「1月の独り言」


1月20日(土)

 代官山のレストラン「ミキータ」でのワイン会の後、喫茶店「ママタルト」で一服した後、そのままTさん宅へ伺い、日本酒の会。私のお気に入りの「醸し人九平次」から始まり、「松の司」の古酒まで、二人で一升瓶1本ずつくらいは飲んだんじゃないかしら。昼から夜まで飲みっぱなしであります。さすがに翌日は起きれませんでしたが、日曜だからまあいいか。

1月28日(日)

 Kさん宅で餅つき大会。殆ど初対面の方々10名が集まる。自宅で餅つきってどんな……と思ったら、庭に大きな石うすが……。50kg近い重量 で、なるほど杵でついてもびくともしない。やる前に熱湯で暖めたりと色々大変。段取りも分からないこちらは殆ど眺めているだけでしたが、それでも少しは参加させてもらいました。小さいころなんかやったような気がしますが、杵で餅をつくなんて殆ど生まれて初めてじゃないかしら。小さいころ自宅に電動餅つき機があったのですが、その時はしばらくしたらすぐ飽きてしまいましたっけ。
 つきたてのお餅はやはり美味しい! オーソドックスに醤油と海苔で食べてみたり、納豆をはさんでみたり。中でも傑作だったのは、バターを混ぜたあんこをトッピングしたもの。甘すぎるあんこは苦手ですが、これはまろやかで実に良かったです。なるほど何にしてももう一工夫が大事なのでした。
 餅の後はベーコン鍋。ベーコンをしゃぶしゃぶ形式で頂くシンプルなものですが、なかなか美味しかったです。こういう食べ方もあるのだな!


1月1日(月)〜6日(土)

 謹賀新年、ということで、1-2日は実家に。
 実家に帰ると体調を崩すことが多いのですが、今回も2日(火)はどうにも気分が悪く、別 に腹痛や下痢もないのに妙に膨満感があって食欲がなくやたらに体がだるい……というわけで、早めに自宅に戻ってみると38.2℃の高熱。こりゃやばいと熱冷ましにロキソニンを飲んで休む。翌日3日は熱も下がり復活。4日にはカイシャに出勤してその晩はしっかり新年会でワインを飲みまくっていました。何だったんだ一体。

 5日は会社帰りにカイシャのワイン仲間で新年会。 麹町の「ル・マリアージュ」にて。
 全て持ち込みワイン。私はイギリスのスバークリング「ナイティンバー1999年」と、「シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン2001年」を持参。他に集まったのは「ドミニク・ローラン・フィサン・プルミエ・クリュ1997年」「ポール・ジャブレ・エネ・エルミタージュ・ラ・シャペル2001年」「ソレンゴ2003年」「ドミニク・ローラン・クロ・ド・ヴージョ2000年」「ドミナス1989年」。他にお店の一本「カバ・ロジャー・グラート」を空けたので、メンバー6人で8本を飲んだことになります。しかも超級クラスばっかり。
 「ドミニク・ローラン」はいかにも新樽フル使用の新しいスタイルの濃いブルゴーニュ。「ソレンゴ」はカベルネ、メルロー、サンジョベーゼを1/3ずつ使用した濃厚なスタイルのスーパー・タスカン。「エルミタージュ」はやや若いとはいえシラー主体のワインで苦渋味もしっかり。「ラ・ミッション・オー・ブリオン」はまだ若いとはいえ青っぽい匂いはなくひたすら甘味のある華やかな香りが印象的で、私好みのボルドー味。「ドミナス」は89年物とは思えない若々しい果 実味のあるワインでした。
 6日は雨の中、稲荷町の覚音寺にて投扇興の「扇開き」。新年会を兼ねて、春と秋に行われる大会の予行練習をしようというものでした。20名近くが集まり、松・竹・梅の3コースに分かれて競い合いました。相も変わらず、練習不足の私はとても低い得点なわけですが、それでも練習の時はリラックスしているせいか良い手が出たりします。
 扇を投げて枕の上に立つ的(蝶)を倒すのが基本ですが、蝶を倒したときの形が美しければ高得点になります。というわけで、単に蝶を倒しただけなら「花散里」で一点しか貰えませんが、今回はなんと「澪標(みおつくし)」で最高11点を獲得できたのでした。これは倒した蝶の代わりに扇がそのまま枕に乗っかる、という難易度の高い……というか殆ど偶然にしか起こらない手であります。

  ←「澪標」図示するとこんな感じ。
 う、うれしい! しかし当然ながらこれより上の、30点とか50点とかの技もあるわけで、今回の優勝決定戦ではなんと互いの選手が同じく30点の技を出すという稀に見るレベルの高い試合が繰り広げられました。なんと倒した蝶が扇の上に立つという、信じられない光景が二度も見られたのでした。その名を「浮舟」という……。
  ←「浮舟」いやこんなの狙ってできる筈がないんですが……。
 この目で見ても信じられません! というかくそ〜携帯で写真撮っておくんだった〜!
 というわけで、盛り上がった練習試合、そのまま新年会になだれ込み、酒と寿司でお腹一杯になった後に、K先生夫妻と田原町の「台北小館」にて台湾料理を少しつまみながら台湾紹興酒で一杯やって帰宅しました。ようし、次回の春の大会、目指すは「浮舟」ってことで。


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