「ルーウィン・エステート・アートシリーズ」89年



 オーストラリアの白ワインの中でも有名なこの「ルーウィン・エステート」、画家がラベルを描くところなんかは、前述のギリシャのシャトー・ジュリアなんかと同じで、やはり名門「シャトー・ムートン」を意識してのことでしょうか。そういう意味ではいささかミーハーな感じがしないでもないのですが、フランスとかと違ってあまり知られていないオーストラリアワインの中でも飲んでみたい物ではありました。
 某デザイン会社さんと仕事関係で飲む機会があって、たまたま私もその中に紛れ込んだのが、渋谷のオーストラリアワイン専門のお店。ワインリストを渡されると、オーストラリアワインばかり何ページにも渡って書き連ねてありました。「こ、こんなにあるんですか!」中にはテレビでしか見たことがない「ウルフ・ブラス」なんてのもある! しかし、既に三次会、しこたま酔っ払っていたので、「ウルフ」は遠慮してこの「ルーウィン・エステート」の白と「ヤラ・リッジ」の赤を貰う。(……どこが遠慮してるんだ……)
 10年もねかされるとこの白もやや褐色になって非常に落ち着いた色合い、しかも香りも強く、熟成したシャルドネ同様の滋味感もある。こりゃ、もったいないことをしたかな。でもどうせ今回は接待だし、ここまでいい頃合になった代物なんて滅多にお目にかかれない。ちなみに「ヤラ・リッジ」の赤も相当なものでした。私はそれでも意地になってグラス二杯ずつは飲んだんだけど、他の方々はさすがに限界で少々残してしまったみたい。さすがにふらふらで、十分堪能したとは言いがたい。次回はもっと良い状況で飲みたいと思ってしまいました。しょうがねえなあもう、酔っぱらいは……。



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