ワインツアーレポート〜イタリア名醸地を訪ねる(Sicilia, Firenze, Milano)

第一日(
1/11.Sat.)「成田→シチリア到着」





 待ち合わせは成田空港第一ターミナル出発ゲートのF2~9。しかし7時に起きるつもりが前日眠れず起きたのは7時半。待ち合わせの9時半にぎりぎりセーフの状態でした。あぶないあぶない。ワインスカラのチーム2000(同じ年にアドバイザー試験を受けたメンバー)数名を含むツアー参加者10名と顔合わせの後、とりあえずは荷物を預け、朝食にカフェでアボガドバーガーを食べて無事11時半発のアリタリア航空便に乗り込んだのでした。
 今回はやや体調が悪く、三日前に風邪薬を飲んだほど。毎年正月に実家に帰ると体調を崩すんだよなあ。おまけに職場でも皆が風邪をひいている状態なので、乾燥気味の機内では鼻の奥がひりひりしてしょうがない。あまり眠れず、しかもオーディオの調子が悪くテレビも見れないままぼんやりと十四時間程座っていました。食事時に赤ワインと白ワインを一本ずつ、ミネラルウォーターと一緒に。前者は確かフリウリのメルローでした。前の席のあまり若くないイタリア人カップルが、食事の度にキスをして抱擁しあっていました。
 まずはローマ着。ここからシチリア行きへと乗り換えるわけですが、しばらく時間があったのでワインバーにて一服することに。そこはフレスコバルディのみの扱いらしく、なんと「ルーチェ」がグラスで15ユーロで飲めるのです! とりあえずはキャンティ(4.5ユーロ)を注文。香りは控えめで色は濃いけれどいかにも普通 のキャンティでした。
 19時発のシチリア行きの便へ。最初はA6ゲートだったはずが、いつの間にかA13ゲートに変わっていました。おいおい、一人旅だったら絶対分からないぞ! ここら辺がなかなか危なっかしいところであります。一時間程でシチリアのパレルモへ。到着してみると、あいにくの雨。
 バスで30分、21時過ぎにホテルに到着。軽く夕食を取ろうと21時45分にロビーへと集まり、雨の中をフロントの人に勧められたピザ屋「LA MENSA DEL POPOLO」へ。店の奥でおじさんが一人でせっせとピザを釜で焼いていました。元麻布にいたという日本人のウェイターもいていろいろと話が聞けました。なんと12/28以降一日も休みなしだって! ビザを焼くおじさんも一日16時間近く休まないそうです。イタリア人は怠け者、みたいなイメージがありますが、少なくとも今の日本人よりは勤勉なのでは? イカのフリットにクスクスやらピザやらを食べ、ワインを二本注文して7名で90ユーロ。やっぱり安いぜ! 白ワインを出すとき、現地人のウェイターが自信たっぷりに「サケより美味い」と言っていたのが印象的。フランスのアルザスでマダム・ダイスが「自分たちのワインは日本食と合う」と言っていたのと対照的であります。エビのクリームソースのビザが美味しかった。クスクスはシチリアでは良く食べられるそうです。厨房にいるのもチェニジア人で、日本人ウェイターも彼らが何を言っているかは分からないのだそうだ。なんてグローバル。
 今回はラベルストック用のシールも持ってきていたのですが、あいにく部屋に置いて来たので、瓶ごと持ち帰ることに。親切にもお店の人がビニール袋をくれました。

その時持ち帰ったワイン「DAMASKINO DONNAFUGATA 2001」 やっぱりイタリアワインってラベルがカラフル。

 風邪気味なので早々に12時頃就寝。部屋に時計もラジオもないことに気付く。しまった、やはりフロントにモーニングコールをお願いした方が良かったかしら?


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