「2月の独り言」


2月27日。

水曜日、木曜日とたまたま会社関係の飲み会が続いた後、前の日の金曜の夜に「空想小説ワークショップ」の飲み会でしこたまワインを飲んだというのに、この日は昼から新宿でワインを飲みながら食事。一応私の誕生祝いという名目で、父親抜きで家族と会食。
シャンパーニュの「ポール・ロジェ」「スタッグス・リープ」を飲む。
弟も結構飲める口だけど(おまけに味にうるさい)さすがに前の日の酒が抜けてなくて、昼間からぼーっとした状態で、「創元推理倶楽部」の会合に。
なんやかんやで二次会、三次会まで参加。二次会のカラオケルームで延々と推理小説談義に耳を傾け、もう酒はいいやという状態で、確か三次会でイタリアの白ワインのソアヴェとチリの赤ワインの二本を四人のテーブルで空けたという……。

2月28日。

銀座のエノテカにワインのテイスティングに行く。
DRCの「リシュブール」と「クラン・エシェゾー」、そしてアルノーの「ロマネ・サン・ヴィヴァン」という豪華なグラス三本セット。
楽しみにしてたんだけど、この数日間アルコール漬けだったお陰で、味なんか良くわかんないや、という……。
これじゃ体にいいわきゃないよ。来週は禁酒ね。
……あ、既に土曜に飲む約束が……。


2月18日。

幕張メッセで開かれていた「MAC-WORLD EXPO」に足を運びました。
スケルトンタイプの「i-Macポータブルが出てるかも知れない!」という期待も空しく、特にめぼしいものも見つからないままちらしを貰って帰ってきました。
早く出してくれないかな、軽くて持ち運びやすいMacのノート型パソコン……。
途中市川真間駅の「ひさご亭」で昼食を取りました。
タンメン+餃子というスタンダードな取り合わせでしたが、なんとこの餃子、一皿六個入りなんだけど、一個がおにぎりくらいの大きさがある。四人で出掛けて、全部平らげたのは私一人でした。うーん。

2月20日。

最近調子に乗って食べ過ぎていたら、ついにズボンが入らなくなっていた。
この一ヶ月で2〜3キロは増えている。
いかん、運動をせねば、と思い立ち、錦糸町のバッティングセンターに行く。
人がいたら恥ずかしいから帰ろうと思ってたけど、全然空いていたので、さっそく300円入れてチャレンジ。
当然ながら一番スピードの遅いコーナーを選ぶ。
20球全部空振り。
おかしい。去年は当てることくらいはできた筈なのに……。
ええい、面白くもない。
おしりが痛くなったのですぐに帰る。
家へ帰ってパソコンを打っていたら手首が痛い。
いいやこの際デブでも。一体誰が気にするってのさ。


2月15日。

この日は私の誕生日であった。
残業している会社の人に「祝って下さいよう」と泣きつく。
妻子ある先輩方と三人で、浅草の「越後」という居酒屋さんでお誕生会。
ここには「赤い酒」という何だか珍しい日本酒が置いてありました。さっそく注文。
ロゼワインの様なきれいな色をしていて、しかも飲んでみると確かに日本酒という、不思議なお酒。
新潟県の醸造試験場で作られた、紅麹を使用した清酒ということで、決してまがいものではないのであった。
口当たりはかなり甘く、辛口の清酒が好きな人には合わないかも知れないけれど、私は気に入ってしまいました。
お酒のコーナーにも紹介しておきました。
家に帰ると、会社で残業している仕事好きの弟から珍しくメールが来ていました。
「happy birthday to you
happy birthday to you
happy birthday Dear ひとしちゃん
happy birthday to you ひゆー ぱちぱちぱちぱち
my brother's brother ひげ剃ってもいまいち。より」
……仕事のしすぎてちょっとハイになってないか? 大丈夫か、弟?


