実際観てみるとどうも画像に柔らかさが欠けているような気もするし、同じ価格ならはるかにサイズの大きいプラズマが買えるし……ということで結局プラズマにしたわけですが、プラズマの場合型落ちの展示品処分なら相当安く買える……確かに新製品の方が比べてみると画質が良いのですが、それでも映像自体はブラウン管タイプに比べてやや粗いように感じる……。
あれこれ質問しまくった末、プラズマの新製品に加えてシアターシステムとDVDレコーダーをセットで購入。この日に自宅に設置してもらったのでした。
スペースの関係上、永年親しんでいた自作のオーディオラックともお別れであります。古くなったタンスの引き出しを取っ払って仕切り板を打ち付け、ペンキで黒く塗ったもので、なかなかしっかりしたものでした。大学時代から使っていたので愛着もあるのですが、あまりに場所を取りすぎるので。しかし新規に購入したオーディオラックはいわゆる市販の組み立て式のもので、しっかりねじ釘で板をはっていた自作のものと比べるとぐらぐらしてなんか頼りない感じ。シアターシステムもスピーカーが6つも付いているにしては、サイズが小さいせいか高音がしゃかしゃかしていてなんか音の広がりが弱いような……。そこで急遽引き取ってもらう筈だった元のスピーカーも別
の部屋に移して使うことにしたりして。大画面モニターもテレビ番組の際には4:3のサイズに切り替えられるのですが、両端の余った部分がグレーに固定されているというのが気に入らない。てっきり色選択できると思ったのに……。何故黒にしない? 映画館ではそうしているではないか。
なんてこう書くと高い買い物の割には不満たらたらみたいに見えますが、 やはり大画面
ならではの迫力は何物にも替えがたいですね。さっそく「スターウオーズ・エピソード1」や「インディペンデンス・デイ」なんかのSFアクション系のDVDをかけまくる。おお、ちゃんと画面
一杯に映像が収まっているぜ。こりゃいいや。
というわけで、夕方から夜中までDVDをかけっぱなし。おかげで翌日はさすがに頭や首が痛くなりました。
21日はワークショップのメンバーと東京国際フォーラム「人体の不思議展」へ。詳細はこちら。
その後銀座八丁目のファンタジー・ダイニング「迷宮の国のアリス」にて食事。「不思議の国のアリス」をモチーフとしたダイニングで、同じく銀座にある「バンパイア・カフェ」と同じ系列のお店らしい。個室はそれぞれブルーのカーテンで仕切られていて、「逆さの森の間」に通
されると、壁には文字通り逆さになった木が描かれてました。ワインは「アリスのハウスワイン」という、ウサギ君のイラストがラベルに描かれたオリジナルのもの。中身は普通
のフランスのテーブルワインで、ラベルだけ現地で貼り替えてもらっているらしい。カクテルも「ジャバウォック」(斜めになったグラス入り)「ゴシックバイブル」(パッションフルーツにブルーキュラソー)「ブルーアリス」(これもブルーキュラソー入りか?)「ロリータの憂鬱」(ピーチリキュールにミルク)といったオリジナルのものがあったのでそれらを注文。料理にも「偽ウミガメのソテー」(子牛)や「いもむしおじさん」(アボガドを巻いたカリフォルニア巻きみたいなもの)など作品にちなんだ名前がつけられていて結構面
白かったのでした。
←アリスのハウスワイン。ワインのコーナーに載せたかったのですが、品種も産地も分からずじまいだったので……。
9月12日(金)
久し振りに空想小説ワークショップの講義終了後の打ち上げに参加しました。途中池袋リブロで本を購入。タイトルは「太りゆく人類」(早川書房)。思わず本の題名につられて買ってしまいました。何しろ「人類」ですよ「人類」……「太りゆく」ったって、世界じゃまだまだ大勢が飢餓で死んでるんじゃないのかい、と思わず突っ込みたくなるようなところが何とも。ちなみに、原題は「THE
HUNGRY GENE」……「空腹の遺伝子」とでもいうのでしょうか。これはこれでインパクトがありますが、日本じゃ「肥満遺伝子」の方がまだ通
