シャトー・メルシャン「桔梗ヶ原メルロー」94年


日本でも、シャトー・メルシャンで「城の平カベルネ・ソーヴィニョン」と「桔梗ヶ原メルロー」という素晴らしいワインを作っている、という話は、テレビでも観たことがあって知っていたのですが、なかなかお店にも置いていないしなあと思って諦めていました。
初めてこの「桔梗ヶ原メルロー」を口にしたのは、去年の末、東京駅の近くのバー「AVON」でのこと。とにかくその香水のような強くて華やかな香りに驚いた。しかも他のボルドーやカリフォルニアのメルローと違って、とても柔らかい。確かボルドーやバローロと並べて飲んでみたんだけど、ダントツにおいしかったのだ。
もう一度試したい、と思いつつ、なかなかお店には売っていない。有名だし生産量も少ないときているので、滅多にお目にかかれないものらしい。こうなったら直接塩尻まで足を運ぶしかないかなあと思っていたら、なんと渋谷のお店に置いてあるのを偶然見つけることができたのでした。
一本八千円。安いとは言えないが、質を考えたら絶対お勧め。三本買ったうち一本空けたけど、お店で飲んだ時の方がより柔らかい気がした。これはデカンテーションして飲んだ方が良かったかな?



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