「フロッグス・リープ・ソーヴィニヨン・ブラン」97年



 トップページで書いたように、98年10月17日、北千住の店で行われた浅暮三文氏のデビュー祝賀会に参加したのですが、その時私は、持ち込み可というので、ワインを三本持っていったのでした。
 その時持っていったのは「ドゥーツ」のシャンパーニュ・マグナムボトル(一応これがメイン、お祝いにシャンペンは欠かせない)、チリのモンテ・アルファ・メルロー、そしてこのフロッグス・リープの白でした。
 たいして寒くもないのに帽子なんか被ったりして、しかもマグナム含めて三本も持っていったものだから、重たいやら暑いやらで汗びっしょり、という有り様でした。
 このワイン、決してお高くはないし、何よりラベルがシンプルで可愛い。前にメルローを飲んだんだけどおいしかったです。カリフォルニアの食用カエルの養殖地に81年に設立された新しいワイナリー。無名のデザイナーにたった200ドルで依頼して作ったラベルが、ナショナルグラフィックデザイン賞を受賞、スミソニアン博物館に永久保存となったとか。
 このソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネと殆ど見分けがつかないほどスタンダードな辛口でした。個性的というほどではないけれど。うーん、私の乏しい経験では、赤ワインよりも白ワインの方が、日本酒同様いい味、好きな味に巡り会うのが難しいと思います。皮を全て除いて果汁のみで勝負する点は、米を磨きに磨いて作る日本酒に通じるものがあるかも知れません。



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