「サシカイア」94年


イタリアには王様「バローロ」と女王様「バルバレスコ」の他に、「サシカイア」という素晴らしいワインがある、ということは知っていましたが、これもなかなかお店には置いていない。この間友人がイタリア旅行へ行くというので、さっそくこのワインを見つけたら買って置いて欲しいと頼んだのだが、結局見つからなかったそうだ。
「バローロ」や「バルバレスコ」がネビオロ種を使っているのに対し、この「サシカイア」はフランスの品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを使っている。従って最初はテーブルワイン扱いだったのが、この94年からはれてDOCへと格上げされた。とにかく人気が高い銘柄で、各国へ割当制で振り分けられているらしい。
これも当然諦めていたところ、偶然やはり渋谷の店で見つけることができた。感激!
とにかく香りが強く、柔らかく、まあとにかくこのタイプのワインでは百点満点、文句の付けようがない、といった味でした。きっともっと寝かせればさらに香りが引き立つのだろうなあ。ワインセラーなんて持っていないから、買ったらすぐ飲んでしまう私にとっては、掘り出し物だろうが何だろうが、すぐさま空けて友人たちに振る舞ってしまうのであった。


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