「4月の独り言」
4月5日(土)
浅草伝法院にて毎年恒例の「投扇興の集い」。今年も「隼扇投連(はやぶさせんとうれん)」の一員として参戦であります。かつて準優勝まで昇りつめた名門も、最近では少々鳴かず飛ばずというところで……何とか初戦突破くらいは果
たしたいものと思って、練習会とかやったりしていたのですが……。実際には練習といっても殆ど某宅の「ギミック&スティールズ」という関節可動タイプのレゴみたいなおもちゃで遊んでばかりだっだりして。まあそれでも練習の場ではそこそこの技とかも出てはいたのですが。
K先生は「今回負けたら解散!」と宣言。こりゃ負けられない!
←伝法院の庭と見事な桜
この日も天気は良く、のんびり庭の桜など眺めながら、個人戦が一段落していよいよ団体戦……しかし風が意外にある……。伝法院での投扇興は桜を眺めて風流に、というのが主旨なので、障子も明けっぱなし。従って場所取りで風の来る側を避けられるかどうかでかなり勝負が左右されるのでした。そして……案の定、場所取りに失敗して向かい風にあおられた扇子はちっともまっすぐ飛ばないのでした。
しかし、こちらはこの日のために扇子を新調、すこし重めの新品を用意していたのであります。ふっふっふ、これなら少しは狙い通
りに飛んでくれるはず。一人5投のうち大技さえ出せれば……。
自分の番になって、いざ、始めませい!
……あれ?
「こつり!」
←「蝶に当たらなければ『手習い』で無点、ですが、箱面
を打てば過料(マイナス)1点」
大きな音を立てて扇子は枕に激突。しっかりマイナス1点であります。しかもあまりにも思い切り当たったので、枕は大きく傾き、あわや「野分(のわけ)」(マイナス20点!)になりかねない勢いでした。
←「『野分』は恐怖の過料二十点。蝶が立てば過料なしだそうですが、立たないっての……」
しかも私の得点はこのマイナス一点のみ。今まで0点だって出した事なかったのに!
結果は60-3で惨敗であります。負けられないどころではなかったのでありました。
というわけで隼扇投連はその長い歴史に終止符を打ち、打ち上げでどじょう鍋を平らげながら、新たに「鍾馗扇投連」(これなんて読むんですか、先生……?)として再出発を誓うのでありました。
4月19日(土)〜20日(日)
19日はワイン会「Via Vino」。丸の内の「エスカール・アビタ」にて、テーマは「ワインと戦争」というハードなもの。詳細はこちら。
翌20日は新潟で花見の予定だったので、朝早めに戻ったのですが、残念ながらさまざまな都合により延期に。でも結構天気も良かったので、散歩がてら古町と万代橋周辺を散策。そーいえばタイトルに「from新潟」とか書いている割に、週末は殆ど東京で新潟ネタなどまともに書いたこともないのでした。
ランチはちょっと贅沢に、古町の有名な「港すし」へ。夜はとても高くて入れないだろうと思いあえてランチを。寿司12貫に日本酒「真鶴」一合で6,000円。まあ安くはありませんが、生のトリ貝やイシナギ(スズキに似た魚とのこと)などはとても美味。カウンター席は大きな窓や白い天井から外の光が入ってきて明るくかつくつろげる雰囲気で良かったです。
川の周辺は、既にあまり桜もありませんでしたが、代わりに鮮やかな赤と黄のチューリップが咲いていてなかなかの眺めでした。
←古町の勝楽寺、イギリス領事館跡
←万代橋から昭和大橋の間の「やすらぎ堤」