北の国から’89帰郷


中学を卒業して旭川の看護学校の定時制に入学した螢。通学の電車の中で会う青年に心を惹かれる螢。
五郎は新しい丸太小屋を作るために中畑から材木を購入していた
ある日、螢が働いている肛門科に憧れの青年が診察に来た。勇次という
名前だった。それがきっかけで二人の交際が始まる。
勇次の育った村はダムの底に沈んでしまう予定の滝里村、そこに行った二人はH.Yと
いうイニシャルを木に刻む。
その後、螢は看護実習のために翌年から旭川で住み込む事になった。
純は東京で働きながら定時制に通っていた。仕事を三度も変えながら、流行から遅れている自分に焦りを感じいた。
ある日、知り合いから400ccのバイクを購入するが、実は盗難車で警察に連れて行かれた。事情聴取され、工場の先輩の水谷が警察に呼ばれた。
その翌日、純が大切にしている五郎の土の着いた2万円がなくなっていた。
純は焦り、更衣室のロッカーを次々と開けていく。結局、同僚のアカマンが借金の返済の
ため水谷に渡してしまったのだ。水谷に札の交換を頼む純。
拒否する水谷にカッとして、手にしたバールで殴ってしまう。
翌日工場はクビになり、東京に幻滅した純は富良野に戻る。
富良野の人達は純を暖かく迎える。
純は五郎と暮らしたいと言うが、五郎は拒否した。
ある晩螢がラジオでれいのリクエスト曲が流れていると言う。
純は札幌に向かい、放送局でれいのハガキを探し出し、
れいが働いているファミリーレストランで再会する。そして、純は東京に戻り、螢は旭川に向かった。



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