「5月の独り言」
5月21日(土)
T氏夫妻を自宅に招いてささやかなワイン会。
前回購入した「アルマン・ルソー・ジヴレイ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック1997年」を、同じビンテージの「ドミニク・ローラン・ラトリシェール・シャンベルタン」と比較試飲するという趣向。
伝統の作り手の一級と、新興の作り手の特級との比較……試飲結果
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5月1日(土)
昼、新宿京王デパートにある京風懐石「美濃吉」にて家族と会食。
コースメニュー「月懐石 薫風」の内容は以下の通り。(お品書きを持ち帰ってきたのでした。)
・先付 胡麻豆腐
・前菜 鰻寿司他6品
・煮物椀 油目丸吸仕立て
・向付 刺身盛り合わせ
・焼物 若鮎笹焼
・旬菜 京茄子 薄葛あん掛け
・強肴 牛ヒレ肉照焼・フォアグラ・大根
・釜焼き御飯
・水物・京菓子・抹茶
一つ一つのお皿は小さいので、それほどの量ではないのですが、これに加えて鰻寿司を追加したので意外と満腹。「若鮎笹焼」は、鮎を焼いた後、串に刺したまま塩と笹と炭の入った壷に入れて香りを付けたもので、まだ時期的に早いこともあって骨ごと食べられました。鮎はいいなあ。「牛ヒレ肉照焼」は、煮た大根の上にヒレ肉とフォアグラを重ねたもので、これはちょっと自宅でも作れそうかなと。フォアグラの脂っこさが大根のすっきりさと打ち消しあって美味でした。
この後池袋に向かい、SF大会企画「マッドサイエンティスト・カフェ」メンバーの打ちあわせ兼飲み会に飲み会だけ参加。Kさんは自作のネールアートを披露。器用な人達が揃ったものだなあと感心したのでありました。
5月3日(火)〜4日(水)
GW恒例のSFセミナーに参加。詳細はこちら。
翌日の朝帰宅し、そのまま夕方まで寝てました。何もしてないけど、は〜しんど。
5月5日(木)
これまたGW恒例、東京ビックサイトで開催のコミティア72に参加。
「マッドサイエンティスト・カフェ」メインのメンバー、Oさんが忙しい中朝から手伝いに。まあ前々日からのイベントの後なのでさすがに開始時刻には間に合いませんでしたが、何しろ顔の広い方なのでOさん繋がりで何冊かは売れました。途中からO内さんも合流。お喋りしているうちにいつの間にか終了時間となってしまったのでした。
そのまま銀座に繰り出し、午後五時頃ホルモン焼きの店「鳴尾」へ。炭を使うだけでなく溶岩石まで使い、かつ全ての具材が味付けされて出てくるというこだわりのお店で、しかも意外とリーズナブル。私が5,000円のワインを頼まなければ1人3,500円で済んだかなあ。十分満腹できる内容でした。
仕事のあったKさんが合流し、午後七時から三次会をイタリアンで。前の店でしっかり冷麺とクッパまで食べてきたにもかかわらず、ワインとチーズの盛り合わせなどを注文。美味しいのでしっかり食べてしまう。四次会はカフェで一服。OさんとKさんはカフェの企画についてなにやら議論を戦わせていましたが、私とO内さんはひたすら酒と食事に夢中でありました。
5月7日(土)
最近BMWの凄いレア物(1987年頃のモデルで、日本に10台位しか走っていないとのこと)を購入したT氏、さっそくその車に乗せてもらい、ワインの品ぞろえで有名な土浦の鈴木屋さんまでドライブに。
古いモデルということで、エアコンがなかなか利かなかったり、小物入れがなかったりと今の車に慣れている人にはやや細かい点で違和感があるとのことですが、カプセルの中にいるような気分になってしまう最近の車とは違って、視界が広く解放感があり、ある意味今の車よりもくつろげるような気が。私自身は車を持っていないどころか運転免許証もない人間なので、あまり車に詳しいとは言えないのですが。
土浦の鈴木屋さんは、地下にセラーを構え、数多くのストックを持ち、ビンテージ物を手頃な価格で買うことができる店として、さまざまな本にも紹介されている専門店。場所が場所なので車でも持っていないとなかなか買いにはいけないのですが、その品揃えは見事なもの。安くで買ったつもりだったブルゴーニュワインが半額近い値段で置いてあったり、日本にはまだ来ていないと思っていたスペインワインが手頃な値段でしっかり置いてあったりして、ある意味がっくり来たりして。
こういうところに来てしまうと、いかんと思いつつ衝動買いしてしまう私でありました。まあ一本くらいと言っていながら、「バローロ」の67年物と、ドメーヌ・ポンソのラトリシェール・シャンベルタン92年を籠の中へ。そして地下に欲しいと思っていた「ルソーのジヴレイ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック」があると聞くと、現金払いなので財布にもう万札がなかったのにも関わらず、T氏から2万円借りてこれも買ってしまうという節操のなさを披露したのでした。
そのままT氏の自宅へ向かい、ワインの飲み会。購入したワインはしばらくの間立てて澱を落とす必要があるので、それを飲むのは次回に回すことにして、T氏の購入した白ワイン「シャブリ・グラン・クリュ・レ・クロ」、私の持ち込んだ「ウヴェ・シュピーズ・レゲント」、T氏宅にあった「ボーヌ・プルミエ・クリュ」の3本を空けました。ブイヤベースを頂いた後、残ったスープで作られたパスタが絶品でありました。詳細はこちらのページへ