「7月の独り言」


7月14日(金)〜16日(日)

 CWE合格をあちこちに宣伝し、「祝ってくれ〜」と騒いでいたお陰で、連休は飲み会の三連続。
 金曜は「空想小説ワークショップ」にて、放課後の宴会に参加。池袋「土風炉」にて打ち上げ。この日は珍しくK先生は一次会で御帰宅されたのですが、KさんとYさんが帰りそびれたので、付きあって翌朝までファミレスで過ごす。さすがに後半記憶が朦朧としていました。
 土曜は、大学のサークル(えらく久し振りのような)仲間と新宿「稲穂」にて祝賀会。一年近く御無沙汰のメンバーも集まり、「鉄砲隊」「遊穂」など珍しい清酒を飲んだ後、そのまま二次会は青山の「岩井食堂」へ。ここでワインを空けだしてからそろそろ記憶が怪しくなり、どうやらその後カラオケになだれ込んだらしいのですが全く記憶になく、気が付けばNさん宅に泊まり込み。
 日曜は、昨年のSF大会企画「マッドサイエンティスト・カフェ」つながりでの祝賀会。家の近くの駅そば「江東区民センター」の調理室を借り切ってのパーティ。いつもは私ン家で私が料理を振る舞うパターンなのですが、今回はうれしいことに私は何もしなくて良いという企画。皆さんが料理の腕を振るってくれました。「紅茶で煮込んだスペアリブのロースト」「魚介のラグーソースのパスタ」「夏野菜のラタトゥイユ」「エビのココナッツミルクカレー」「トマトのブルスケッタ」「鶏糸地豆」「スタッフド・チキン」「牛筋入りネギ焼き」等々……。和洋中エスニックと、凝った料理のオンパレード ! いや〜堪能させて頂きました。何よりこっちは作らずに見てるだけってのがいいですね。またやってくれないかなあ。午後六時から十時という時間しか借りられなかったのが心残り。ちょっとせわしなかったのが残念。次回は昼から借りましょう!

   
 というわけで三連続飲み食いしまくり。さすがに朝まで飲み会はやり過ぎかなあと少し反省。三連休最後の月曜日は一人家で大人しく野菜だけ食べて過ごしたのでした。

7月21日(金)、23日(日)

 金曜は職場のN会仲間と白金のフレンチ「シェ・トモ」にて祝賀会。有機野菜のグリルがメイン・ディッシュとなるなかなか面 白い趣向のレストラン。ネットでもべた褒めしている所もあれば「私はウサギじゃない〜」と結構否定的な意見までさまざま。野菜不足しがちな生活の続く小生としてはこういうのもありかなあと思いました。店内は女性が殆どで、しかも満員状態。ソムリエさん 忙しくてなかなか注文できず。それでも開店から閉店までしっかり居座ってワインを注文し続けたせいか、最後の一本「シャトー・スデュイロー96年(10年熟成!)」はかなり破格の値段で頂くことができました。ワインは他に「マコン・ヴィラージュ」「コンドリュー」「サン・ジョセフ」「フィサン」など。
 日曜日は「Via Vino」のT氏宅で久し振りの飲み会。バリ土産にバリのワインを飲みました。白と赤とありましたが、特に白の方はさすがにちょっと酸化のニュアンスあり。でも現地の素材そのままの料理には意外と合うかも知れないなあと。こちらからはイタリア・トスカーナの「チェパレッロ」を持参。以前「マクシヴァン」でブラインドで出されたときには「とてもサンジョベーゼとは思えない!」クリーンな色と香りだったので、面 白いと思ったのですが、今回あらためて飲んでみたらやはり紛う事無き正統派のサンジョベーゼ(とは言っても野性的というよりは洗練された味わい)で、我ながら「?」……ビンテージ違いなので、2年の間に劇的にスタイルが変わったということもあり得ますが、イマイチ自信がない……。どうにも記憶って当てにならないというか、特に香りや味の記憶ってなかなか文字情報のようにはきっちり頭に残らないようです。

7月26日(水)、29日(土)

 水曜日は有志を募って……といいつつ六人が四人に減ってしまいましたが、「夏はシャンパーニュだな!」というわけで、新橋のシャンパーニュ専門レストラン「VIONYS」にてシャンパーニュづくし。シャンパーニュは外で飲めばより割高、と分かってはいるものの、やっぱりいいもんであります。軽やかなタイプの「エグリ・ウーリエ」から始まって、最後は「モエ・エ・シャンドン・ロゼ99年」。最後のロゼが特に印象的で、某サイトではドン・ペリのロゼより良いと褒めてましたがさもありなん。余韻が長く酸のバランスも良く、ある意味意外でした。
 土曜日は「ワインスカラ・TEAM2000」のメンバーで、ある意味最後の祝賀会。Oさん宅に皆で押しかけての「シャンパーニュ飲み比べ」。いやあ、たまたまですが一週間の間に2回もシャンパーニュ大会に参加してしまうとは! こちらは全部持ち込みなので、シャンパーニュもNVからビンテージ、ブラン・ド・ブランから果 てはイタリアのフランチャコルタからスペインのカバ、アメリカのスパークリングまで、ありとあらゆる種類のスパークリング・ワインを堪能してしまいました。最後には「Congratulation!」の文字の入ったケーキまで! 皆さんありがとうございます!

