ワールドコン／グラスゴー滞在記
第五日（8.8.Mon.〜8.9.Tue）「ワールド・コン最終日」
最終日、ワールド・コンはまだ一日残っていたのですが、この日は午後一時二十分グラスゴー発の飛行機で帰らなくてはならないのでした。午前中の空いている時間でグラスゴー大聖堂を見に行くことに。大聖堂が開くのは午前九時半。タクシーで約六ポンド。車は広い高速道路のような道を延々と進んでいく……。思わず道を間違えていたらどうしようかと不安になりました。
大聖堂はガイドブックの写 真のイメージとは異なり、道路から少し細い道に入ったところにある公園といった開放的な感じ。それなりに大きいのですが、一時間もかけずに十分見て回ることができました。外に出ると、丁度タクシーで訪れた観光客が車を降りたところだったので、入れ替わりに乗り込んでホテルに逆戻り。
←大聖堂
既に荷物はまとめていたので、そのままチェックアウトをしてタクシーで空港へ。タクシー内の表示を見ると、空港までの料金は一律らしい。20ポンド払って空港に着いたのが午前十一時。来たときより若干高かったような……。
果たして搭乗手続きできるのだろうかと不安に思いながら掲示板を見る。ロンドン行きの航空機はまだ待つようにと表示されていましたが、とりあえずブリティッシュ・エアラインのカウンターに行って航空券を見せてみる。するとそのまま並ぶように言われました。ここらへんがまだ良く分からない……。あまり掲示板ばかり見ていてもだめみたい。
荷物を預けてそのままゲートへ。あっさりと手続きは済んでしまう。行きとは異なり窓際の座席を選んでみました。かなり暇な時間ができてしまったので、店でチョコレートなどを物色、土産物にスコティッシュ・ハンドメイド・チョコと、せっかくスコットランドに来たのだからと（そういえば本場に来たにも関わらず殆ど口にしていないし……）自分用にスコッチ・ウイスキー「グレン・マレイ30年・リミティッド・エディション」を購入。140ポンド。果たしてお買い得なのかどうか良く分からなかったのですが、これ以外はほとんどが見たことのあるような銘柄だったので。それほど人もいないゲートの前で、とりあえずはウイスキーを一杯。銘柄は忘れましたが、これは大失敗。なんかやたら人工的で甘く、水で薄めてもとても飲みきることができませんでした。
無事飛行機に乗り込み、そのままロンドンへ。ロンドンでも一回パスポートを見せただけでそのまま通 過。ガイドブックにもある通り、実際出国手続きは嘘のようにあっさりしています。
三時四十五分、ロンドン発の飛行機に乗り込む。行きは三つの座席を独り占めできたのですが、帰りは隣にものすごく体格の良い外国人の男性が日本人の女性を連れて座ってきて思わず焦りました。「こんな大きな人が隣になってすみません」と流暢な日本語で話しかけられ、逆に戸惑う。スパークリングワインなど飲み、特に腹具合も悪くはならず、用意しておいたベンザリンのおかげで無事飛行機の長旅をしのげました。行きの飛行機の映画は「銀河系ヒッチハイクガイド」と「マダガスカル」だったのですが見逃したので、同じ物をやっていれば…と思ったものの、プログラムは違っていました。結局、「ロボッツ」を観た後（英語はともかくまあ内容はそこそこ理解できたつもり）、「ミリオンダラー・ベイビー」を観た。気になるエンディングは、一回目は後もう少しというところでトイレが我慢できず、戻ってきたらエンド・タイトル。二回目も後もう少しというところで着陸態勢に入ったので結局観られず。
無事成田に到着。預けた荷物を受け取り、外へ出ようとしたところで一通 りバッグを開けて中身確認。英国ではバックを開けるように言われたことはなかったのですが、日本では行きも帰りもかなり徹底的に調べられました。フランス行きやスペイン行きの旅行ではなかったことなので、やはりこれは英国テロの影響でしょう。
成田からスカイライナーで上野へ出て、上野からタクシーで自宅まで。昼には無事自宅に到着。めでたしめでたし。
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