「7月の独り言」



7月27-30日

 木・金・土は会社を休んでのマンガ原稿仕上げ。木曜・金曜は二人、土曜には四人のメンバーがアシストに参加してくれました。肝心の金曜のワークショップは休んでいるというのに……。この間、ついでに小説「冬の日の幻想」もプリントアウトして徳間の小説賞に応募。ホントは大幅に手直しして出したかったんだけど……。
 今回自宅に呼んでベタとトーン貼りを手伝ってくれたのは全部で11名。うーん、広い部屋に引っ越して良かった(コラコラ……)。
 そんなこんなで無事30日には本文原稿を入稿。全51ページ、既刊の第一〜三集と合わせるとこの長編は160ページ描いたことに……物語はやっと中盤に入ったというところ。このページ数でこの進行状況では、ちょっとなあ。あの大友克洋氏の「童夢」が230ページであれだけのスペクタクルを展開していることを思うと、なんかずるずる引き伸ばしているだけのような気もするなあ。
 というわけで今回入稿の「冬の日の幻想Part4」、8月13日(日)の西お-26bにて発売開始です。どうぞよろしく。
 明日から会社……ちょっと行くのが恐かったりして。


7月25-26日

 25〜26日はワインアドバイザー受講者向け講習会(ソムリエ協会主催)がまるまる二日間行われるので、それに出席。これは先月既に申し込んでいたもの。本来ならマンガ原稿は入稿済み、二日年休を取って余裕の受講、という予定だったのですが……。おまけに7/29(土)は年に一回の土曜出勤日。まともに通勤していれば当然間に合わない計算。
 そこで決死の五連休を申請。十年勤続の特別年休(三日間)を使っての裏技であります。火・水は講習会、木・金・土で漫画を仕上げ、かつ7月末締切の小説公募にも作品を送ってしまおうという計画であります。なんてまあ、図々しい。それでもいままでそんなに年休を使っていないし、八月は最低限の休みで我慢するということで何とかごまかす。
 というわけで火・水は品川の高輪プリンスホテルにて終日講習会。二日間九時から五時五十分までみっちりと講義を受けました。ノート一冊殆ど使い切るほどのボリュームで、右手のペンだこがきりきり痛む程。こりゃ正直な話、会社に行っているよりしんどいわ。しかし授業中の居眠り常習犯だった私がぱっちり目を開けたままノートを取りまくったわけだから、結構面白かったということでしょう。特に最後の実技講座は、講師のソムリエ、佐藤陽一さんがなかなかおもしろおかしく講義してくれたので楽しかったです。おもわずパニエ(ワインを寝かせたまま移動させるバスケット)を買ってしまったぜ。


7月22-23日

 この土日も例によってワークショップのメンバーに声をかけてマンガ原稿に取り掛かったのでした。土曜日には二人、日曜日には四人のメンバーが参加。うーんなんて心強い。
 日曜の朝にはコーシン出版に出向いてまずは表紙の入稿へ。カラー表紙だけはどうしても先に入稿しなくてはならないのでした。もっともプリンタがインク切れで、見本なしのデータのみの入稿。カラー表紙入校時に印刷見本が間に合わず、延長料金を取られるにも関わらず本文原稿が間に合わない、というのが毎回のパターンとなってますなあ。


7月20日

 中目黒の「La Fenice」というイタリアンのお店で、午後一時から戸山高校一年のクラス会。突然の連絡でしかも随分久しぶりだったので、正直言って参加すべきかどうか迷ったのですが(マンガ原稿は終わってないし、行って浮いちまったらどうしょうかとも思ったし)、担任のH先生もお元気そうで、自家製ビールまで皆に振る舞ったりしてくれたし、行って良かったです。卒業して二十年も経つのに十五名近い元生徒が集まるというのは、やはり人徳ですねえ。
 暇な時だったらそのまま二次会まで参加しても良かったのですが、夕方には元ワークショップのKさんがアシストに来てくれることになっていたので一次会で切り上げて帰宅、しこたまワインを飲んでいたので、いつもなら原稿には向かわないのだが、この日ばかりはそういう訳にもいかず、ぼんやりしたまま何とかカラー表紙に取り掛かったのでした。入稿まで十日、間に合うか?