2月13日。

職場の人間からは、どうも私は食いしん坊だと思われがちのようである。
そんなに食べてはいないと思うけどなあ。そりゃ外食する時大抵反射的に「大盛り!」と注文してしまうようなところはあるが。体が小さい割には結構食べるように見える、というだけじゃないかなあ。
この日は大学時代の友人と三人で新宿で食事。
新宿の「浪漫房」という店でビールと日本酒を飲み、「もちのラザニア」(美味!)とか面白い物を次々と注文。
「久保田」とか「黒龍」とかで十分酔っていた筈なのだが、その後、私のワガママでワインの店「VIN VINO BRULE」でボトルを2本開ける。
まあここまでは普通だと思うが、解散して11時半頃森下の駅に着くと、万札はたいてさんざん飲み食いした筈なのに何かお腹が物足りない。そのまま衝動的に夜中も空いている回転寿司へ。
セーブしたつもりだが、やはり寿司は別腹。結局10皿(20個)平らげる。
翌朝即売会に行くので結構早起きしたが、お腹が空いていたのでCVSでおにぎりを三個程買う。
……やっばりこれ、食いすぎじゃないのか?
運動嫌いのくせに。今に病気になるぞ(もう去年なっているか……)


2月6日。

最近マンガを描くペースが落ちているなあと反省し、さてどうしたものかと対策を考えた。
何で原稿が進まないか。もしくは完成度が低いのか。
理由は簡単。要するにすぐ眠くなってしまうからである。
夜八時頃帰ってきて、夕食を作って食べる。後片づけをして、なんだかんだで十時。
本やら紙やら山積み状態になっている机に向かってもなんにもやる気がしない。
メールチェックなんかやっていて、十一時も過ぎるといい加減疲れて眠くなってしまう。
さて、そこでいいや、仕方ないと思ってお風呂に入っちゃう訳ですが、くじくじしていると午前一時二時位になってしまう。
結局殆ど会社から帰ってから何もしないまま一日は終わってしまう。
このままだらだらしていたらまた作品が進まない。コンテだけでも仕上げたいがどうしたらよいか。そこで考えた。萩尾望都さんのマンガに、作品のコンテは喫茶店で描くとあったのを思い出したのである。
家にいると遊んでしまうが、喫茶店ならコンテに専念するしかないから、効率が良いのだそうだ。
さっそく真似をして、土曜日は喫茶店でコンテの日と決めた。
結果は……確かにそれなりにコンテは進みますね。うん。
でも実際には、結局お出かけついでに「江戸東京博物館」に行って「元禄繚乱展」を観てから喫茶店を探してうろうろしていたので、実質的にコンテに取り組んだのは三時間程度かなあ。



2月5日。

ついにビデオが壊れた。
録画予約をしても出だし5分くらい真っ白だし、下手すると全然録画されていなかったりする。
通常に録画した物も途中で映像がぶれてしまう。
というわけで修理をお願いしたのだが、依頼して一週間後、ようやくサービスマンが来て点検。
「チューナー部分の接触不良ですね。無料で直せます」
との言葉に一安心するのも束の間、どうもあれこれいじっても良くならない。
「ヘッドが寿命なのかも知れませんね……」
「でもまだ買ってから三年くらいしか経っていないんですが……」
「結構ご覧になっていますか?」
「会社勤めですから、そんなには……」
といいつつ、ビデオの周囲には未整理の録画済みテープが100本ほど散らかっている……あまり説得力はない。
結局引き取って修理して貰うことになる。
「ざっと2万円というところです」
うっうっ、さっきは無料だって言ったのに……。
仕方がない。これから先一週間、ビデオなしの生活が始まるのか。

まあとりあえずテレビは観れるわけだ。
「彼氏彼女の事情」を久しぶりに観る。
なんじゃこりゃ。全編紙芝居。さすが庵野監督……。エンディングで使用した絵を燃やしている映像が……これって斬新なのかなあ。
「クレヨンしんちゃん」に続いて、「マディソン郡の橋」を観る。山田康夫が声を入れていないクリント・イーストウッドは何か変である。
そのまま「タモリ倶楽部」に「さんまのまんま」に……と、あらためてテレビ・ビデオ依存症であることを再認識した一日でありました。


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