「4月の独り言」



4月22日

 この日は赤坂へ「WINESCHOLA」の第二回目に出席。例のごとくテイスティング・テストを受ける。
 白は再び全滅状態。ヴィオニエ種をソーヴィニヨン・ブランと、ソーヴィニヨン・ブラン種をシャルドネと、ゲヴェルツトラミネール種をリースリングと間違える。ヴィオニエのワインなんてあまり飲んだことないからまあ仕方ないとして、今回は赤の方もしっかり間違えたのでした。カベルネ・ソーヴィニヨン種をメルローと、メルロー種をシラーと、シラー種をマルベックと間違えたのでした。くそ〜白はともかく赤が当たらないとは。つい先週新宿でシラーのワインをわざわざ選んで飲んだばかりだと言うのに……。三つ並んだ時同じものは出ないだろうと考えるから、一個間違えるとそのままずれ込んじゃうんだよなあ。出されたメルローがやや熟成の進んだ赤褐色のもので、シラーの方は結構色鮮やかなくせの少ないタイプだったんで、まず色から来る先入観に惑わされたなあ。
 くやしいのでテイスティングに使ったワインを貰って帰って、家で一人でワインに関するビデオを見ながら夜中の三時まで試飲を繰り返す。うう、これじゃただのキッチンドランカーだよ


4月21日

 今週は残業続きでワイン講座にも飲み会にも行けず、なんかずっと頭痛持ちの状態の一週間でした。書くこと何もないな。
 ホームページの容量が契約していた上限をオーバーしたらしく、しばらく画像をアップできない状態が続いていました。(もっと早く気付けばいいのに……)一応倍にしておいたのでもうしばらくは安泰かな。


4月14日

 空想小説ワークショップ第一回。講座の後に公園でお花見。といっても既に葉桜でした。先週満開だっただけに無理もないけど、それにしてもこんなに早く散ってしまうとは!
 本当に花見があるかどうか分からなかったので、日本酒を一本だけ持っていきました。「八海山」の生酒。2月に新潟に行って来た時に持ち帰った物。……しまった! 大好評で一瞬にしてなくなったのはいいけれど、瓶を持って帰るのを忘れてしまった。これではホームページに載せられないや!(この日記を書いていてはじめて思い出したという……)
 以前にワークショップのメンバーだったFさんが、外国人の旦那さんと生後六ヶ月の赤ちゃんを連れて参加。ご主人の名前は「オースティン」「オースティン・パワーズだ!」「オースティン・パワーズ・デラックスだ!」とみんなして喜ぶ。赤ちゃんの名前は「アンジェロ」。赤ちゃん好きの私はそばにいてちょこっと抱かせてもらったりもしたのですが、あばれてなついてはくれませんでした。しくしく。
 「シネマティーニ」という本に映画に出てくるお酒が詳しく語られていると言う話をMさんから聞く。ジェームズ・ボンドはウォッカベースのマティーニが好きだったんだそうな。ウォッカベースのマティーニなんて聞いたこともないけど。トマス・ハリスの新作「ハンニバル」に、なにやらワインの銘柄がいくつかグルメのレクター博士に紹介されているという話を聞き、Mさん達とそのお酒を集めて飲もうという企画が持ち上がる。レクター博士とワインか! なんて素敵な組み合わせ。ぜひやりましょうと約束したのでした。


4月12日

 赤坂で「WINESCHOLA」というワイン関係の講習会をやっているのを知って、ソムリエ・ワインアドバイザー受験講座に顔を出すことにしました。
 もっとも、お店でのサービスの経験がないとソムリエにはなれないので、私の場合受けられるとしたらアドバイザーの方。まあ日頃シロウトのくせに知ったような口をきいているのもいかんだろうと思って、ちょっと受けてみようかななんて甘い考えで行ってみたんですが……。もらったテキストは700ページ以上もある分厚い物で、覚えなきゃならない銘柄は数え切れないほど。早くも前途多難であります。第一、会社勤めで夜の講義なんかちゃんと受け続けられるんだろうか。
 一回目の講義からテイスティング・テストまでありました。白三種と赤三種。赤三種は品種を当てることができたけど(典型的なピノ・ノワール、ガメィ、カベルネ・ソーヴィニヨン)、白三種は全滅。ミュスカデをシャルドネ、シャルドネをソーヴィニヨン・ブラン、リースリングをミュスカデと間違えました。三番目の奴は確かに独特の甘い香りがしたのですが……うーんアルザスの辛口のリースリングがあることを見逃していたなあ。
 この講座を申し込んだ後に、会社でもアトバイザー向けの講座を開いていることを知りました。くそーこっちはタダだったのに。まあいいや、一応両方に極力顔を出すようにしよう……。


4月8-9日

 4月8日は自宅で「日本酒の会」。皆が持ち込みしてくれたおかげで、こちらでは何も用意しなくて済んじゃいました。詳細はこちら
 日本酒の方が楽に飲める、という人もいましたが、私はどうやらワインの方が量は飲めるみたい。結構日本酒はアタックが強いので、割とすぐふらふらっと来るのだな。これは個人差のレベルでしょうが。
 4月9日は天気が良いので、近所の猿江公園までお花見がてら散歩。一気に暖かくなったせいか、結構人が集まっていました。しかしなんだな、確かにきれいではあるのだが、一人ぽつぽつ歩いて花を眺めていても別にそれほど感慨を抱かないのだな。感受性が鈍っているのか、視覚的な刺激に慣れてしまっているのか……。


4月4日

 久しぶりにマンガを買う。「HUNTER×HUNTER」8巻と、「MONSTER」13巻、そして「EDEN」の1〜4巻。
 「HUNTER×HUNTER」の方は、ハンター資格試験の下りが一段落して、登場人物の一人クラピカが一族の仇として探し回っている「幻影旅団」の話へと展開が進んでいました。奇術師ヒソカも実はこの「旅団」の一員で、他のメンバーもなかなか一癖も二癖もあって今後が楽しみ。なかでも黒ずくめで眼鏡をかけた、胸に十字架が光っている少女シズクの無感情な残虐さは期待大。でも段々「ジャンプ」のカラーからはずれて難解な展開になっているので、妙なところで打ち切りにならないことを願うしかないな。
 「EDEN」は、96年のアフタヌーン四季賞を受賞した遠藤浩輝氏の長編。この人の感覚は自分にも近い物があり、目を蓋のように空けて機械と接続するサイボーグのソフィアが注目株。人間の体内を溶かすクローサー・ウィルス、そのウィルスを元に作られた人造人間アイオーン……。設定も魅力的だけど、先の読めない不安な展開はこの作家独自のもの。特に3巻のラストの盛り上がりは素晴らしく、こちらも非常に今後が楽しみです。


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