7月15-16日

 この週はなんやかんやと平日忙しかったので(とはいうものの、必ずしも仕事ばかりって訳でもないが……)この土日は外に出ないで原稿に専念することに。
 土曜日はワークショップのS氏が忙しい合間をぬって来てくれました。しかし他の方々は何かと用事が入ってしまったようで、殆ど自分一人で机に向かうことに(自分の原稿なんだから当たり前じゃ!)。
 日曜日の夜には何とか最終ページのペン入れにまでたどり着く。もっとも描くのが面倒なシーンは飛ばして進めているので、未完成のページが数えてみたら16枚もあるのでした。ああ、先は長いなあ……。残り二週間でホントに仕上がるのかな。


7月14日

 今日は池袋でワークショップ。しかしなかなか仕事を抜け出せず、教室についたのは終業間際。しかしとりあえずたどり着ければオーケーとは思っていたのでした。
 以前この講座でダールの「味」が紹介されたので、この日はそれに登場した「シャトー・ブラネール・デュクリュ」を持ってきたのでありました。ビンテージは97年と若いもの。値段は4000円くらいだけど、同じ銘柄でも90年ものは1万円。この辺のクラスは結構ビンテージによって値段が違いますね。講座の終わりに皆に振る舞ったのですが、これについては他ならぬ森下先生がホームページで細かく感想を書いて下さいました。確かに、ダールが書いているほど「愛嬌がある」かどうかは別としても、茶目っ気がありながらもピリッとした感じ、というのはこのワインの味をよく表現しているように思います。


7月12日

 今日は全十回の赤坂WINESCHOLAの受験受講講座の最終日。最後のテイスティングくらい完璧に決めたかったのですが、6つのグラスのうち当たったのは結局赤の二種、ピノ・ノワールとシラーのみ。最初の講座で6つのうち3つしか当たらなかったことを思うと随分……全然進歩していないじゃないか!
 最終日ということで講座の後午後九時半から教室の近くの「LA PORTA」というイタリアンで激励会。ドン・ペリニヨンの差し入れもあってかなり豪華なディナーとなりました。しかし11時を過ぎてから魚と肉のメインディッシュが出てくるとは……前日あまり寝られなかったにも関わらず帰りは終電間際。うーんハードだなあ。


7月9日

 7月末が締切の同人誌マンガ原稿がさっぱり終わらないので、空想小説ワークショップの人達にアシストを依頼。四人もの人が集まってくれました。中にはマンガ原稿経験者もいてなかなか心強いものが。
 総ページ数51枚。下書きはとりあえず一通り入ってはいるものの、ペンが入っていない原稿が20枚近く。消しゴムがかかってベタとトーンが可能な原稿も20枚程度といった状態。相変わらず毎回ギリギリだけど、下書きが完成している分まだましな方かしら。
 あらかじめシチューを作っておいたので、夕食はそれをふるまう。「料理作っている時間があったらもう一枚くらい原稿完成してるんじゃない?」うーん、ごもっともです。


7月6日

 ここのところはかなりのハードスケジュールな毎日でした。
 先週の火曜日に11時近くまで残業、水曜日は朝から夜までぶっ続けでミーティング、その夜そのまま8時の新幹線で大阪へ向かい12時頃ホテル着、翌朝朝から大阪にて新商品プレゼン、昼には新幹線で東京へ逆戻り、そのまま会社へ戻り仕事、次の日は本店で商談のあと役員プレゼン、気がつけば金曜日の夜。土日は一歩も外へ出ずに溜まっていたマンガ原稿にとりかかり、20枚ほどペンを入れる。月曜日は早朝羽田空港へ出発、九州へ説明会、夜八時の飛行機で東京へ戻り、翌日再びミーティングと商談、外出とプレゼンが重なる中どうしても仕事はずれ込みこの日も残業、翌日柏にある研究所で打ち合わせの後、昼からのプレゼンの為に新宿へ向かう。夜はワインスカラのセミナーがあるので急ぎ仕事を切り上げ赤坂へ……。
 7月中にはマンガを仕上げ、8月にはワインアドバイザー試験を受ける予定なんだけど、それまでに倒れないかしらね。


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