りが良いだろうし、「太りゆく人類」の方が断然印象に残ると思います。内容はまあ、肥満遺伝子の最新研究と食料産業に対する批判というお約束のドキュメントではあるようですが。
教室の前で色々とコミュニティ・カレッジの新設講座のパンフなど眺めていると、「寿マンガの部屋」と題して、11/15にしりあがり寿を講師として迎えて一日講座をやるらしい。参加しようかしら。
まずは近場の「日本橋亭」で飲み会。O君に川又千秋先生からアイデア賞の賞品として先生自作の杯が渡されました。先生は最近陶芸に凝っているようで、優秀な作品を提出した生徒にはそういった賞品が贈られるのだそうだ。私が受講していた時はなかったシステムだな〜。クリームチーズを少し加えたオリジナルの豆腐や、餅入りのコロッケなど和洋折衷のオリジナル料理が意外と美味しかったり。そのまま勢いで二次会へなだれ込む。ビアパブで、「太閤ビール」という大阪の地ビールを飲みましたが、ラベルが豊臣秀吉だったことと、アルコールが6%とやや高めだったこと意外よく覚えていない……ラベル持って帰れば良かったかな。
その後朝までカラオケという、思い返すとまたしょうもない週末を送ってしまったのでした。
9月1日(月)〜5日(金)
9月から職場が変わるということで、この週は送別会の連続。そのうち一日は会社とは無関係の飲み会でしたが、実質的に毎日のようにアルコールが続くのでさすがに慎重になります。とは言うものの、後半は段々乱れて来る……。木曜の夜は銀座でオシャレにワインと気取って始まったものの、二次会を経て三次会はどういうわけかS君の自宅に。さぞかし奥さんも迷惑に違いない……と思いつつも寝ているS君の顔にマジックで落書きして遊ぶ。
翌日の金曜は早めに切り上げて会社に近い私の家で軽くやりましょうと誘いをかけたものの、平日のしかも送別
会シーズンということで女性陣は全員辞退、男性三名でささやかな打ち上げ。平和的な飲み会で締めくくりましたが、それでもビールで乾杯した後缶
入りアルコールを飲み、ワインを四本空けたので……やっぱりみんな酒飲みだよなあ……。
9月6日(土)
駄目押しに……というかこの日はWINESCHOLA TEAM2000のワイン会。六本木のイタリアン「デ・ソト・バル・ノザキ」にてイタリアワインをテーマに。
各自一本ずつイタリアワインを持込み……ということだったのですが、何しろテーマが決まったのが開催日の間際で、ろくに買い物に行く暇もなかったので(というか正確にはなかった訳ではないのですが、さすがに飲み疲れてぎりぎりまで家で寝てたのでした……)、イタリア旅行の時にもらったワイン「タッシナイア2000年」を持っていったら、見事にYさんとバッティング。私の一本は次回以降のために引き上げることに。職場と違ってこの会では一人一本持込みだと若干余ってしまうので、これで丁度良いという話も。
お料理は四種類の前菜盛り合わせに、リゾットとパスタ、肉料理にデザートというかなり盛り沢山のもの。連続飲み会の後にこれはしんどいかな〜と思いつつも、しっかり残さずに食べる。しかも食べた後の方が腹具合が良かったりするんだなこれが……。シチリアの白ワイン「デュカ・ファレセ2001年」は酸味がおとなしく前菜とマッチ、「ルーチェ95年」は一見弱いかと思いきや後半粘り強さを見せ、チーズ風味のリゾットといいあんばいに。「シエピ97年」はイタリアの超当り年ということもあって完璧なバランス。
1〜2ヶ月に一回の割合で開かれるこの会、今年は年初にイタリアに行っただけあって毎回イタリアワインづくし。いっそのこと年内はイタリアで通
すか? いやいや懸案の日本酒は? カリフォルニアは? と次回のテーマで盛り上がったのでした。
それにしても、このところワインのページが進まない……。いや、決してネタがないわけじゃなく、語るべき銘酒を口にする機会はむしろ増えているのですが、飲むペースに追い付かないのだな。時間を観て少しずつ更新しようっと……。