  

 さすがに泡物は酔うようで、しっかり終電に間に合うはずが、間違えて終わってしまった地下鉄の改札に入ってしまい、結局途中からタクシー帰り。うーんちょっと情けない。


7月1日(土)

 銀座「CLUB-NYX」にてワイン会「Via Vino」の2回目、アルザス・ロワール・ローヌをテーマに。
 ランチを楽しみながら、きちんとワインの基礎を学びましょうというこのワイン会、2回目にして私のひいきのアルザス・ゲヴルツトラミネールや、ロワールのビオワインなんかが出てきて、早くも基礎どころかマニアックな方向が出てきてしまっているような……。
 この「Via Vino」の会は、基本的にはGraphitriaさんの運営のもと、独立したホームページを設けて別 途更新していく予定です。
 CWE合格直後ということもあり、少しは偉そうにしてみよう、などと思っていたのですが、実際ランチを楽しんでいる場で、そうそう深刻な話ができるものでもなく、結局講師たる私がいかに中途半端なクールビズのようなださい格好をして来たか、という話で終わったような気が……。いいんかなこんなんで。

7月5日(水)〜6日(木)

 職場でのCWE合格祝い二夜連続! 水曜日は本店のSさんにご登場頂き、丸の内「エスカール・アビタ」にてワイン会。おお!と思うワインがブラインドで……。「ニュージーランドのピノ・ノワール!」と答えたらしっかりブルゴーニュの「ボンヌ・マール」だったり(でも作り手はニュージーランドで修業したそうだから少しは関連性が……)、「ポムロールのメルロー!」と答えたらしっかりボルドーの「シャトー・モンローズ」だったり(ここまでまろやかになるのか!)と、まあ殆ど当たってはいない状態で、合格はしたもののもっと修業が必要という結果 でした。
 木曜日は、2年前にCWEを取得したF氏を中心に、今年CSWを受けるべく自主セミナーに参加しているメンバーと合格祝い。銀座の「ア・ヴォートル・サンテ・エンドー」にて。スペインのハモン・イベリコとアモンティリャードという心躍る組み合わせを始めとして、さまざまなワインを堪能しました。うーん幸せ。

7月8日(土)〜9日(日)

 本年のSF大会は宮城県松島にて開催。松島名物「ずんだもち」にあやかって通 称「ずんこん」
 ホテル「壮観」を完全に借り切っての一泊二日の開催。あいにくの天気ではありましたが、まあどうせ企画は建物の中なので。新幹線で仙台へ行き、そのまま東北本線で松島まで。ホテルで受付を済ませ、昼からとなりの公民館でオープニングセレモニー。この公民館は道路を隔ててホテルの目の前にあるのですが、すぐそこに横断歩道がないので、向こう側に渡るのにはるか遠くにある横断歩道へ向かって延々と道路に沿って歩いて行かなくてはならない……というわけであるべきところにない横断歩道、もう少しで暗黒星雲賞に選ばれてしまうところでした。オープニングセレモニーでは、司会に呼ばれた人達が壇上に現れないというシーンが二度以上続くというハプニング。おかげで司会の女性がめちゃくちゃ目立ってしまっていました。
 オープニング終了後、レストランで一息ついてそのまま「SF小説創作講座」へ。事前に課題を出して小説家や編集者の人に講評してもらうという恒例の企画。毎年SF短編を提出していて、参加するのも今年で8回目。毎回良かったり悪かったりで、進歩しているんだかいないんだか良く分からないまま続けていますが、今回は趣向を変えてエンターテイメント&ハッピーエンドの路線で書いてみたら、見事にすべってしまった模様「まあまあ面 白いが新しさがない」とはある意味予想通りの評価であります。
 恒例の「星雲賞授賞式」の前にちらっと立ち寄った「リミックスコンテンツ上映会」、これが意外と面 白かった。数々のアニメを再編集してパロディ化しているのですが、「ドラえもん」に話題の「デスノート」を組みあわせたりと、なかなかツボを押さえた佳作が多かったです。途中で授賞式の方に移ったのですが、どうせ結果 発表はすぐ配られるんだからもう少し観ていけば良かったかな。
 ディナー・パーティでしばしくつろいでから、TV「アニメ夜話」にも出演している氷川竜介氏の「サイバーアニメ進化論」や、森下一仁先生も参加された「作家と語る海洋SFの魅力」などの企画を覗いた後、午前一時から午前四時まで宴会部屋でだらだら過ごし、仮眠を取った後午前9時からのクロージングセレモニーに参加。暗黒星雲賞はインクがかすれて字が消えてしまうタイムテーブル。そういやどうも手が汚れると思ったらこれのせいか……。ジェンダー研発表会の場面 を撮影して欲しいとIさんから頼まれてデジカメを預かったら、セレモニー終了後Iさんがそのままカメラのことを忘れて帰ってしまい焦る。クロージングの後何故か「日本沈没」対談。車椅子移動ながらも未だ健在な小松左京先生と、次は「エスパイ」を撮りたいという樋口真嗣監督との対談はなかなか面 白かったです。
 帰りはやっぱり雨。時間があれば伊達政宗記念館か石森章太郎漫画館でも回ろうかと思ってはいたのですが、天気のせいかその気力もなく、そのままサイコドクター夫妻と合流して、仙台駅で牛タン定食など食べてから無事東京へ帰ったのでありました。


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